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2011年6月22日 (水)

スッコップ持って一さらいして、記念撮影して帰っていった国会議員。

 ネットカフェや漫画喫茶の個室営業が、「児童買春の温床」になるとかで、風営法を適用して規制しようという動きが警察庁にあるようだ。だったら居酒屋の個室はどうなのよ、と突っ込みたくなるのだが、ま、官憲側としましては、密室では何が起きても闇の中ってことはよ~くわかってるわけだから、いまのうちに規制しちゃえってことなんだろうね。つまり、個室営業可視化ってわけね。笑えんなあ。

 日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、アメリカと共同開発したミサイルを第三国に輸出する基準が正式に合意された。つまり、武器輸出三原則に関わる合意を、国会で議論することなくなし崩し的に進めちまったということ。スッカラ菅君は、再生可能エネルギーをキーワードに世間に媚を売りつつ、延命を図っているが、その影ではこういう国是ともいうべき重要なテーマを好き勝手に改竄しているわけです。マスメディアも大震災や原発関連以外の政府の動きについては、ほとんどノーチェックだからね。総理大臣が居直ったら、けっこう好き勝手やれるもんなんだなあと痛感する。

 ところで、家族や親族、さらには友人などを大震災で亡くした国会議員も数多くいると思うのだが、その中の一人、民主党の黄川田衆議院議員へのインタビューが東京新聞に載っていた。「いいかげんにせえ」というタイトルは、両親、長男、秘書が亡くなり、妻は行方不明という中で、国会の猿芝居に対する叫びそのものでありましょう。なかでも国会議員への憤懣やるかたない思いの凝縮した次の一言は、いまの政治のぬるさかげんへの痛烈な皮肉でもある。

「国会議員もたくさん被災地に来てくれました。それはありがたいことですが、スコップ持って一さらいして記念写真撮って『帰ります』。これじゃ声なき声は聞こえないですよ」

 スッコップ持って笑顔でおさまった写真をホームページに堂々と掲げて悦に入っている議員の顔が目に浮かぶ。こんなもんなんですね、国会議員の被災地訪問なんてのは。やっぱり、1週間泊り込みでのガレキの片付けを義務付けるくらいでないとダメだろうね。そして、帰りは、原発の現場で放射性物質の危険性を身をもって体験するなんてツアー組んだらいかがでしょう。TVでは、「私も現場に行きましたが・・・」なんて前フリする政治家や評論家をよく見かけるが、しかしてその実態はとなると、単なる物見遊山だったりしてるんだろうね。それにしても、スッコップ持って一さらいして、記念撮影して帰っていった国会議員ってのはどなたなんでしょう。今日は暇だし、国会議員のホームページをサーフィンしながらチェックしてみようっと。

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受信: 2011年6月22日 (水) 14時40分

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