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2011年7月

2011年7月31日 (日)

改革派官僚に東電の嫌がらせ?&佐賀県知事の八百長体質

 夜中の地震にはちょいとビックリ。フクイチもかなり揺れだが、このところ情報も少ないだけに、何事もなければいいが・・・。

 さて、戦う官僚、古賀茂明氏の自宅が突然停電し、東電による嫌がらせかと話題になっている。以下、日刊ゲンダイ(電子版)より引用します。

(これより引用)

公務員改革訴える古賀氏に嫌がらせ?

 これは嫌がらせなのか?
 天下り問題や東電の発送電分離などについて、著書「日本中枢の崩壊」やメディアで発言している“改革派官僚”の古賀茂明氏(経産省大臣官房付)の自宅(神奈川県川崎市)が30日夜7時半ごろ、突然、停電に見舞われた。当時、大気が不安定で雷が鳴るなどしていたが、古賀家の隣近所で他に停電している家はなく、不可解な状況だった。
 東電のサービスセンターに復旧を頼んだところ、営業所から「あちこちで停電しているので時間がかかる」と連絡が入り、結局、復旧したのは3時間後の午後10時半だった。この間、東電のホームページでは、神奈川県内の停電を伝える情報は一切なかった。古賀氏の自宅では先週、玄関前に、頭と口から血を流したハクビシンの死骸が捨てられていた。

(引用終わり)

 古賀氏がツイッターでつぶやいてもいるから、停電は事実なのだろう。なんでも、復旧工事にきた作業員は、「漏電の可能性があるので、オタクのリスクで電気を使用してください」てな脅しともとれる言動をとったとも噂されている。停電が果たして手の込んだ嫌がらせかどうかはともかく、自宅前のハクビシンの死骸というのは、これはもう脅しを専売特許とする勢力がよくやる手ではある。なんとも物騒なこって。でも、原発誘致なんかに絡んでは、反対派切り崩しのために、アメとムチをさんざん使ってるようだから、ハクビシンの死骸どころの騒ぎじゃないのかも。

 反対派切り崩すためなら、アメとムチはもちろん、薄汚い世論捜査も平気の平左、ってわけで、やっぱり知事も「やらせ」に絡んでいたね。パパが元九電社員で玄海原発PR館館長も努めていたという古賀佐賀県知事が、「経済界の声も必要だぜ」ってアドバイスしたってんだから、これは「やらせ」教唆ってことです。そんなつもりはなかったってお決まりの言い訳してるが、そもそも電力会社出身とか親族に電力会社もしくは電力協力会社の関係者がいる政治家は原発行政に口出しちゃいかんです。ていうか、口出さないような法律作ってほしいくらいだ。そうすれば、電気連合出身の議員なんかもへらずせ口たたくこともなくなるわけで、原子力村に少しは風穴が開くかもしれない。

 そういえば、NHKが電力会社の社債を合計374億円も保有している、とジャーナリストの岩上安身氏がつぶやいている。なんでも、週刊金曜日のスクープのようなのだが、NHKは社債、民放は広告費という多大な利権で電力会社とつるんでるんだから、電力不足なんて根拠のないデマを公共の電波使って平然と垂れ流し続けているわけです。

 映画「エイリアン2」が公開されたときのキャッチコピーに「今度は戦争だ」ってのがあったが、原子力村を取り巻く政官財学報のペンタゴンを突き崩すには、、「これからは戦争だ」の覚悟が必要なのかもしれない・・・えれえ大げさだけど。

【くろねこの競馬予想】

小倉名物、小倉記念は、ハンデ戦ということもあり、一朝一夕にはいかないレース。特に、57kg以上を背負った有力場にいまひとつ信頼がおけないのがミソ。で、狙いは小倉得意で53kgの斤量にも恵まれたヤマニンウイスカー。ここから有力どころへのワイドの流しというヘタレ馬券で勝負です。

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2011年7月30日 (土)

原子力安全・(不)安院の「やらせ」要請に自民党政権はどう関わってきたのか、問題の本質はそこでしょ。

 原子力行政は嘘の塊、と昨日のブログに書いたけど、一夜明けたら、今度は原子力安全・(不)安院が、電力会社に「やらせ」を要請してたってんだから、救いようのないすっとこどっこいだ。原発をチェックして、規制をかけなければいけない組織が、裏側では原発推進のための策を弄してたんだから、これはもう犯罪でしょ。こうなったら、政治家、役人、電力会社、学者、ジャーナリスト、評論家等々、原子力行政に関わってきたすべての機関、人間から事情聴取すべきなんじゃないか。許されるなら、市中引き回しの上打ち首獄門にしてほしいくらいだ。

 で、この原子力安全・(不)安院の「やらせ」要請ってのは、自公政権時代のことなんですね。ということは、当時の経済産業大臣が、この陰湿な策謀に深く関わっていただろうことは容易に想像できる。「やらせ」要請があったとされる伊方原発のプルサーマルシンポジウムは、2006年6月。小泉政権です。で、経済産業大臣は、西松事件でも名前の挙がった二階君。ちなみに、この年はタウンミーティングの「やらせ」が発覚してるんだけど、木っ端役人が処分されただけでうやむやにされちゃってます。もうひとつ、浜岡原発のプルサーマルシンポジウムは2007年で、安倍ちゃんがお腹が痛くなるちょっと前のことです。経済産業大臣は、いつも苦虫の甘利君でした。

 こうなったら、小泉、二階、安倍、甘利のお歴々を、証人として国会にお呼びしたらどうでしょう。確かこの方々は説明責任とやらをよくおっしゃってた気がするんで、是非ともここはご自分の口からご説明いただきたいものです。

 今回の「やらせ」要請が発覚したのは、電力会社側がチクったようだが、これって電力会社の造反じゃないのかしらん。つまり、電力会社ばかり悪者にして責任おっかぶせてると、黙っちゃいませんぜ、っていう越後屋と悪代官みたいな関係になってきてるのかもね。こうなったら、知ってること洗いざらいしゃべちまったらどうだい、電力会社は。おそらく、造船疑獄も真っ青な政官財学報の原子力村ペンタゴンの実態が明るみにでてくるんじゃないのかな。ま、電力会社もこれ以上曝露しちゃったら元も子もなくなるから、今後は口にチャックだろうけど、この脅し(?)はかなりきいてると思う。

 いったいどんな始末のつけ方するのか興味津々だけど、少なくとも原発再稼動はこれでまたひとつブレーキがかかったことは間違いない。

 それにしても、原子力の番人でなければならない原子力安全・(不)安院の不始末発覚に原発の走狗に成り下がった海江田君はオロオロしちゃって、国会答弁で泣いちゃうんだから、もうとっとと辞めたら。泣きたいのは、こちとらなんだからさ。

 「情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)」さんが、自民政権だったら「やらせ」要請はもみ消されていただろうと指摘されているけど、まさにその通り。その意味では、政権交代の意味はあったといことですね。

・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
政権交代していてよかった~保安院の中電やらせももみ消されていたかも

 ところで、 エネルギー・環境会議のエネルギー戦略中間報告ってのはひどいもんだ。「脱原発」どころか、「脱・原発依存」もどっかへ行っちゃって、とどのつまりは「減原発」だとさ。要するに、原発温存ってことです。さらに、「安全確認」した上で再稼動てなことも言ってるんだが、いまさら「安全確認」もへったくれないと思うけどね。発送電分離にも言及はしているけれど、「検討する」っていうことは「何もしない」ってことと同義語だから、ま、何も変わらないでしょう。とにかく、「目指す」とか「検討する」とか「進める」とか、お役所言葉が氾濫して、まったく気合入ってないもんね。

 こうなったら、本気出して、「脱原発」で選挙しちゃった方がいいんじゃないの。みんな、「脱原発は国民的コンセンサス」と口先だけでほざいてるけど、面従腹背の政治屋はゴマンといるからね。信用なんかできゃしない。ここらで、スッキリ、ハッキリさせるためにも、政治家に「脱原発」の踏み絵を踏ませないと、結局は元の木阿弥ってことになりかねないと危惧する土曜の朝であった。

  

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2011年7月29日 (金)

原子力安全・保安院がまたしても隠し事。

 小松左京が亡くなった。「果しなき流れの果に」「継ぐのは誰か」「復活の日」で小松作品に出会ったのは高校時代。その後、「日本沈没」が大ブレークするのだが、何かのエッセイで、「国を失い流浪する日本人を描きたかった」ので「その序章として『日本沈没』を書いた」というようなことを読んだ記憶がある。以来、流浪する民を通した小松流日本人論を待ち望んでいたのだが、とうとう叶わなかった。「知の巨人」が逝ってしまった。合掌。

 もうひとつ訃報が。元ヤンキースの伊良部が自殺した。大リーグに挑戦したパイオニアのひとりでもあり、日本人としてチャンピオンリングを初めて手にした選手であるにもかかわらず、その評価は不当に低かったような気がする。それにしても、まさか自殺とは・・・。安らかに。

 さて、原子力安全・(不)安院が、IAEAから原子力委員会との役割分担が明確ではないなどの問題点を指摘されていたにもかかわらず、都合の悪いことは和訳しないで、好意的な評価の部分だけを公表していたのだとか。こうした隠蔽体質にはもういいかげんウンザリ、というのが正直なところだ。怒る気力もありません。ようするに、原子力行政ってのは、何から何まで嘘の塊ってことなんですね。

 セシウム汚染牛も、結局のところ放射能汚染の広がりについて嘘ついていたツケが回ってきたってこと。当然、牛だけではすまないし、そろそろ米だって深刻なことになってくるかもしれない。さらに、海洋汚染だってどんどん進むだろうし、もちろん、子供たちの健康だって、将来はどうなるかわからない。これすべて、「直ちに健康への影響はありません」って嘘をつきまくったおかげなんだよね。

 国は平然と嘘をつく。原発事故でわかったことは、こんな情けないことだったとは・・・。

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2011年7月28日 (木)

原子力村は福島を放射能の大実験場にするつもりか。

 戻り梅雨なんて声も聞こえてきているけど、節電不足キャンペーンを展開したい東電にとってはちょいと頭が痛いことでしょう。梅雨明け当初の猛暑で、さあ、電力不足で大変だ、やっぱり原発がないと立ち行かなくなるよ、って声高に叫んでいたのが、ここにきて暑さも一段落しちゃったから、節電キャンペーンの脅しもきかなくなってきてるからね。ま、何事も都合よくはいかないというこってす。

 さて、世界水泳がどうにも盛り上がらず、アメリカはデフォルト(債務不履行)寸前で財政破綻も時間の問題となり、おかげで日本は円高で汲々としている今日この頃だが、エネルギー資源庁の原発関連情報監視業務を落札した広告代理店がわかったようだ。東京新聞によれば、その広告代理店は「アサツー・ディ・ケイ」で、おお、旭通信社(通称アサツー)の関連かと思って検索かけてみたら、なんと旭通信社が第一企画と合併してできた会社でありました。「福島第一原発事故の風評被害防止になる事業だと判断した」と担当者はコメントしているけれど、風評を時には捏造してでも商売するのが広告代理店なわけで、自縄自縛なんじゃないのと指鉄砲するくろねこであった。

 ところで、福島県の有識者による県復興ビジョン検討委員会が、「原子力に依存しない、安全・安心で持続的に発展可能な社会づくり」てなことをぶち上げ、偽黄門の甥っ子で原子力村にお友達がたくさんいる知事の佐藤君も、「脱原発」の姿勢をチラホラ見せたりしているんだが、どうもいまひとつ信用できない、と思っていたら、 原子力村の御用学者や御用機関と「県内の大学との連携の動きが相次い」でいるのだとか。

 福島県と御用学者の関係といえば、これはもう「ニコニコしてれば放射能は怖くない」の山下大先生の例が典型でしょう。福島県立医大の副学長におさまって、事もあろうに県内の子供たちの健康調査に手を出しています。で、原子力村の住人とのお付き合いはそれにとどまらず、なんと国立大学法人・福島大学は、な、なんと日本原子力研究機構(原子力機構)と「連携協力」の協定を結んだと東京新聞「こちら特報部」が伝えている。

 原子力機構ってのは、核燃料サイクルを研究する独立行政法人で、「もんじゅ」を抱えるバリバリの原発推進団体ですね。で、何のための「連携協定」なのかというと、これがよくわからない。福島大の学長は、「原子力機構の技術や知識を福島県の環境回復、復旧、復興に向けて活用するため」と空気の抜けたような発言しているけれど、これって、防犯のために現役の窃盗犯に顧問になってもらいました、っていうのと同じです。更生した窃盗犯でなく、現役てところがミソです。何かにおうよね。

 県のアドバイザーを務める山下大先生の解任を求めている「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」は、「低線量被ばくのデータを集めるために、子どもも大人も逃がさないでいるとしか思えない。一種の人体実験だ」とコメントしていたけれどごもっともです。

 放射性廃棄物の最終処分場が福島に押し付けられるのでは、という危惧もあるようで、つまり、福島はこのままいくと放射能の大実験場になるのではないだろうか。ひょっして、日本だけでなく世界中の原子力村もこぞってそう画策しているのではないだろうか・・・と、ついつい妄想してしまうのだが、福島県と原子力村との連携ってのは、何か怪しいにおいがしてならない戻り梅雨の朝であった。

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2011年7月27日 (水)

原子力損害賠償支援機構法案は、盗人に追い銭か。

 なでしこジャパンに国民栄誉賞、という声が上がっているけど、それをまた「政治的に利用するなんてとんでもない」って喚く人々がいて、なんともかまびすしい。ま、「政治的に利用するな」って野次飛ばしてる連中だって、これまでさんざん利用してきたんだからいまさらそんなこと言ったところで、自分に唾しているようなもんです。ていうか、国民栄誉賞なんてものは、そもそもが政治的に利用するために創設されたようなものであって、受賞者にスポーツ選手や芸能人がやたら多いってのが、それを如実に物語っています。ま、外野はいろいろ騒いでいるけど、なでしこジャパンはくれるというなら堂々と貰えばいい。それに値するだけの結果を残したことは事実なんだから。

 それより、「フクイチで作業するひとたちにこそ国民栄誉賞を」とどこかのブロガーが書いていたが、ちょいと拍手の目からうろこのご意見でありました。

 さて、新潟県知事が、柏崎刈羽原発の再稼動を、「福島第一原発事故の検証が行われない限りは認めない」と表明したことに多大な拍手を送りたい。こうした声が高まることで、おのずと脱原発の流れは速まっていくのだと思う。北海道知事のよう原発動かしたくて仕方ない輩もいるけど、新潟県知事の意見は至極真っ当なものなのだ。「事故の検証を行い、情報を包み隠さず出していたただきたい」とも強調してるけど、これって国民の声でもあるんだよね。税金使ってメディアやネットの原発関連情報を監視する前に、自分たちこそ情報公開すべきなんです、国は。

 ところで、原子力損害賠償支援機構法案が可決されたけど、結局のところ株主や金融機関の責任は棚上げのままで、つまるところ東電救済スキーム満載の法案になっちまった。で、最後は税金投入、電気料金値上げってことにつながっていくんだろうけど、これじゃ、まるで盗人に追い銭だ。東電の株主の中には、「国が原子力損害賠償法(原賠法)の免責規定を東京電力に適用しなかったため株価が下落して損害を受けたとして、 国を相手に150万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした」間抜けもいたようだけど、そもそも株式投資ってのは自己責任だよね。会社が会社なら株主も甘ったれていやがる。

 「株式会社の原則に照らせば、破綻状態にある東電の処理は経営者と社員、次いで株主、金融機関が負担を分担しなければならない。ところが法案は当初から株式を100%減資せず、銀行の債権放棄も求めていなかった」と東京新聞社説は嘆いているが、これで東電は生き延びるわけで、発送電分離は夢のまた夢で、東電の地域独占もそのまま。これじゃ、再生可能エネルギー促進なんて絵に描いた餅どころか、ただの打ち上げ花火だったってことになりかねない。被災地のひとたちにすれば、被害受けてるってのに、自分たちの税金で加害者救済することになるかもしれないんだから、やってらんないやね。

 東電の送電網売れば、5兆円くらいにはなるとも言われているわけで、そうすりゃ、税金投入したり、電気料金値上げしなくたって賠償資金は捻出できるんだよね。つまりは、ドラスティックな電力業界の再編こそが必要ってことです。四の五の言わずに送電網売り飛ばして、電力会社解体すりゃいいんですって・・・すへてはそこから始まるんじゃないんですかね。

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2011年7月26日 (火)

中国高速鉄道運転再開。原子力村の住人はさぞやうらやましいことでしょう。

 マンションなどの集合住宅で、「節電パトロール」ということで電気使用量をチェックしつつ、見回りをしているところがあるらしい。近所に住む友人のブログで知ったのだが、マンション住まいのその友人は、「節電パトロール」にアイロン使用について注意をされたんだとか。「節電パトロール」の訪問は2度目だったとかで、さすがに「ムッ」とした友人は、「家に来る暇があったら、節電パトロールの力を使って、ACで『テレビを消そうキャンペーン』をやればいいんじゃないですか。ついでに、エアコンとセットで、テレビを消すのも啓発したらどうなんですか」と切り返したそうな。ごもっとも。戦時中の隣組じゃないんだから、お互いが監視し合ってどうするんだろうね。息苦しい世の中になったもんだ。

 ところで、中国の高速鉄道事故は、事故車両を埋めちゃうという大技を使って、国が証拠隠滅しちまった。で、事故から30数時間で、何の検証もせずに運転再開。いやはや、すさまじいまでの「安全軽視」だけど、おそらく原子力村の住人は、そんな中国のやり口はうらやましくて仕方ないだろうね。原発だって、いままではそうしたきたんだよね。事故が起きたことすら隠蔽してきたんだから、こちらのほうが中国よりタチが悪いかもしれない。マスメディアは強引な中国式解決法を批判しているけど原発に関してはほっかむりしてきたんだから批判する立場にありません。テレビでも、コメンテーターが「安全管理がおろそかになってたんでしょうね」なんてことぬかしてるけど、原発のこととなると「電力不足はどうする」ってことにすりかわっちゃうんだからお笑い種だ。

 「電力不足」といえば、先週末にスッカラ菅君が埋蔵電力の実質的な数字を情報開示しろと経産省に通達を出した。どんな経緯があれ、これはとても重要な決断だ。実は、企業の自家発電による電力というのは5000万kw以上あるといわれ、その稼働率も50%ほどという説もある。つまり、どう転んでも電力は足りているということなのだが、今日の朝日新聞(電子版)は、「全原発停止なら…5年後も節電の夏 関西・九州・四国」という見出しを掲げて性懲りもなく「電力不足キャンペーン」にいそしんでいる。

 「朝日新聞は電力各社が持つ発電設備から、来夏以降、どのくらい利用可能にできるかを担当者らに独自取材して試算した」結果、原発なくすと電力不足することがわかったというのだが、これが摩訶不思議なことに具体的な数字が出でいないんですね。「独自の試算」というなら、その根拠となるデータを提示しなけりゃ説得力もへったくれもない。ま、読売と同じ手口です。「脱原発」に舵を切ったかと思ったら、これだもんね。信用できない新聞だこと。そもそも、電力会社だけでなく、広く電力問題に取り組んでいる専門家にもアタックしてこそ、「独自取材」と言えるんであって、恥ずかしくないのかね、この記事を書いた記者は。ひょっとして、電話取材でお茶濁してたりして・・・あるかもな、と勝手に呆れるくろねこであった。 

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2011年7月25日 (月)

農業、漁業、畜産は当然だけど、では、サラリーマンや個人商店主の賠償はどうなってるんだろう。

 あたかも新たなテレビ時代の幕開けであるかのように装った地デジ化のその日に、いくらなんでもフジテレビの27時間テレビはないやね。地デジ化のおかげでラジオでTV音声を聴けなくなって困っているお年寄りもいるというのに、テレビが身内の芸能人集めて馬鹿騒ぎをやっていたんだから、お里が知れようというものです。エアコン止めるよりテレビのスイッチを切った方が節電効果は上がるとも言われているんだから、いっそのこと27時間テレビ中止すればよかったんだよね(できやしないだろうけど)。アナログ終了の日に、テレビの堕落した姿が27時間ぶっ通しで垂れ流されたというのも、ある意味歴史的な出来事かもしれない・・・ははは。

 さて、共同通信の世論調査によれば、「脱原発」に賛成が7割とか。反対の3割ってのは、何考えてるんだろう・・・。

 ところで、牛肉のセシウム汚染問題で、畜産農家に対して国や東電は賠償を検討しているが、これは当然であることは言うまでもない。放射能汚染にさらされた水産業や一般の農家だってそれは同じだ。で、素朴な疑問なのだが、そうした賠償ってのはサラリーマンや個人商店には適用されてないようなんだけど、どうなんでしょう。放射能のおかげで会社ごと避難しなくちゃいけなくて、業務縮小で解雇されたサラリーマンだっているだろうし、みんな避難して客が来なくなった個人商店なんてのもあるはずだ。農業や漁業は組合もあるし、国の食糧政策にも関わってくることだからスポットも当たるし、賠償もスンナリと認められる。でも、サラリーマンや個人商店主はそうはいかないもんね。これって、不公平だと思うんだけど、どうなんだろう。

 これからは、様々な分野で補償をめぐってひと悶着もふた悶着もあるだろうことは容易に想像がつく。スッカラ菅君は、国が面倒みます、ってほのめかしてるけど、そんな財源はどこにもないわけで、すべて空手形となる可能性だってある。だから増税でどうにかしなくちゃいけないんだ、っていう財務省の手先であるよごれ髪・与謝野君みたいなのが顔を出してくる。

 ようするに、ひとたび原発がトラブルと、その賠償問題ってのは際限がなくなるわけで、つまりは国の財政すらつぶしかねないってことなんだね。何かが起これば取り返しのつかないリスクを抱えることになる原発を、それでも守りたい、あわよくば推進したいという原子力村や3割の世論ってのは何なのだろと頭をひねるくろねこであった。

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2011年7月24日 (日)

線量計はずして作業するのは日本人の誇り、だそうです。

 今日から地デジ無完全移行か。我が家の場合は、10年以上前からケーブルTVに入っていたのですんなりと移行できちゃったからいいけど、そもそも地デジって何なのってひとが大半なわけで、しばらくは混乱が続くんでしょうね。地デジ化によって空いたアナログ周波数の有効活用はこれから考えるってんだが、おそらく電波利権バブルが起こるんじゃないでしょうか。

 さて、中国ではいつかは起こるぞといわれていた高速鉄道事故が起きてしまった。技術協力した日本は、無理な運用して事故が起きてもしらないよという念書をとっていたらしいと噂されているが、汚職で失脚した前鉄道省が「やみくもに世界一を追及した」とその安全性に疑念を表明していたくらいだから、かなり危険な乗り物だったことは間違いない。中国のネット上では、「安全を後回しにしてきた中国の鉄道政策のつけだ。事故は起こるべくして起きた」てな意見が飛び交っているというけど、これって日本の原発と同じですね。いつでも「安全」が後回しにされるのが国家的なプロジェクトであり、哀しいけれどそれが為政者の性なのかもしれない。

 で、ノルウェーでは、極右勢力によると見られる連続テロが勃発。高福祉社会のモデルケースである北欧でも、格差社会が広がり、失業率も上がって、貧困が蔓延し、けっこう不満がたまっているってことかも。こうした不満が、いずれ外国人に向けられ、移民排斥なんてことにつながっていくとしたら、もっと大きなテロが起きるかもしれない。テロリズムは、イスラムだけの専売特許ではないのだ。

 ところで、昨日のテレビ東京『週刊ニュース新書』に出演した原発の走狗であるところの海江田君が、「福島原発では、放射線量が高すぎて、線量計が上がり作業できず、線量計を外して現場に入っていく人達が大勢いる。日本人は誇りに思っていい」てなことを自慢げにぬかしていたそうな。朝日新聞電子版によれば、「番組終了後、記者団に対し、線量計なしで作業した日時は確かでないとしたうえで、『勇気のある人たちという話として聞いた。今はそんなことやっていない。決して勧められることではない』と語った」そうだが、ま、お決まりの発言後のエクスキューズってやつです。くろねこは、たまたまザッピングしていてこの番組にぶちあたったのだが、番組ホストがセクハラ疑惑男・田勢君ということもあって、あまり食指が動かず残念ながらその発言をリアルタイムでは聞き逃してしまったのが残念だ。

「線量計つけず作業、日本人の誇り」 海江田氏が称賛

 しかしまあ、タコ部屋状態で命がけで働く作業員を、こうした美談仕立てでシャーシャーとTVで語る所管大臣ってのは、若者を特攻に駆り立てた高級軍人とその精神性においてまったく同類ってことです。線量計はずさなけりゃならない状況で作業させることは、そのこと自体犯罪的な行為なわけで、それを日本人の誇りといってはばからない原発の走狗・海江田君こそ、即刻退場すべきでしょう。ていうか、お前こそ現場行って働け!

 ま、バブルで日本中が浮かれていた時に、財テクしない奴は馬鹿だぐらいに喚いていた電波芸者のひとりだから、しょせんは「三つ子の魂百まで」ってことです。

【くろねこの競馬予想】

 函館競馬場は、重い洋芝というのが肝。当然、コーヘ実績がモノを言う。洋芝では10戦して7勝というマイネルスターリーが馬券の中心であることは間違いないところ。それでも、58kgの斤量と大外16番はけっして有利とはいえない。ハンデ戦でもるので、軽量馬といえども、馬場適性があれば侮れない。

 そこで狙ってみたいのが、ダイワジャンヌ。函館は初コースだが、同じ洋芝の札幌では3戦して2着3回と適性は実証済み。52kgの斤量も魅力ではあるけど、なんといっても夏に強い牝馬というのが心強い。相手には、エドノヤマトと目黒記念勝ちがフロック視されているキングトップガンが面白そう。人気のミッキーペトラ、マイネルスターリーはおさえまで。

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2011年7月23日 (土)

資源エネルギー庁の「メディア監視」の実態&自民党と電力業界が仕組んだ「やらせ献金」

 なでしこジャパンの選手の合コンでの会話がツイッターで実況中継された件で、佐々木監督が陳謝したそうだが、んなことする必要ないと思うけどね。それより、責められるべきはツイッターで会話を流した下衆な奴なんじゃないのかねえ。ま、有名税と言ってしまえばそれまでだけど、プライベートな飲み屋での会話をいちいち問題にされちゃたまらんし、なによりも仲間に「監視」されているようで嫌な気分だ。

 監視といえば、資源エネルギー庁が業者を使ってメディアの原発関連情報をチェックしていたことを何日か前のブログで紹介したけど、東京新聞朝刊がその実情を詳報している。記事によると、外部委託費は4年間で総額1億3千万に上り、委託先は「日本科学技術振興団」とか「エネルギー総合工学研究所」といった財団法人の名前が挙がっている。で、前者には勝俣東電会長が非常勤理事を務め、後者には原子力安全・(不)安院OBや元原子力安全委員会委員長が役員におさまっている。ああ、なるほどねってことなんだが、でも、こうした財団法人にメディアをチェックする能力があるとはとても思えない。うがった見方をすると、「メディア・チェック」という名目で、税金の横流ししてたんじゃなかろうか・・・これまでは。それが証拠に、メディアに記事の訂正依頼をしたという実績はゼロ。つまり、無駄使いしていたわけです。

 ところが、今年度は「震災に伴う第一次補正予算に『ネット上の不正確情報の監視』として八千三百万円を計上」し、15日に行われた委託先入札で広告代理店が落札したという。つまり、本格的な「メディア・チェック」に乗り出したってことも考えられる。もしかしたら、これまでは財団法人経由で広告代理店に資金が流れていたということもあるかもしれない。となると、どこの広告代理店か知りたくなるのが人情というもの。ところが、資源エネルギー庁は公表しないんだとか。その理由がふるっている。「契約に向けて調整中なので、相手に問い合わせが行くと話しが流れてしまうと困る」ってさ。さすがに呆れたのか、東京新聞は、「有意義な事業なら、その程度のことで契約を辞退するはずはない」と最後に嫌味で締めくくっていたが、ごもっとも。なによりも、「震災に伴う第一次補正予算」に、「メディア監視」のため予算を計上する神経がまともじゃないやね。

 玄海原発再稼動の説明会も広告代理店が仕切ったというけど、広告代理店ってのは広告作ってりゃいいんであって、んなものに監視されなきゃならない社会ってのは情けないものです。

 ところで、自民党の政治資金団体「国民政治協会」への個人献金の72%が電力業界からだったってさ。90%を超える役員が、皆さん談合したかのように同じような金額を献金していたというんだが、どう取り繕うと個人献金を装った企業献金であり、電力業界と自民党がタッグを組んだ「やらせ献金」なんですね。ようするに、自民党と電力業界とのズブズブの関係の中で、原発は推進されてきたわけで、諸悪の根源である総括原価方式なんていう電力会社丸儲けの図式が出来上がったのもむべなるかななのであります。

 はっきり言って、政治資金規正法違反で強制捜査してもいいくらいなもんなんだけど、こんなことやってるんだから自民党が脱原発、発送電分離に賛成できないわけです。ごまめの歯ぎしり河野君、そろそろ離党したらいかが。

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2011年7月22日 (金)

政官財報が揃い踏みの「原子力ルネッサンス懇談会」

 1969年に創刊された「ニューミュージック・マガジン」(現ミュージック・マガジン)は、音楽雑誌のアヴァンギャルドって雰囲気で、当時のロック少年にとってはバイブルみたいなものだった。編集長は中村とうよう。その中村とうようさんが自殺した。まさか、新聞の訃報欄でお名前を拝見するとは。安らかに。

 さて、「東電OL殺人事件」だけど、どうもお定まりの杜撰な捜査が明るみになってきつつある。今回のDNA鑑定ってのは、そもそも初動捜査の一貫としてとっくにやってなければいけなかったものなんだよね。なんてったって被害者の体内に残っていた体液なんだから、いくら直前に男性との関係があったとしたって、まずは鑑定して確認するのが基本でしょう。推理小説でこんなプロット書いたら馬鹿にされます。ようするに、有罪とするための証拠だけを収集して、無罪を予測されるような証拠には見向きもしないっていう悪習がここでも発揮されていたというわけです。

 ま、証拠といったって、この事件では犯人を特定できる物的証拠はなくて、状況証拠の積み重ねで起訴されている。で、一審では第三者が関与した可能性を否定できないということで無罪になったわけだが、二審では第三者が関与したとは考えがたいとして有罪判決が出た。でも、今回のDNA鑑定では第三者のものであることがハッキリしたわけだから、二審の判決理由の根拠は崩れたといってもいいでしょうね。一日も早く再審が決定すればいいのだけど・・・。

 ところで、スッカラ菅君が脱原発を匂わせてからというもの、財界のバッシングってのはちょいと常軌を逸している。軽井沢に財界の古狸どもが集まって経団連の夏季フォーラムが開かれているが、そこではブーイングの嵐で、「日本がつぶれてしまいかねない」とオダを上げていたようだ。何が「日本がつぶれる」だよ。フクシマ・クライシスでもう日本はつぶれかけてるんだよ。そうした惨状すら理解できずに、原発再稼動に恋々とする貴様たちこそ、この日本をつぶすきか。

 軽井沢に集まった古狸たちが原子力村に深く関わっている証拠に「原子力ルネッサンス懇談会」というのがあるのを、リック・タナカ氏の「南十字星通信」が紹介してくれていた。「ルネッサンス」はさすがにこの時期まずいと思ったのか、「エネルギー・原子力政策懇談会」と改称したようだが、なんとも姑息なオヤジたちだ。会長は元東大総長で文科大臣だった有馬朗人、座長が今井敬元新日鐵社長・第9代経団連会長とくる。メンバーには電力会社会長をはじめ、トヨタなどの大企業やマスメディアの社長・会長がズラリ勢揃い。

 これを見ると、「脱原発」ってのは、そう簡単には行かないなとつくづく思う。根回しなんかしてた日には、おそらくつぶされる。そう考えると、スッカラ菅君の唐突な物言いというのも、もしかするとそんな現状を意識したからかもしれないと思いたくなる。

・リック・タナカの「南十字星通信」
原発ルネッサンス応援団

 「日本がつぶれてしまいかねない」という原子力村の恫喝は、つまりは「利権がつぶれてしまいかねない」ってことなんですね。

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2011年7月21日 (木)

「東電OL殺人事件」再審か?&自民党の仰天政策報告書。

 1997年に起きた「東電OL殺人事件」ってのがあるのだけれど、昼はキャリアウーマンで夜は娼婦という「火スペ」も真っ青なシチュエーションでけっこう世間を騒がせたものだ。で、ネパールの男性が犯人として逮捕され、一審は無罪だったが、検察が控訴。結局、2003年に最高裁で無期懲役が確定して服役しているのだが、当初から冤罪ではないかという噂もあり、佐野眞一の「東電OL殺人事件」(新潮社)という優れたルポルタージュもある。作品名から「東電」という言葉を削除するように様々な工作がなされたとも言われている。ちなみに、殺されたOLは現東電会長と同じ部署にいたらしい。

 それはともかく、その「東電OL殺人事件」に再審の可能性が出てきたことを読売新聞(電子版)が伝えている。記事によれば、「東京高検が、被害者の体から採取された精液などのDNA鑑定を行った結果、精液は同受刑者以外の男性のもので、そのDNA型が殺害現場に残された体毛と一致したことがわかった」という。是非とも、再審の扉を開いてほしいものだが、東電にとっては寝た子を起こされたようでザマーミロってことです。

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 さて、なんとも季節はずれの肌寒い一日となりそうだけど、それ以上にお寒いかぎりなのが自民党だ。ひょっとすると秋にもあるかもしれない総選挙を意識してのことなのだろうが、中長期的な政策報告書なんてのを発表した。これがなんとも間抜けというか、時代錯誤というか、反省のカケラもないアナクロ色満載で、既存の原発維持、公共事業の拡大、学校における国旗掲揚・国家斉唱の義務化、集団的自衛権の行使容認、非核三原則の見直し、憲法改正を含めた非常事態体制の整備等々、バッカじゃなかろかといったシロモノだ。こんなのを政策報告書でございって賑々しく発表しちまうんだから、その頭の中は相当に老化しているってことです。ま、民主党にだって、口先番長のような輩もいるから、つまりは自民・民主の二大政党制ってのは、自民党の派閥が大きく二分されたってだけのことなんですね、結局のところ。

 関西に節電要請って、なんか国家総動員法みたいで、胡散臭いたらありゃしない。国をあげて電力不足を煽っているわりには、その根拠となるデータがどういうものか皆目わからない。電力需給状況をしっかり分析した様子は見られないし、そもそも地方分権ってことで言えば、んなことは国が口出すことじゃないと思うけどね。原発の走狗である海江田君は、「これからは安いコストの電源であるとはいわない。原子力発電にどのくらいの費用がかかるのか改めて試算を行う」ってぬかしているけど、ではこれまでの数字は何だったんだってことなんだよね。関西への節電要請もまったく同じ図式です、きっと。とにかく、「原発は安全」とか、「原発がないと電力不足になる」とか、「電力不足になると企業が海外に脱出する」とか、都合のいい方向に「気分」を煽ることしかしてこなかったのが電力行政ってやつなんだから・・・。

 ところで、脱原発ソングが原因で、制服向上委員会がフジロック出演を拒否されたそうな。なんでもスポンサーである大企業の差し金というのだが、実際のところはどうなんだろう。ま、仮に事実だとしたら、他のミュージシャンも出演ボイコットくらいはしてもらいたいものだけど・・・。

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2011年7月20日 (水)

新種の淋病菌発見&遮水壁建設に五輪準備基金拠出したらどうでしょう。

 日本で新種の淋病菌が発見されたという記事が朝刊の片隅に載っていた。どんな抗生物質も効かない強力なやつで、適切な治療法もいまのところないのだとか。「H041」と名づけられた新種の淋菌は、京都の風俗嬢から発見されたっていうのだが、もしかして深く静かに感染が広がっているんじゃないのか。性感染症っていうのは、エイズもそうだったように、あっというまに世界中に伝播するから、確かに「憂慮すべき発見」ではある。

 九電社長がようやく辞任するらしい。ま、辞任なんてのは遅すぎたくらいで、当然のことなんだが、それにしても、東電といい九電といい、会長ってのはどうしていつまでものさばってるんだろう。ようするに、社長ってのはお飾りで、実権を握っているのは会長ってことなんだね。だから、社長辞任というのはトカゲのシッポ切りでしかないわけで、やっぱり何事も元からたたないとダメなんだよね。ま、会長がふんぞり返っている限りは、電力会社の体質は何も変わらないってことです。

 さて、福島第一原発の事故収束に向けた工程表が改定された。原子炉の安定冷却を目標としたステップ1が達成されたってんだが本当かね。おそらく、メルトダウンした核燃料は、半熟のゆで卵状態で、表面は冷却しているように見えても内部はドロドロってのが正直なところだと思うけどね。さらに、そのドロドロは地下に染み出している可能性が大なわけで、いま必死こいてやらなくてはいけないことは遮水壁の建設なんだけど、新しい工程表では来年1月までに着手なんて悠長なことを言っている。でも、それまでに地下水に核燃料が流れ出すかもっていうシナリオは十分に考えられることであって、その時には「想定外」ってことではすまされないほどの大規模な汚染が世界に広がることになる。

 遮水壁の建設には1000億程度かかるといわれていて、東電はそんな金ないってゴネているようだが、だったら東京都は東京オリンピックの準備基金4000億円をポンと出したらどうでしょう。福島第一原発の電力は東京が使ってたんだから、それくらいのことしてもいいんじゃないの。東京都は東電の大株主としてけっこうな配当金も手にしてたわけで、ま、せめてもの罪滅ぼしってことで、いかがでしょう。

 最後に、俳優の原田芳雄、逝く。5年ほど前に山の上ホテルでインタビューしたのが最後だった。確か「男の色気」みたいな話をしたのだが、その時、原田さんが真っ先に名前をあげたのが、勝新太郎だった。もう舞台はやらないの、という問いかけに、「舞台は恥ずかしいからね。映画いいよ」とはにかみながら答えるシャイな笑顔が印象的だった。無頼派の役者がまたひとり逝ってしまった。合掌。

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2011年7月19日 (火)

最早、「責任」や「モラル」なんて期待しても始まらない。原子力村に怒りの鉄槌を!

 なでしこジャパンのワールドカップ優勝で、しばらくは関連ビジネスってのが盛り上がるのだろうけど、早速今日のヤフーオークションに、ワールドカップ決勝戦未使用チケットが出品されていた。なんでも、現地で手に入れたもので出品者の友人が日本に持ち帰ってくる途中なのだとか。いやはやではありますが、このテのコレクターって結構いるようだから、気になった方はヤフーオークションにGO!です。

 ワールドカップ制覇の歓喜に酔いしれている間も、飼料の稲わらによる汚染牛の被害は全国的に拡大している。はっきり言って、もう行政がどんな手を打とうと制御できる問題ではくなっていると思う。このことは、家畜のみならず、今後はあらゆる食品に派生していくはだろうことは間違いない。その最大の原因は原発であり、それを管理すべき国や電力会社が放射能汚染の凄まじさに対して何の危機感管理もできていなかっということで、食品汚染は明らかに人災なのだ。ま、行政の怠慢、驕りの成れの果てです。

 原発事故直後の風評被害を一掃するために、「福島県産、食べよう」キャンペーンがあったけど、最早、そんな悠長なことを言ってられないんじゃなかろうか。それよりも、現実に何が起きているのか、そしてこれから何が起きようとしいるのかが問題だ。しかし、残念ながら国は相変わらず口を開けば、「直ちに健康への影響はない」だからね。本来なら、国民の生命と財産を守るべき国がこんな体たらくだから、おそらく、今後は自分が食べるものは自分の責任でチェックする、ことが必要になってくるのだと思う、悲しいし、情けないことだけど。

 今朝の東京新聞「こちら特報部」は、原発事故にみんなの意識が向かっている裏側で、解散するはずだった公益法人改革がないがしろにされている現状をレポートしていた。「道路保全技術センター」の前理事長が退職金支払いを求めた裁判で勝訴したというのが記事の中心なのだが、その退職金てのは国交省が「前理事長に対する退職金を不支給とするよう要請」する文書が存在するといういわくつきのものだ。そもそもは、「道路保全技術センター」が「十分な能力がないのに国道下空洞調査を請け負い、国に損害を与えた」というずさんな経営状態が問題になったもので、それに対してごまめの歯ぎしり河野君は、「(責任者だった)前理事長を刑事告発すべきだった」と指摘したという。

 で、最後は、「震災、原発事故が起きて、あれほど吹き荒れた公益法人改革の嵐もどこへやら。世間の視線がよそへ移ったとたんに、物陰からはい出してくるような人間もいる。そもそも『責任』とか『モラル』とか期待してはいけなかった。『刑事告発すべきだった』という言葉、原発事故でも教訓にしてほしい」とまとめていたが、これほどの事故を起こしていまだに会長が責任もとらずにのほほんとふんぞり返っている電力会社に天誅をくださない限りは、この国のエネルギー政策の未来はないと確信するくろねこであった。

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2011年7月18日 (月)

再び悲惨な事故が起きない限り、原子力村の住人は目を覚まさないのか?

 日本がワールドカップで優勝するとは、凄い、凄すぎます。それも、世界ランク1位のアメリカを破っての勝利なんだから、歴史的偉業と言ってもいいでしょう。先制点取られてもしっかり追いついて、最後はPK戦というプレッシャーの中で勝利をもぎとったんだから、その心の強さにも感服。いやあ、まさか生きているうちにワールドカップで日本が優勝するなんて・・・。素晴らしいドラマに酔わせてくれたくれたなでしこジャパンに感謝!!

 さて、北海道の泊原発が営業運転再開しそうな雲行きになってきた。知事はやる気まんまんで、「12月には大変厳しい状況が想定される。知事として道民の生活、産業活動を支えるという意味での電力の安定供給を確保していく責務を有している」てなことをのたまっている。「大変厳しい状況」ってのはもう耳タコの決まり文句なんだが、どうして原発動かしたいグループってのはしっかりとした数字を上げてその「大変厳しい状況」とやらを説明しないんだろうね。 「脱原発」を争点にした解散には署名しないって息巻いている原子力村の走狗であるところの海江田君も、何かと言えば「深刻な電力不足がやってくる」となんとかのひとつ覚えでまくしたてているけど、その裏づけとなるデータを提示したことなんか一度もないんだから、狼少年みたいなもんです。

 福島第一原発では核爆発が起きていたということが次第にわかってきて、これからだって何が起きるか予想もつかない深刻な状況にあるっていうのに、それでも原発動かそうという政治家がいるってことは、まだまだ脱原発の国民的合意なんてとれていないってことです。原発抱える地域の首長が、国の政策に一貫性がないから混乱する、みたいなこと言ってるけど、その前に自らの原発に対する態度を鮮明にすべきなんだよね。なんでもかんでも国次第って風を装うのは、とてもずっこいやり方で、ようするに仮にトラブったとしてもそれは国の責任ってことにしたいわけです。

 でも、国に振り回される地元、てな図式はもう通用しないでしょう。玄海町長のファミリー企業が九電から何十億っていう工事を受注していたように、多かれ少なかれ原発利権でひと儲けもふた儲けもしようと画策している有力者がいるわけで、そんなひとたちに限って事故が起きたらやれ補償金寄こせとか言い出すんだよね、きっと。つまり、国の政策がふらふらしてるおかげで地元はイライラってことも確かにあるんだろうど、見方を変えれば、したたかな地元に国もタジタジって構図が透けて見えてくる。「ちょっとした原発事故なら、補償交渉で大金をむしり取ることができる。一年に一回くらいは、そんなことがあればいいくらいだ」とまで調子こいてぬかした元敦賀市長なんてのもいたくらいだからね。

 今朝の東京新聞が、「原発離婚」なる記事を掲載していたが、原発から避難する、しないで意見が対立し、結局は離婚に至る夫婦がいるのだとか。おそらく、放射能への危機意識の違いが溝となって崩壊していく家族って、これからは増えて行くのかもしれない。その記事の最後は、両親が離婚した少年のこんな言葉で締めくくられている。

もう一度原発が爆発してくれないかな。そうなれば、有無を言わさず、みんなで避難できるのに

 「避難」を「脱原発」に置き換えたらどうだろう。ひょっとして、悲惨な事故が再び起きない限り、この国の原子力村の住人の目は覚めないのかも知れないと暗澹たる思いにかられる今日この頃なのであった。

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2011年7月17日 (日)

命を脅かすものに頼らなければいけないエネルギー政策なんてのはそれ自体が間違っている。

 昨夜は中学時代の仲間と暑気払い。今年は2年ごとに開いている同期会の年でもあるので、その打ち合わせもかねて痛飲する。暑気払いに参加するためにマレーシアから急遽舞い戻り、今日はタイに飛び立ったお調子者もいたりして大いに盛り上がる。ま、東京の片田舎のこととて、ほとんどが家業を継いで毎日の資金繰りに奔走したりしているのだが、特に機械工場なんか経営してるオヤジなんかは大手企業に合わせて土日の休みをシフトしたり、東電の電力使用制限令への対応に追われるなど、原発事故以来さすがに青息吐息なんだとか。オリンピックにうつつを抜かす暇があったら、町工場の窮状をどうにかしろというのが、わが地元では大勢を占めていたのであった。

 ところで、大飯1号機が機器トラブルで停止したことで、関西電力はこれ幸いと電力不足の危機的状況を煽りに煽っている。明日にでも停電しそうな記事づくりをしている新聞なんかもあるけど、ま、大方はホンマかいなと懐疑的なのが現実でしょう。電力会社が噓つきってのは、もう国民の常識なんであって、電気足りないなんてゴタクを聞く耳は誰も持っちゃいません。原発のひとつやふたつ停止したくらいで電力危機に陥るとしたら、それは電力の安定供給を義務づけられている独占企業として危機管理ができていないヘタレってことですから、即解体が妥当なところでしょう。ようするに、大甘なんですね、電力会社ってのは。

 事故起こせば、国策なんだから国が補償を肩代わりしろなんてことをぬかして、自分のケツを拭こうともしない。挙句の果てには、中小企業の範疇には入らないから、幼稚園や病院といった学校法人、医療法人には仮払いしません、てなことを平然とやってのけるんだから御しがたいにもほどがある。

 そんな電力会社と、それを維持したい経産省の手のひらで踊らされているのが原発推進の走狗となっている海江田君だ。毎日新聞のインタビューで、経産省の官僚もかくやといったご意見をのたまっています。それにしても、単純にエネルギー問題という視点だけで原発を語るというセンスのなさは致命的です。ひとたび事故ったらあらゆる生命を危険にさらすのが原発なんであって、命を脅かすものに頼らなければいけないエネルギー政策なんてのはそれ自体が間違っている。ま、海江田君が原子力村に住民票を写したことがハッキリしただけでも、このインタビューの意味はあったとしておこう。

<海江田経産相>インタビュー 菅首相の「脱原発」を批判

【くろねこの競馬予想】

新潟のアイビスサマーダッシュの鉄則は、牝馬と外枠。とはいえ、今年の有力馬、エーシンヴァーゴは2枠3番という微妙なところ。で、ちょいと面白そうなのが大外にまわったジェイケイセラヴィ。騸馬ではあるけれど、昨年の同レースは初の直線コースでありながらの2着で、54秒のタイムも優秀。相手には直線得意で2連勝中のサアドウゾ。穴なら、マヤノロシュニ。 

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2011年7月16日 (土)

「原発は将来的にやめる方向は国民的合意だから、あえて『脱原発』を争点にする必要はない」っていう理屈ほど危ういものはない。

 牛肉に続いて今度はシイタケからセシウムが検出された。いやはや、放射能汚染はとどまるところを知らず、どこまで拡散していくことやら。それでも、厚労省が言うには、「基準値を超えた肉を数回食べても健康に影響はない」そうで、じゃ、「数十回食べたらどうなるの?」と突っ込みたくもなろうというものだ。そのうち魚介類の汚染も明らかになってくるんだろうけど、いずれ食べるものに苦労する時代がやってくるんだろうなと「将来に対する唯ぼんやりとした不安」を感じる土曜の朝なのである。

 で、スッカラ菅君なんだが、「脱・原発依存」は私的見解でしたって日和だしちまった。私的見解だろうが何だろうが、首相が記者会見で述べたことってのは公的な見解だと思うんだけど、学級会内閣にとっては言葉ってのはその場を取り繕うツールでしかないようだ。

 ほら、見たことかと反菅グループからは突き上げの声が聞こえてくるけど、彼らがよく言う理屈に、「原発は将来的にやめる方向は国民的合意だから、あえて『脱原発』を争点にする必要はない」ってのがある。とっちゃん坊やの川内博史君なんかものたまっているのだが、スッカラ菅君の「脱・原発依存」と同じ胡散臭さを感じてしまうのだ。そもそも、「国民的合意」って言うけど、そうしたコンセンサンスが成立してるっていう具体的な根拠は何なんだろう。ムードとしては、確かに「原発は将来的にやめる方向」にあるんだろうけど、それはあくまでも「ムード」にしか過ぎないんだよね。「国民的合意」と言うなら、それをちゃんと担保できる裏づけがなくっちゃ。マニフェストを何の説明もなしに反故にするような人たちが叫ぶ「国民的合意」なんてものに乗るわけにはいきません。簡単に裏切るからね、こやつらは。

 「国民的合意」を形成するのは、「今」なんだと思う。「原発は将来的にやめる方向は国民的合意だから、あえて『脱原発』を争点にする必要はない」んじゃなくて、「原発は将来的にやめるという国民的合意を確たるものにするために、今こそ『脱原発』を争点にすべき」なんだと思う。スッカラ菅君の思いつきだかなんだか知らないけど、方向性は正しい「脱・原発依存」をテコにして、「脱原発」の「国民的合意」を創出することこそ、とっちゃん坊やの川内君には期待したいけど、沖縄米軍基地のグアム・テニアン移転でも掛け声だけだったからなあ・・・。ようするに、「国民的合意だから、あえて『脱原発』を争点にする必要はない」なんて理屈は、原発推進派の思う壺なのじゃなかろうか、という危惧が拭いきれないのだ。

 実際、ギャンブル税なんてことを口走っているいるよごれ髪・与謝野君は、記者の「原発のリスクへの反省がないのでは」との質問に、「そう思っていただいて結構だ」とぬかして居直っているようだが、こんなのが内閣にふんぞり返ってるんだから、「国民的合意」もへったくれもありゃしないってのがよくわかる。

 そういえば、もんじゅ開発中止か、と期待させた20ミリシーベルト男・高木君がその舌の根も乾かないうちに、「中止なんて言ってません」と腰が砕けちまった。ま、20ミリシーベルトぐらいなら元気な子供たちには影響ないでしょうという能天気な御仁ですから、おそらく原子力村からちょいとプレッシャーかけられちゃって釈明会見なんてみっともないことをしちゃったんだろうということは想像に難くない。

 で、「もんじゅ開発中止か」というニュースに敏感に反応したのが、地元敦賀市の市長で、「高速増殖炉は、長い展望で見た時には必要。資源のない日本にとっては有益だ」とぬかしとります。高速増殖炉ってのは、水と触れると爆発する恐れのあるナトリウム使っているんだが、その維持・管理ってのは極めて難しい。技術的には一歩も二歩もリードしていたフランスですら、その困難さに音を上げて撤退しちゃった。そんに危険な原発に何兆円もつぎ込んでいるのは、いまや世界で日本だけです。そんな現状でありながら、「長い展望で見た時には必要」なんてことをよくもまあぬけぬけと言ってくれるものだ。ま、交付金目当てなんでしょうが、もう地元の雇用や財政で原発を語る時代ではないんだから、「おだまり!」なのだ。

 いずれにしても、スッカラ君の「脱・原発依存」を、党内コンセンサンスはとれていないから、ただの私的見解と言い放つ民主党幹部の姿を見る限り、とっちゃん坊・川内君たちの言う「国民的合意」ってのは絵に描いた餅にすぎないってことです。なんかねえ、いつまでも「モヤモヤさまぁず」してないで、もっと気合の入った「脱原発」宣言ってのをかまさないと、原子力村の策謀に押し切られちゃうかもよ。

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2011年7月15日 (金)

ネット上の原発関連情報を収集・監視する資源エネルギー庁の姑息な手段。

 セシウムが検出された牛肉問題がどんどん広がっている。セシウムに汚染されたワラを食べた牛が内部被曝したわけだけど、昨日新たに判明した42頭のウシさんてのは白河市で飼育されていたってんだから、その農家にしてみればこれほど汚染されているとは思ってなかったんだろうね。白河は避難区域に指定されているわけではないから、ま、ちょっと油断したと言えなくもないのだが、ようするに福島第一原発が事故った当初に放射性物質の拡散状況のデータをちゃんと公開しておけば農家ももっと注意したかもしれないのだ。飛び地のように点在するホットスポットだって、同じことです。しっかりとした情報公開しないから憶測も生まれる。そして、風評が飛び交うって図式ですね。

 つまり、風評被害の源ってのは、国の情報隠蔽にこそあるのだが、こともあろうに資源エネルギー庁は、インターネット上の原発報道の監視を業者に委託していたのだとか。しんぶん赤旗が報じているのだが、つまり、ブログやツイッターで本来なら漏れては困る原子力関連の情報が飛び交っていることに危機感を抱いて、ならばってんで特高警察もかくやの監視体制敷いてチェックしてたってわけです。

 自分たちが垂れ流す「やらせ」情報、たとえば、「電力不足キャンペーン」や「節電キャンペーン」、さらには「原発がなくなって電力不足したら、製造業は日本にいられない。雇用も維持できない」てなインチキ情報を覆されちゃたまらんてことなんでしょうね。ま、九電の「やらせメール」と同じ構図です。「やらせメール」の情報はネットの書き込みから広がっていったわけで、業者に監視を依頼したってのは、それだけネットにおける情報発信に危機感を抱いてる証でもあるってことなんだね。

・エネ庁が原発報道監視 税金使い「不適切情報」収集 全国紙・立地県地方紙・ネットも
業者に依頼した仕様書

 60歳以上の技術者で結成された「福島原発行動隊」に対して、東電は「人は足りている」として、あまりいい顔をしていないようだ。でも、「人が足りている」わけがないのであって、おそらく行動隊に立ち入られちゃうとまずいことがあるんだよね。なんていっても経験積んだエンジニアだから、クロートの目は誤魔化せないってことなんじゃないのか。つまり、ここにも情報隠しの動きがあるってことです。アレバ社なんていう金食い虫雇っているのも、国内の業者だと現場の悲惨さが漏れちゃうのが怖いからなのかも・・・ま、いつもの妄想ってやつですが。

 さて、スッカラ菅君の「脱・原発依存」は、よってたかって難癖つけられているようだけど、それでいいのだろうか。福耳猪八戒・枝野君は、「遠い将来の希望を語った」と発言を矮小化し、フランケン岡田君はおなじみの「首相の思いを述べた」とぬかしている。単なる個人的な「希望」「思い」ってことにして、「脱原発」という流れをどうにか堰き止めたいんだろうけど、そうはイカのおちんちんタコが引っ張るのだ。

 マスメディアも、具体策がないとかいちゃもんつけて、冷ややかな報道を続けているけど、一度でいいから具体的な提言したらいかがでしょう。辺野古の時もそうだったけど、あれもダメ、これもダメってんならジャーナリズムじゃないんだよね。ようは、「脱原発」って方向が正しいと思うなら、いちゃもんつけるのではなくて、逆にヨイショして引くに引けない状況をつくってやりゃあいいと思うのだが・・・それをしないってのは、「脱原発」には反対ってことなのかしらん。それならそれで、旗幟鮮明にすればいい。それをしないで、文句垂れてるだけってのは無責任の極みでありましょう。

 ま、つまるところ、国民投票して決着つけたほうがいいと思う今日この頃なのだ。 

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2011年7月14日 (木)

スッカラ菅君の「脱・原発依存」&福島第一原発作業員に弁当売りつける東電。

 なでしこジャパン、決勝進出!! 快挙です。なんてったって、ワールドカップの決勝ですよ。最強といわれるアメリカが相手の決勝戦だけど、トーナメントの一発勝負では何が起きるかわからない。ひょっとすると、ひょっとするかも・・・!!

 トーナメントといえば夏の風物詩、甲子園の地区予選がたけなわで、福島も予選が始まった。熱中症で倒れる選手も出ているようだが、福島は放射能汚染の影響だって考慮しなければいけないんだから、果たして例年通りの開催でいいのだろうか。電力の問題だってある。甲子園のTV中継ってのは電力のピーク時にあたるわけで、電力不足云々と言うなら、主催の朝日新聞は少なくとも秋にずらすとかすべきだと思うけどね。

 そもそも、気象庁は高温注意情報なんてのを流してるくらいなんだから、健康のこと考えたら炎天下で高校生が野球やってる場合じゃないんじゃないか。それにしても、高温注意情報ってのも、なんだか空襲警報みたいであまり感心しないんだけど・・・。

 さて、スッカラ菅君が、「脱・原発依存」ということで、エネルギー政策の大転換をぶち上げたんだけど、マスメディアはなんとも冷ややかであります。延命に利用しやがって、というのが大方の見方ってことなんだろうけど、どんな理由であるにせよ、その方向性は間違ってはいない。具体策は何もないじゃない、という批判もあるんだが、まずもって「脱・原発依存」というメッセージを発したということは、日本のエネルギー政策にとってエポックメイキングな出来事であることは間違いない。

 とするなら、作家の矢作俊彦のツイッターでのスッカラ菅君への逆説的エールはうなづけなくもない。東京新聞「筆洗」が紹介するところによれば、曰く、

●無能かもしれない。性格が悪いかもしれない。しかし決して愚かではない。延命のために何をすればよいかを彼は知っている

●延命のためにのみ、原発をひとつ止められたのである。あと150日延命できるなら、全部止めるかもしれない

●その賤(いや)しさ、さもしさのみを信じて。その性格ゆえ、彼ひとりが出来るかもしれないのだ

 「筆洗」は、「ペテン師と呼ばれても、延命しか考えていないと批判されてもへっちゃらな人だからこそ、原子力ムラのしがらみをぶち破れる。だから、矢作さんは<一切に鼻をつまんで>菅首相を支持するという。(中略)<鼻をつまんで>首相を支持するのか。退陣表明した首相の独走は、逆に脱原発の妨げになると批判するのか。脱原発を支持する人たちも、選択を迫られる時が来るかもしれない」と結んでいるが、スッカラ管君のなりふり構わぬイメージ戦略は、けっこう悩ましいことになってきた。

 おそらく、菅降ろしってのは、原発推進派による「脱原発」つぶしという側面もあったわけだから、原子力村からのプレッシャーはこの時点でかなりのものがあるはずだ。「脱原発」を標榜するグループと共闘できればいいのだろうけど、スッカラ菅君に人望がないものだからそれもうまくいかない。でも、こうなってくると、菅降ろしの後にどんなエネルギー政策を模索するのかということは、大きな焦点になることは間違いない。菅降ろししたのはいいけれど、原発推進に向けてまっしぐらになったんじゃ元も子もないんだから。

 ところで、東電が、福島第一原発作業員の弁当代有料化を検討しているらしい。なんとまあ、せこいというか、けちくさいというか・・・。東電広報は、「弁当の無料配布は、あくまでも非常時の対応。物流が回復してきており、平常時と同様に社員や協力会社の作業員には有料で販売するということ」とぬかしている。「あくまでも非常時の対応」って、いまでも十分に「非常時」じゃないの。しかまあ、命かけて働いている作業員から弁当代を徴収するっていうそのセンスがさもしい。なんか、文句たれてるこちらが情けなくなってくるってもんだ。

 被曝の危険がある作業している人間に、弁当は自腹だよって言うなら、テメーらでやりやがれってんだ・・・!

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2011年7月13日 (水)

脅迫節電効果で電力余ってきたから、他社に融通検討しているそうです。

 陸山会事件における石川議員、池田秘書の供述調書不採用に対する検察の異義申立が却下された。石川供述なるものを賑々しく報道し、陸山会事件を検察の筋書き通りの事件として報道したマスメディアがどう伝えるかと思ったら、新聞なんかは社会面の片隅に小さく載せただけ。陸山会事件そのものが成立しない可能性も出てきたんだから、本来なら自らの報道の検証もあわせてしっかりと記事にすべきなのに、なんという体たらくでしょう。自分たちに都合悪い情報は、こっそりと頬かむりしちゃうって体質は、いつまでたってもリハビリできていないようでね、これじゃ、世界のジャーナリストから官製報道と笑われるわけです。

 家族をシンガポールに避難させたらしいとネットで噂になっていた福耳猪八戒・枝野君が、法的措置を検討しているらしい。「政府の発言に対する信頼性に影響する。法的措置とるなら民事ではなく刑事(告訴、告発)だ」といきまいているようだけど、「直ちに健康に影響ありません」とかなんとかごたくを並べているうちに、とっくに政府の発言てのは信頼性が失墜しているわけで、まずは自らがばら撒いた付け焼刃のおためごかしこそを深く反省するのが先決なんじゃないの。法的措置とるってんなら、「プルトニウムは食べても大丈夫」とか、「ニコニコ生活してれば放射能は怖くない」とかデマ飛ばしている御用学者を訴えるのが政府の役目だと思うけど、いかがでしょう。 

 ところで、東京新聞が一面トップで伝えるところによれば、福島第一原発事故の要因となった全電源喪失について、原子力委員会が18年前に既に検討し、炉心損傷の可能性を認識していたとか。それでも、「考慮する必要はない」という国の安全設計審査指針を優先させて、安全対策をとらなかっというから、あきれてしまう。このワーキンググループには、東電も外部協力者として参加している。

 原子力安全委員会の出鱈目委員長は、「前から安全規制改革をやっていれば事故は防げた」と他人事のようにコメントしているが、聞きようによっては「安全管理してれば原発事故は防げる」って聞こえるんだけど・・・。福島第一原発の事故を「人災」と位置づける発言したりしていることと併せて考えると、ひょっとしてフクシマは単なる「ヒューマンエラー」としたいんじゃないのかと勘ぐりたくなってくる。つまり、「ヒューマンエラー」ってことにしちゃえば、安全対策さえ万全なら原発は安心、ってことにつながるんだよね。玄海町長が、国の安全対策を容認する発言した時に、「怖いのはヒューマンエラー」みたいなことを口走っていたんだけど、それこそが原発推進派の策略なのかも。人災事故という側面を強調する出鱈目委員長の動きがどうも気になる今日この頃なのだ。

 梅雨が明け、猛暑の襲来に節電するのもめげそうになる日々が続いているが、東電副社長が、「夏場は乗り切れるメドがつきつつある」とのたまったそうな。日経新聞(電子版)からの引用です。

(これより引用)

東電副社長 他社に電力融通検討

 東京電力の藤本孝副社長は11日、日本経済新聞のインタビューに応じ、1日から実施されている電力使用制限令に基づき「同じ気温でみた場合に10~15%程度電力使用量が減り、夏場は乗り切れるメドがつきつつある」と指摘した。その上で、東電よりも需給環境が厳しい西日本の電力各社に対し「要請があれば、応援融通を検討しなければならない」と述べた。

 夏の供給余裕が出た場合、その日の需要に応じて他電力への一時的な融通を検討する。藤本副社長はまずは同じ周波数の電力を使う東北電力への融通を優先するが、西日本の電力会社から要請があれば応じる可能性を示した。

 電力が全国で不足しているため「オール電力(会社)でカバーしなければいけないのは、電力会社として必要な考え方」としている。

 だが東電管内は電力使用制限令で利用者に節電を強いているのに対し、西日本の電力会社の節電要請は顧客の自主的な対応に任されている。

 利用者への節電要請を緩める方が先ではないか、との指摘に対しては「計画停電をなんとしても避けるため、需給には余裕を持ちたい」とした。他電力に供給を検討する一方で、現段階で節電要請の緩和は難しいとの考えを示すもので、波紋を呼ぶ可能性もある。

 足元の需要については9日(土)のピーク需要は前日8日(金)よりも約100万キロワット多かったことから、自動車業界を中心とした休日操業など「製造業の土日シフトの効果がかなり出ている」との見方を示した。

 今後も「節電が着実に実施されれば、需要の見通しを見直す」として電力需給環境が好転する可能性を示唆した。

 ただ暖房需要が膨らむ冬までに柏崎刈羽原発(新潟県)で定期検査中の2基の再稼働ができない場合には、今冬の電力需給が厳しくなる。藤本副社長は今冬の電力使用制限令の可能性については「政府が決めること」としたうえで、「昨冬のピーク需要(5150万キロワット)と同じ供給力を確保できる状況にない」として、夏と同様に一定の節電が必要になるとの考えを示した。

(引用終わり)

 電力使用制限令があったから乗り切れそうなんだぜ、って脅しにも聞こえるし、なんてったって電気握ってるのは電力会社なんだから言うこと聞けよ、って驕りにも聞こえるし、いずれにしても鼻持ちならないインタビューだ。で、結局のところ電力足りてるわけで、なんか節電に腐心するこちとらが馬鹿みたいってな気分にさせられる。このところ、夕方までエアコンつけないで、扇風機と首に巻いた冷却剤でしのいできたけど、今日は思いっきりエアコンで涼んじまおうかと思案するくろねこであった。 

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2011年7月12日 (火)

山下大先生、福島県立医大の副学長に・・・!?

 「原発再稼動統一見解」なるものが発表されたけど、ようするに原発再稼動するためのアリバイづくりをしましょうってことです。ストレステストなんていう名前聞いただけでもストレスたまっちゃうような検査をぶち上げたのはいいけれど、チェックするのが原子力安全・(不)安院と原子力安全委員会なんだから、お手盛りもいいところ。だいたい、1次、2次の2段階方式ってのも胡散臭い。停止中の原発が対象になる1次評価ってのは、想定外の地震や津波にどの程度までもちこたえられるかってのをコンピューターでシミュレーションするらしいが、あくまでも机上の計算なんですね。ま、玄海原発などの停止中の原発を速やかに再稼動させたいための妥協の産物ってところか。

 でも、1次、2次のどちらの評価も具体的なことは何も決まっていないようだし、どんなに急いでも夏の再稼動は無理とも言われている。ということは、原発なしで夏を乗り切ってしまったら、原発いらないということになるわけです。でも、何が何でも原発推進したい勢力にとってみればそれじゃ困るわけで、ひょっとしたら恣意的に停電起こして電力不足の危機感を煽ったりして・・・。ま、これはいつもの妄想ですが、「やらせ」が得意な電力会社だからね、何が起きても不思議はない。

 千葉県柏の清掃工場では、庭木などの焼却灰から基準値の8倍を超えるセシウムが検出され、放射能による汚染はとどまるところを知らない。そんな現状にあっても、スッカラ菅君はストレステストなんていう小手先の政策でお茶を濁し、あたかも脱原発を装いつつ、エネルギー政策の未来図を語ることはない。ストレステストなんてものは、原発の安全性をチェックするためのものではなくて、いかに原発が安全であるかを宣言するための方便にすぎないんだよね。

 東京新聞の「本音のコラム」で、ルポライターの鎌田慧氏が、「『より安全な原発を』『停電の抑止力』などといって原発にしかがみついているのは、ヒロシマ、ナガサキがあっても、『聖戦』継続を叫び、一億玉砕に引きづりこもうとした軍部の無謀をおもわせる」と書いていたが、けだし名言でありましょう。さしずめ、原発ありきで電力会社の代弁者となっている経団連会長なんかは、戦争を支えた隣組の元締めみたいなもんです。

 「ニコニコ生活していたら放射能は怖くない」と大ボケ発言した長崎大学の山下大先生が、福島県立医科大の副学長に就任するらしい。いやあ、悪い冗談にもほどがあるっていうものだ。こんな札付きの御用学者先生に自分たちの健康を委ねなくてはいけないんだから、これでは福島県民は浮かばれない。被曝の現状をどうやっても隠蔽したい国、県、東電が三位一体となった人事なんだろうけど、こうなったら山下大先生には福島のホトスポットに居を構えて、自ら被験者となって放射線医学に貢献していただきたいものだ。放射能は怖くないって言ってんだからさ。

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2011年7月11日 (月)

「セシウム検出された牛を食べても大丈夫」と大ボケ発言かます破廉恥漢。

 「プルトニウム飲んでも安全」とニヤケながら放言した原子力村御用達の大橋教授なんて御仁がいたが、今頃どこでどうしているのやら。と思っていたら、昨日のテレビ朝日『ワイドスクランブル』で、これも原子力村御用達学者のひとりである唐木英明東大名誉教授とやらが、「セシウム検出された牛肉食べても大丈夫」ってデマ飛ばしていた。

 この御仁は、日本学術会議副会長で食品安全委員会のリスクコミュニケーション専門調査会委員も務めているのだが、BSE騒動の時には、「全頭検査は不合理」とか「ゼロリスクは不合理」とか、さらには「アメリカ産の牛肉を食べても日本人がBSEに感染する確率は200兆分の1」とか言い放って顰蹙を買ったものだ。

 で、昨日の『ワイドスクランブル』でも同じようなスタンスでセシウム検出された牛肉の安全性をのたまっていたのだけど、「牛は被曝しても3歳までに食べるから癌にならない」なんてわけのわかんないことを口走る御用学者をいまさらのようにコメンタテーターとして出演させるTV局の見識もまた疑がわしい。僕自身は聞き逃してしまったのだが、テリー伊藤の「セシウム検出された牛をあなたも食べられるのか」という質問に、「私は食べます。食べても影響が出る年齢ではないので」ってこの御用学者大先生は返答したらしい。おいおい、こんなとこでボケてどうする。てことは、「子供は食べるとやばいよ」ってことなんじゃないの。こうした御用学者の先生の安全神話振りまく大ボケ発言か実は風評を生んでいるんだよね。

 福島県の畜産農家では「全頭検査」の声があがっているが、けだしもっともなことでしょう。とはいえ、全頭検査したくても、「検査に使用する『ゲルマニウム半導体検出器』は県内には2カ所に計6台しかなく、また1台2000万~3000万円と高価。県内の肉牛農家は約4300戸で頭数は約2万8000頭に上り、全頭検査には予算面も課題」(毎日新聞より)になっているのだとか。

 御用学者先生がどんなに安全神話振りまいたところで、放射能汚染による被害はそんなボケ発言におかまいなしに至るところで広がっているわけで、こんな輩のために研究費として税金が投入されてきたってのは間尺にあわん。こういう奴ばらにこそ事業仕分けの鉄槌を下すべきだったんじゃないのでしょうか。プンプン。

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2011年7月10日 (日)

フクシマは「海のチェルノブイリ」

 なでしこジャパン、ドイツを延長戦で下しベスト4進出! いやあ、凄いの一言です。ゴルフの全米オープンでは、第2ラウンド終了時点で、宮里美香が単独トップ、宮里藍も2位でピッタリマーク。いやはや、日本の女性アスリートのパワーに脱帽の日曜の朝なのであった。

 さて、パパが玄海原発PR館館長だった古川佐賀県知事の政治団体に、九電の幹部社員が個人献金していたのが発覚した。金額は一律年3万円。個人献金を装っているけど、役職を離れるとその個人は献金していないっていうから、個人献金を隠れ蓑にした企業献金という疑いをかけられても仕方がない。政治資金規正法では、「政党以外への企業献金を禁止」されているわけで、ま、これも「やらせ」のひとつなんでしょうね。

 原発が絡んでいなけりゃ、それほど問題にもならなかったかもしれない。おそらく、こうした形での献金ってのは、ゼネコンあたりでは当たり前のことなのだと思う。でも、今回ばかりは、お目こぼしは難しいかも。ただでさえ、九電との癒着の構造が、岸本玄海町長共々取りざたされている時期だし、東京新聞なんかは「こちら特報部」で早々と取り上げている。

「九電と癒着」不信感
「岸本組」が17億円超受注
知事は父が元社員、社宅育ち

 見出しだけで内容は大方想像ついてしまうが、こうまでその背景に胡散臭い状況があると、政府が原発再稼動の尖兵として玄海原発を選んだ理由も納得がいこうというものだ。ひとつの原発が再稼動したら停止中の原発がすべて動きだすという「ドミノ理論」の最初のコマとして、玄海原発は環境が整っていたというわけです。

 おそらく、首長と電力会社のこうしたしがらみってのは、玄海原発に限ったことじゃないね。こうなったら、原発抱える県や町の首長と電力会社との関係を洗いざらい公表してほしいものだ。パパが原発PR館館長だったり、ファミリー企業が原発マネー使った事業を独占的に受注していたなんていう露骨な関係は稀かもしれないけれど、多かれ少なかれ何らかの関係があったとしたら、すべてが八百長てことだからね。

 「こちら特報部」は、同じ紙面で海外メディアのフクシマに関する報道を追い続け、ムブログで発信してきた元東京医療大学の大沼安史特任教授を紹介していた。それによれば、

(ここから引用)

 多重事故は過少評価され、四月に最悪のレベル7に引き上げられたが、英紙は「7・7・7・3」と表現した。チェルノブイリ事故は炉一つだったが、福島は1、2、3号機がレベル7、4号機がレベル3という意味。

 「単純に足すとレベル24。海への汚染がひどく『海のチェルノブイリ』とも呼ばれている

(引用終わり)

 「海のチェルノブイリ」か・・・。それほど世界は危機感をもってフクシマを見守っているってことなんだよね。さらに、「3号機の核燃料プールで『核爆発』が起きた可能性も注視する」っていうから、日本のマスメディアの報道がどれほど能天気なものかわかろうというものだ。ようするに、東電や経産省からの情報を垂れ流すばかりで、独自取材による情報なんかひとつもないってことなんですね。

 大沼元教授は、「もしも『いま直ちに危険はない』と当局者が言うのを聞いたら、なるべく遠くに、なるべく早く逃げなさい」というロシアの科学者の言葉を紹介しているが、福耳猪八戒・枝野君はこれを何と聞くだろう。原子力安全委員会の出鱈目委員長は、フクシマは「人災だった」と認めたって言うから、そうであるなら一日も早く東電を強制捜査すべきだし、原子力委員会や原子力安全・保安院、さらには原発推進してきた自民党を中心とした政治家にも事情聴取すべきだと思う。

※詳細は、大沼元教授が海外メディアの報道をまとめた『世界が見た福島原発災害』(緑風出版)をどうぞ。

 最後に、南相馬産の牛からセシウムが検出されたけど、鶏や豚などの食肉の汚染がそろそろ現実のものとなってきたようだ。楽観論垂れ流しているうちに、事態はどんどん深刻化している。それでも、放射能に危機感を抱く母親を、「ノイローゼママ」と揶揄するメディアがあるのは哀しい限りだと天を仰ぐ今日この頃なのである。

【くろねこの競馬予想】

 福島の夏競馬の名物レースである七夕賞は、ことは中山開催となった。中山2000mというえば皐月賞と同じで、当然人気はキャプテントゥーレということになる。おそらく3着には粘りきると思うけど、勝つのは長期休養明けの前走を快勝したマゼラン。相手にはオペラブラーボ、キャプテントゥーレ。3連複の穴ならイタリアンレッド。

 京都ではダートの重賞プロキオンステークス。ここはケイアイガーベラで鉄板か。相手にはこれも人気のナムラタイタン。硬くおさまるような気がするのだが・・・。

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2011年7月 9日 (土)

福島第一原発はメルトアウトの危機!?

 やらせメールだストレステストだと、原発をめぐる混乱はますますスラップスティック化しているけれど、ではすべての発端である福島第一原発はどうなっているのかというと、ほとんどニュースらしいニュースが伝わってこない。しかし、漏れ聞こえてくるところによると、メルトダウンがメルトスルーになり、いまやメルトアウト寸前なんだとか。京都大学の小出裕章助教もその可能性を示唆している。メルトアウトとは、融け落ちた炉心が格納容器を融け破り電子炉建屋の基礎部を突き破って地殻に沈降することをいうのだが、その対策としては地下遮蔽壁が有効とされている。

 で、小出助教も口をすっぱくして地下遮蔽壁の建設を訴えているのだが、どうやら経産省も東電もまったく馬の耳に念仏。反原発のヒーローとなりつある河野太郎君のブログ「ごまめ歯ぎしり」によれば、「経産省・保安院に汚染水が地下からしみ出さないような遮蔽壁の進捗状況を尋ねる。7月中に検討して、来年1月から建設ですかね、という答え」なんだとか。ま、悠長なこってす。やらせメールだなんだとかまびすしいのも、ひょっとしたら福島第一原発があまりに深刻な状況になってきているので、それから目をそらさせるためのお祭り騒ぎなのではなかろうか。なんて妄想もしてまう今日この頃です。

・メルトアウト・福島第一1号機炉心
河野太郎公式ブログ「ごまめの歯ぎしり」

 で、九電の「やらせメール」だけど、「県幹部、事前把握も対応取らず」と佐賀新聞が報じている。説明会の放送1時間前に、共産党の県議から「九電が賛成のメールを送るよう指示した文書がある。番組には八百長が仕組まれている」という指摘があったにもかかわらず、確認がとれないのでそのままにしていたというのだが、ひょっしてパパが玄海原発PR館館長だった古川知事も知っていた?・・・としたら、「やらせメール」どころの騒ぎじゃないかも。ま、こうした八百長ってのは、小泉時代の自民党のタウンミーティングなんかでも盛んに使われた手口なんだが、原子力村ではあまりにも常態化していただけに九電も甘くみていたわけです。つまり、市民を舐めてるわけで、こうなったらストレステストの結果がどうなろうが、原発再稼動は無期限停止でしょう。

九電「やらせメール」 県幹部、事前把握も対応取らず 

 このところ猛暑が続いているにもかかわらず、思いの他電力消費量が上昇していないのだが、それについてマスメディアは過度に節電効果を喧伝している・・・ような気がする。これも胡散臭いんだよね。節電効果も多少はあるんだろうけど、そもそも電力は足りていたってのが本当のところなんじゃないの。おそらく、これからは「電力不足キャンペーン」から「節電キャンペーン」にシフトして、夏の電力がどうにか保っているのは、「節電のおかげ」って声高に叫び始めるよ。でないと、原発なしでも大丈夫、がバレちゃうもんね。

 ちなみに、河野君はブログでこんなこともつぶやいてます。「経産省が北陸電力も電力不足といっているという新聞記事を北陸電力に確認すると、即座にそんなことありませんと否定される。では経産省に問い合わせると、答えが返ってこない」。やっぱりね・・・。

 ところで、スッカラ菅君が公明党議員の「恥知らず」という罵倒に切れたようで、というかこのところの自公のなりふりかまわぬ攻撃についに窮鼠猫を噛んだようで、「長年与党だった公明党にも責任の一端はある。他人に失政を押しつけて責任を免れようとするのは、恥の文化に反する」と反転攻勢に出た。ま、お前らに言われたかねえや、っていうことです。実に正論なだけに、痛いところつかれた自公はグーの音も出ない。アンパンマン石破君は、「われわれは責任があると認めている。勝手にけんかを売っている。学ぶことや反省することがない人だ」とぬかしているけど、地元の浜田君を一本釣りされちゃったような人徳のない奴に言われたかないやね。

 それにしても、スッカラ菅君の粘り腰は、往年の若乃花(初代)並みですね・・・って、古すぎか。それにしても、ここまで居直れる原動力って何なんだろう。オッカアが裏にいるなんて話もあるけど、そんなわかりやすいことではないと思う。辞表叩きつけることもできない、岡田、安住、玄葉、枝野の底抜けカルテットがいるうちは、「宰相不幸社会」はここ当分続くんでしょうね、きっと。

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2011年7月 8日 (金)

「原発やめますか、人間やめますか」

 明け方の地震は、東京では久しぶりの揺れでちょいと驚いた。さすがに飛び起きるほどではなかったけど、先日は和歌山でも大きな地震があったし、やっぱり日本は地震の活動期に突入しているのは確実なんですね。

 ああ、それなのに、それなのに、原発再稼動で揉めるこの国ってのは何なのだろう。と思っていたら、スッカラ菅君の思いつき(?)で突如浮上した「ストレステスト」のおかげで、玄海町長は原発再稼動容認を撤回。報道陣の前で九電に直接電話して、「撤回」を告げるパフォーマンスまで披露するありさまだ。パパが玄海原発PR館の館長だった古川佐賀県知事も、血相変えて福耳猪八戒・枝野君に詰め寄る始末。

 せっかく再稼動に向けて道筋をつけてやったのに、いまさらなんてことしてくれるんだ、ってところなんだろうけど、このクレームはあまり説得力ありません。「いまさら」って言うけど、まだ再稼動してるわけじゃないし、念には念を入れましょうって言われちゃったら、素直に「そうですか」と受け入れるしかないわけで、ま、交付金止まっちゃうから慌ててるってことなんでしょう。

 玄海町長は、「(原発が)全部止まってしまうと日本全体が困る。小さな町でさえも、日本の電力需要や経済について心配しているのに、国は怠慢ではないか」と訴えているようだけど、大きなお世話です。本音は、原発が止まって困るのは玄海町そのものということなんだよね。日本全体が困るなんていうのはおこがましい。最早、原発再稼動は地域の雇用や財政といったレベルで語ることではない、ということを誰かわからせてあげればいいのに。

 玄海町長は、原発がなければ日本が困ると強弁するけど、そもそも日本の電力供給ってのは、原発がなくても十分にまかなえるという試算もある。たとえば、名古屋大学の高野雅夫准教授によれば、原発が稼動しなくても、東電でさえ6000万kw以上の発電能力があり、その他の電力会社も軒並み最大需要予測を上回っているとか。これは、昨日のテレビ朝日『モーニングバード』の「そもそも総研」のコーナーで紹介されていたのだが、つまりは電力会社の情報公開ってところに行き着く。ま、諸悪の根源は電力会社の情報隠蔽体質にあるわけです。

電力不足は本当か?高野雅夫・名古屋大学・准教授/そもそも総研

 東京新聞「こちら特報部」は、「原発は覚せい剤に似ている。疲れに付け込み、一時的に興奮させるが、実際は破滅にいざなう」と原発とそれを抱える地元との関係を書いていたが、「原発やめますか、人間やめますか」」ってことなんですね。そして、地元の「脱依存症のリハビリを支えねば」と続くのだが、ふんぞり返った松本組長が言い放った、「知恵を出せ」って言葉は、ひょっとしたら玄海町長、佐賀県知事、そして原発を抱えるすべての地域の首長はもとより、原発推進する国にこそ向けられるべきものなのかもしれない。

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2011年7月 7日 (木)

原発の周辺にいる人々はいろんな理由でくっつきあって、すべて「やらせ」の関係なんですね。

 2018年の冬季オリンピック開催地が韓国のピョンチャンに決定。これで、2020年の夏季オリンピックの東京開催はかなり悲観的な見通しになったってことです。ヨーロッパならともかく、冬と夏との違いがあるとはいえ、アジアでの連続開催はよほどのことがない限り難しい。ま、それでも耄碌知事は開催に向けて頑なに突き進んでいく気なんだろうが、この時期に何百億もの金を使って誘致合戦繰り広げるってのは狂気の沙汰としか言いようがない。いっそのこと、東京が金出すから福島、岩手、宮城の3県開催を訴えたらいかがでしょう。震災復興という大義名分もこれなら説得力抜群だし、そのために都税を使うなら都民も喜んで賛成すると思うけど、どうだろう。もっとも、それまでに原発人災事故が収束してたらの話ではあるけれど・・・。

 さて、九電の「やらせメール」をようやくマスメディアが取り上げ、玄海原発再稼動も怪しくなってきた。このやらせメールに関しては、先月の末あたりからネットでは流布されていたことで、九電の下請け会社に勤める夫を持つ奥さんが、ママ友との会話の中で話したこととしてブログやツイッターでささやかれていた。ま、ようやく日の目を見たわけだけど、こうした「やらせ」ってのは原発推進のプロセスでは常態化していたことなんだよね。

 潤沢な広告費を落としてくれる電力会社はマスメディアにとって、最上級のクライアントであり、福島第一原発の人災事故後のなんともぬるい報道を見ていれば、それ自体「やらせ」だってことがわかる。だから、TVや新聞が、九電の「やらせメール」の噂を知っていながら、真剣に検証しようとしなかったのは当たり前なんですね。今回は、共産党がほじくり返したことで明るみになったけど、へたしたら噂の類で終わってたかも。

 東京新聞は、ネットの書き込みが発端になったと報じつつ、「報道各社が九電側に事実関係を問い合わせたが、広報は否定」と、一応の経過を説明していたが、ま、これはアリバイ作りみたいなもので、広報が否定したらそれで納得しちゃったんだとしたら、ジャーナリズムとしてはあまりにもお手軽だ。

 TVなんかは、普段のニュースからして、タイアップやパブリシテイーが氾濫しているし、バラエティーのお店紹介みたいなことなんかすべてタイアップといってもいいでしょう。つまり、「やらせ」もしくは「やらせ的手法」は、TVでは日常的に横行してるわけです。雑誌が力をなくしていった経緯も、これとまったく同じ。編集記事という体裁をとってはいるけど、実はタイアップやパブリシティーといったページは実に多いのであって、これじゃ、クライアントの気分そこねるような原稿は書けません。

 そんなな時に力を持つのが広告代理店で、80年代はそれでも現場のほうがパワーあったんだけど、バブルがはじけてからはその現場も広告代理店の顔色うかがったりしてるからね。これじゃ、雑誌が面白くなるわけがない。

 なんて、ちょいと話がそれちまったけど、九電の「やらせメール」に話を戻せば、6月27日のブログに書いたように、そもそもインターネットを使った説明会への参加住民の候補者リストってのは広告代理店が作っていたわけで、そのことからしてこれはもう「やらせ」なんだよね。

 さらに、玄海原発再稼動容認した玄海町長と九電との癒着は、一昨日のブログで紹介したけど、なんと古川佐賀県知事の父親は九電の社員で、玄海原発PR館の館長だったと日刊ゲンダイが報じていた。そう考えると、「やらせメール」に関して、「気持はわかるが少しやりすぎ」という能天気なコメントも納得がいく。しかしまあ、「安全はクリアされた」と原発再稼動に前向きだった知事が、説明会への「やらせメール」にこのコメントですよ。「気持ちはわかる」って、語るに落ちたとはこのことか。

 つまり、原発の周辺にいる人々も、いろんな理由でくっつきあって、すべて「やらせ」の関係なんですね。いまや原発の走狗と化している海江田君もそのコマのひとつで、原発再稼動要請の方針をスッカラ菅君に伝えていなかったらしい。ようするに、原発再稼動ってのは、経産省の「やらせ」なわけです。スッカラ菅君がいくら腐った首相だとしても、原発再開要請方針という国のエネルギー政策の根幹に触れる重要事項の絵図を経産省が勝手に描く権利も資格もない。いまになって、海江田君は否定しているが、そんなことここまできたら誰が信じるだろうか。

 「テストします。結果は合格と決まっています。海江田万里経済通産大臣が打ち出した原発のストレステストとは、そんな話ではないか」と東京新聞の社説は嘆いていたが、おそらくそんなところでしょう。なんてったって、どんな検査するのかも決まっていないし、検査するのが第三者機関ならともかく、いまだに経産省から独立することなく鎮座ましましている原子力安全・(不)安院だもんね、「やらせ」に決まってます・・・・って、思わざるを得ない自分が逆に情けないと天を仰ぐ今日この頃なのであった。

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2011年7月 6日 (水)

高放射線量汚染をすっとぼけた文科省の犯罪。

 松本組長の辞任騒ぎの影で、自衛隊のF15が東シナ海上空で墜落したニュースの真相がとんと伝わってこないのは何故だろうと首をひねる蒸し暑い朝である。F15に何が起こったか? 墜落したとされる場所がこのところきな臭い東シナ海上空だけに、ちょいと気になるところだ。

 で、その松本組長のドタバタ辞任劇だけど、どうもスッキリしない。辞任の記者会見では、「一番お世話になったのは妻と子供たちであり改めて感謝申し上げたい」てなことをぬかしておりましたが、身内に感謝か、なんか違和感あるコメントなんだよね。松本組長の人となりについては、「普段はあんなこと言う人じゃないのに、なんで」てな言葉も聞こえてくるのだが、なんか心の中に鬱屈したものを抱えちゃって本性丸出しになっちゃったのかもしれない。断ったにもかかわらずスッカラ菅君に無理矢理、復興担当相を押し付けられたんで、「苦悩の末〝ぐれた〟対応をした」てなことを岩手県知事の達増君はコメントしていたが、なるほど言い得て妙だ。松本組長は、「租にして野だが卑ではない」とも口走ったりもしていたが、引き合いに出された石田礼助翁も草葉の陰でズッコケてるんじゃなかろうか。

 それにしても、松本組長の言動は単なる舌禍事件なのだろうか。昨日も書いたように、漁業特区をぶち上げた宮城県知事への牽制と評価する意見もあるようだけど、本当にそうだろうか。野村総研などを絡めた漁業権にまつわる利権てのに、松本組長がこれまで反対しているなんてことは聞いたことはないからね。うがった見方をすれば、菅降ろしのためのパフォーマンスってことも考えられないことはない。TV朝日の川村君も、そんなことをコメントしてたっけ。なんてったって、閣僚でありながら菅辞任を真っ先に口にしていたのが組長だからね。ま、そうだとしたら、相当な役者ってことになる。

 いずれにしても、まだまだ裏があるね、この話には。とはいえ、どんな理由があろうとこんな無礼な奴を擁護する気には到底なれません。

 面白いのは、民主党の幹部たちのコメントだ。偽黄門なんか、「ああいう人を閣僚にした首相に一番責任がある」とかぬかしてるし、トッポジージョ安住君は、「任命責任は当然ある。謙虚さがない内閣だ」とほざいています。そんな首相を選んだのは自分たちなんだから、そちらの任命責任はどうなるんですかねえ、と突っ込みのひとつ入れたくなろうというものだ。

 ついつい、松本組長のスラップスティックに字数を割いてしまったが、どうやら浪江町の山間部が高線量の放射性物質に汚染されていたという事実を、文科省が隠していたことがバレちゃったようです。原発人災事故直後の3月17日には、毎時158~170マイクロシーベルトもあり、文科省のホームページで公表されていたのだが、地名がわからないように仕掛けがされていたというのだから、これはもう犯罪といってもいいでしょう。原発は情報公開が大原則。事故が起きればなおさらであることは言うまでもない。

 この地域にはまだ20人ほどの住民が住んでいるが、鼻血が出るなどの体調不良を訴えるひともいて、彼らにしてみれば人体実験以外のなにものでもない。ようするに、国民の生命と財産を守るべき政府が、もっぱら人命軽視にいそしんでいるわけです。この地域にわざわざ避難したひともいるんだから、情報隠蔽の罪は重い。

 同時に、相も変わらず、政府や東電からの小出しの情報だけを垂れ流し、自らは何の検証もしないマスメディアも同罪です。フリーランスのジャナーリストに対する記者会見での怒声は、絶対に忘れてなるものかと誓うくろねこであった。

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2011年7月 5日 (火)

福島の子供たちに甲状腺被曝が判明。それでも、玄海原発は再稼動するのか・・・。

 ふんぞり帰った復興担当大臣の松本組長が辞任。ま、明日からの国会が紛糾するだろうことを考えれば、その前に辞めちまおうってことなんだろうけど、後味の悪い話になったものだ。人間ってのは失敗する動物なのだが、その時の対処の仕方ってのが極めて大事なわけで、言葉が命の政治家ならなおさらだ。こやつの許しがたいのは、謝罪というより言い訳に終始しちゃったことなんですね。「九州人だから語気が荒い」とか、「B型だから短絡的」とか、「・・・だから」っての枕詞がついたら、そりゃもう謝罪とは言えない。ちなみに、私、B型ですけど、何か?

 「漁港を集約するのは県で意見集約をちゃんとやれ」って言ったのは、宮城県の村井知事が画策している漁業特区に対する牽制で、それなりに意味があるという意見もあるんだけど、同和利権の松本組長と野村総研と組んだ漁業利権の自衛官上がりの村井知事とのガチンコ勝負なら場所が違うよね。今回の問題ってのはそんなレベルの話じゃなくて、言葉が命の政治家の品格の問題なんだと思う。あそこまで悪態つかれたら、村井君も、達増君も、「そこまでおっしゃるなら、大臣、お帰りください」って言って席を立っちまえばよかたのに。結局、一番くやしい思いをしたのは被災者ってことです。なんか情けないことになっちまったものだ。

 情けないといえば、玄海原発再稼動に玄海町長がゴーサインを出した。この町長のファミリー企業と九電との癒着が噂されているけど、さもありなんてことか。一昨日のブログでも書いたように、玄海原発1号機は鋼の強度の指標となる脆性遷移温度が上昇し、緊急冷却すると原子炉が爆発するかもしれないと危惧されているというのに、どんな安全が担保されたというのでしょうか。玄海町長には、そこのところを具体的に説明してほしいところだ。

玄海町政「癒着の構造」 九電軸にうごめく政・業~玄海原発運転再開への疑問~ 

 また、何かあったら、国が、国がとも言ってるようだけど、国が責任持つってことは税金投入することだってあるわけで、ならば地元だけで原発再稼動を決められたらたまったもんじゃない。事故が起きたら、日本はもとより世界中に放射能の被害は広がるんだから、玄海町長や佐賀県知事の判断だけで再稼動してもらっちゃ困るのだ。一定程度の理解は得られたと町長は言ってるけど、住民の意見てのは本当のところはどうなんだろう。町のボスが怖くて何も言えないなんて状況があるとしたら、これまた問題なんだけどね。

 玄海原発が再稼動しようとしている中、福島第一原発周辺の子供たちが甲状腺被曝したことがわかった。ゼロ~15歳までの1080人を対象にした調査の結果で、45%の子供に被曝が確認されたそうな。調査をした原子力安全委員会は、「精密検査の必要のないレベル」とお決まりの文言を並べ立てているが、被曝していたという事実は重い。おそらく、これは始まりにすぎないわけで、10年、20年後を考えると、そら恐ろしくなってくる。

 原発再稼動にゴーサインを出した玄海町長に、こうした実態は見えているのだろうか。見えてないだろうねえ、黄金色のきらめきに目がくらんでるだろうから・・・。

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2011年7月 4日 (月)

被災地を恫喝する復興担当大臣&国民を愚民扱いする原発世論対策マニュアル

 石原裕次郎の映画に『太陽への脱出』(1963年、監督舛田利雄)というのがある。東南アジアで武器密輸をする死の商人に仕立て上げられた青年の悲劇を描いたもので、ラストでは銃弾を浴びて惨殺される。主人公が死んでしまうという結末、それも裕次郎がっていうのでちょいと話題になったのだが、この中で裕次郎がピアノを弾きながら中原中也の「骨」を歌うシーンがある。

ホラホラ、これが僕の骨だ、
生きてゐた時の苦労にみちた
あのけがらはしい肉を破つて、
しらじらと雨に洗はれ
ヌックと出た、骨の尖。

それは光沢もない、
ただいたづらにしらじらと、
雨を吸収する、
風に吹かれる、
幾分空を反映する。

生きてゐた時に、
これが食堂の雑踏の中に、
坐つてゐたこともある、
みつばのおしたしを食つたこともある、
と思へばなんとも可笑しい。

ホラホラ、これが僕の骨――
見てゐるのは僕? 可笑しなことだ。
霊魂はあとに残つて、
また骨の処にやつて来て、
見てゐるのかしら?

故郷の小川のへりに、
半ばは枯れた草に立つて
見てゐるのは、――僕?
恰度立札ほどの高さに、
骨はしらじらととんがつてゐる。

 当時中学生だった僕にとって、「ホラホラ、これが僕の骨だ」というフレーズはなんとも衝撃的なものだった。そして、その歌ひとつで、この映画は僕の中で名作となった。 「骨」が中原中也の詩であることを知ったのはずいぶん後のことで、「サーカス」で初めて中原中也に触れ、しばらく読みふけった時のことだから高校3年にはなっていたかもしれない。

 それはともかく、その『太陽への脱出』を、昨夜、何十年ぶりかでチヤンネルNECOで観た。いまとなっては、ストーリー展開にはかなり無理があるものの、「骨」を弾き語りするシーンは何回観てもまったく色褪せることなくエロチックなものだった。誰もいないバーのカウンターで、白のディナージャケットを羽織り、グラス片手に煙草をくゆらせる裕次郎。ああ、これは、『カサブランカ』だ。ボギーへのオマージュなのだ、と今回改めて気づかされたのも収穫であった。ちなみに、共演の岩崎加根子と殿山泰司も必見です。

Photo

 で、ちょいと映画の余韻に浸っていると、ふんぞり返った復興担当大臣がなにやら偉そうにしているニュースが・・・。なんとまあ品のない、とその時は思ったのだが、一夜明けてみればこれがとんでもハップン、歩いて10分なことになっていた。東京新聞は、「被災知事を厳しく激励」なんて、見出しではおとなしく報じているが、その中身といったらこれは激励ではなくて恫喝以外の何ものでもない。「智恵を出さないやつは助けないぐらいの気持ちを持って」とか「こっちも突き放すところは突き放す」とか、被災地の甘えは許さんぞって脅してるわけで、挙句には「客待たしてどうする」みたいなことも口走っていた。こやつは、お客さんのつもりなのか。逆だろう。被災地にとってみれば、このくそ忙しいのに大名旅行されちゃ迷惑なだけなんだから、本来ならふんぞり大臣が腰を低くして「お忙しいところすんません」と言うのが礼儀というもの。

 それにしても、この言葉使いの横柄さってのは、いい歳こいて親の顔が見たくなります。おそらく、レイシスト知事が相手だったらこんな口の利き方しないだろうし、できなかったに違いない。岩手の達曽君も、宮城の村井君も、ニコニコ相手してないで、怒鳴り返してやればよかったのにとつくづく思う。「ここからはオフレコ」」って言い放つ時の権力握った小心者の卑屈さをとんとご覧ください。

松本復興相、宮城県知事と会談

 ところで、赤旗が、日本原子力文化振興財団がまとめた「世論対策マニュアル」について報じているのだが、予想していたとはいえ、そのエグさにはもう腹が立つというより、呆れます。曰く、

・繰り返せば刷り込み効果
・文科系は数字をありがたがる
・良識的コメンテーターの養成
・テレビディレクターに知恵を注入
などなど

原発推進へ国民分断、メディア懐柔 これが世論対策マニュアル

 ようするに、原発推進する輩ってのは、「今」がよければなんでもいいのであって、将来のことなんか知ったこっちゃないってことです。1983年に当時の敦賀市長が講演でぬかした言葉こそ、原発推進する人たちの本音なんでしょうね。

「原発は金のなる木。棚ぼた式のまちづくりができる」

「そのかわり百年たってカタワ(講演録ママ)が生まれてくるやら、五十年後に生んだ子どもが全部カタワ(同)になるやら、それはわからない。わからないけど今の段階ではやったほうがよい」

(東京新聞「こちら特報部」より)

 おお、コワッ!!

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2011年7月 3日 (日)

節電強要する前に電力会社は情報公開しなさい。

 近所の電気屋さんからカミさんが聞いた話によれば、家庭用のエアコンが品薄状態なんだとか。そろそろ夏本番だからね、と思ったらさにあらず。東日本大震災の被災地で仮設住宅の建設が始まり、それに伴って首都圏のエアコンの在庫もそちらに優先的に回されているとのこと。ふむ、わが地元のような東京ローカルの地域経済活動にも、東日本大震災の影響は少なからずあるのだなあと感心した土曜の昼下がりであった。

 陸山会事件で、石川衆議院議員と池田秘書の供述調書の一部が不採用となったことは昨日報じられていたが、その理由というのがわかってきたようだ。東京地裁の決定書によれば、「威迫と利益誘導を織り交ぜながら巧妙に誘導した」ということらわしい。つまり、嘘ついたり、脅したりして自白強要したってことですね。さらに、石川議員はICレコーダーで取調べの様子を録音していたのだが、そのことについて裁判所は、「録音がなければ供述の任意性の争いは、水掛け論に終始していた可能性すらある」とまで言及している。こことても重要ね、試験に出ます。多くの冤罪が自白を元に裁判では「やった」「やらない」「言った」「言わない」という不毛な争いが続けられるわけで、取調べの録音・録画による可視化こそが冤罪をなくす一里塚ということがよくわかる。

 性的暴行の罪で逮捕されたIMF前専務理事ストロスカーンの事件も、どうも雲行きが怪しくなってきて、冤罪の可能性もあるようだけど、陸山会事件も秋には無罪判決が出る可能性はぐんと高まったのは間違いない。さらに、石川議員の供述調書が一部とはいえ不採用になったということは、石川君たちの供述調書を根拠に強制起訴された小沢一郎の裁判にも大きな影響を与えることは確実でしょう。さんざん小沢狂想曲を煽ったマスメディアは、そろそろ微妙に方向転換してきてるし、なんでも産経新聞にいたってはそのニュースをスルーしたらしいという話まできこえてくる今日この頃。秋にも奏でられる小沢狂想曲のクライマックスを聴き逃すわけにはいきません。

 姫路第2火力発電所の5号機が磁界発生装置の故障で運転停止になったのだが、それを理由に関電は、この夏の電力供給が綱渡りになるなんてことをぬかして危機感を煽っている。それにしても、タイミングよく事故起こしてくれもんだ。いやあ、絶妙のタイミングすぎて、裏で何かあるんじゃないのとひねくれ者のくろねこは邪推しちまった。火力発電所については、実は東電管理のものが東日本大震災の地震でかなり痛めつけられ、それがネックになって電力不足が起きている、という未確認情報がある。つまり、福島第一原発が動かなくても、それをフォローすべき火力発電所がちゃんと動いていたら、電力供給にさほど支障はなかったってことです。でも、電力会社にすれば、それじゃ困るんだよね。原発が動かないから電力不足になったということが大事なんだから。原発なしでも大丈夫じゃん、てなことになったらメシの食い上げです。

 電力会社の言うことがすべて嘘とまやかしに写るのは、これまでさんざん事故隠しを続けて、情報公開してこなかったからで、ま、自業自得なんだけど、そろそろ第三者機関を設置して電力の実際の供給能力はもとより、電力会社の資産状況や経理状況てなことまで洗いざらい情報公開する必要があると思う。すべてが秘密のベールの向こう側で、電力会社が勝手に発表する数字だけが一人歩きする状態は異常だし、それに乗っかって電力不足キャンペーンを繰り広げるマスメディアもろくなもんじゃない。なかには、東電の元社長が監査役に天下っているフジテレビなんてのもあるくらいですから・・・。

 福島第一原発の人災事故から何も学ばない政官財学報のペンタゴンは見て見ぬ振りをしてるけど、世界はフクシマを教訓にエネルギー政策を再生可能エネルギーにシフトさせていくのは確実なんであって、地震多発地帯に多くの原発抱える日本はそのうち国際社会で最も危険な国になっちゃうかも。やっぱり、目の前で起きたことは真摯に受け止めて、深い反省に立った上で捲土重来を期すのが成熟した国家(ま、そんなものがあれば話ではありますが)のあるべき姿というもんじゃないんでしょうか。諺にも言うでしょ、「失敗は成功のマザーである」・・・ってさ。

【くろねこの競馬予想】

 中山のメインは、かつて「残念ダービー」と称されたラジオNIKKEI賞。中山の1800mというトリッキーなコースにもってきて、実力も拮抗しているメンバーだけに難解なレースとなった。ま、馬券というよりも、秋に向かっての有力場を見極めるレースなので、未勝利、500万下とデビュー以来2連勝のディープインパクト産駒フレールジャックに注目したい。

 函館では夏の競馬の風物詩でもある函館スプリントS。別定とはいえ、56~51kgまで、ハンイデ差は5kgあり、なかでも3歳の52(牡)、53(牝)kgはかなり有利。で、期待はヘニーハウンド。相手にはカレンチャンとマジカルポケット。大穴なら51kgの恵量クリアンサス。

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2011年7月 2日 (土)

緊急冷却で原子炉が割れる危険性。

 サッカー女子ワールドカップで、日本がベスト8進出。沢のハットトリックのなんと美しいことか。なんといっても、女子サッカーの日本チームは世界ランク4位ですからね、優勝だってあながち夢ではないのだ。そのためにも、次のイングランド戦は是が非でも突破してほしい。

 ところで、東芝がモンゴルに核燃料処分場を建設するために、アメリカの高官に書簡を送ってなにやら画策しているようだ。使用済み核燃料の処分という厄介な問題を自国で解決できないからって、よその国に押し付けようってんだから、いけ図々しいったらありゃしない。原発はトイレのないマンションとよく言われるが、そのトイレをモンゴルに作ろうてことなんであって、モンゴルの人にしてみれば電力供給してくれるわけでもないのにはた迷惑な話なのだ。モンゴルには豊富なウラン資源があることも関連してるんだろうけど、その裏にはかつて中国や朝鮮を差別したのと同じようなメンタリティーがあるような気がするのだが・・・。

 今朝の東京新聞「こちら特報部」は、玄海原発1号機の危険性をリポートしていた。それによると、圧力容器に使用されている鋼は、「ある温度を下回ると、陶器のようにパカンと割れてしまう」のだとか。で、この鋼のもろさの尺度となるのが脆性遷移温度と呼ばれるもので、もろくなればなるほどその温度は上がる。「原発老朽化問題研究会」のメンバーでもある東大の井野博満名誉教授によれば、玄海原発1号機は運転開始時にはマイナス16度だったのが、2009年4月の時点でなんと98度もあったという。九州電力は、原子力安全・(不)院にこの事実を「報告をする義務はない」と知らせていなかったというから恐ろしい。

 ここまで脆性遷移温度が上がっていると、原発事故の際の基本である緊急冷却という行為はとても危険なものになるのだとか。最悪の場合は、原子炉が割れることも想定されているらしい。そうなったら、死の灰である放射性物質が大量に放出され、世界中がパニック状態になることだって考えられないことではない。

 現在、脆性遷移温度が50度を超える原発は7基あるが、その他にも10年以上検査していない原発があるという。脆性遷移温度という言葉は始めて知ったが、原発が抱える危険因子ってのは他にも多々あるに違いない。そう考えると、すべての原発が廃炉になるまでは、おちおち夜も寝てられないと昼寝するくろねこであった。

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2011年7月 1日 (金)

福島の子供の尿からセシウム検出。今どうにかしないと、大変なことになるよ。

 昨日の午後の急な雨にはまいっちまった。郵便局までひとっ走りということで、チャリを飛ばしていたらポツポツと降り出し、結局郵便局を出る頃にはけっこうな降りになって家に着いた時にはビショ濡れ。いやあ、さすがに放射能やばいでしょ、というわけで足にまとわりつく我が家のドラ猫をじゃけんに振り払い、シャワーに一目散。しっかりシャンプーしたことは言うまでもありません。

 で、昨日のブログで放射線量楽観論を繰り広げる中山大先生の珍なるコラムを紹介したのだが、そんなおとぼけ学者先生を嘲笑うかのように、福島の子供の尿からセシウムが検出された。福耳猪八戒・枝野君は、「直ちに健康への影響はない」ってぬかしてたんだが、原発人災事故から3ケ月半で影響出てきたね。どうしてくれるんだろうね。

 尿からのセシウムが検出されたということは、内部被曝が起きているということなんだから、ここは重く受け止めるべきでしょう。NHKニュースは、「財団法人高度情報科学技術研究機構によりますと、大気中の核実験の影響を調べるために昭和30年代後半に行われた、日本人の中学生の尿の分析で、セシウム137は、昭和39年におよそ4.5ベクレルと、今回の3倍以上の濃度だったということです」と報じたようだが、これって、つまりは今回のセシウム検出値くらいでジタバタするんじゃないって言いたわけか。さらに、放射線影響研究所の長瀧重信元理事長のコメントとして、「この量で健康被害があったという報告はこれまでにない。過度に心配せず、ふだんどおりの生活をしてほしい」と報じた。これじゃ、、放射能の危険性を訴える福島のお母さんたちを、まるで「神経過敏」「ヒステリー」と暗に揶揄しているようなもんだ。

・NHK WEBNEWS
子供の尿に放射性物質

 将来、福島の子供たちにガンが多発した時、こうした報道をシャーシャーと続けるマスメディアやそれをフォローする学者先生たちって、どんな責任とるつもりなんでしょう。もっとも、その頃に責任とるべき大人たちはあの世に言ってるってことか。

 それにしても、今回の調査が市民団体によってフランスの検査機関に依頼されたということが、そもそもおかしな話なんだよね。本来なら、国が真っ先にすべきことなのに、結局すべて個人のレベルで動かざるを得ないというのが情けない。船頭多くしてどころか、船頭がいないんだから話にならない。増税することばかり考えてないで、少しはパブリック・サーバントとしての使命を果たしてほしいものだ、期待しちゃいないけどね。

 関東一帯では汚染された上下水汚泥や焼却灰の処理が問題になっているが、放射能による被害ってのは、二次被害、三次被害とどんどんその輪が広まっていくわけで、停止中の原発再開しようとしている自治体ってのは、自分たちも結果として加害者になるんだということを考えたことがあるだろうか。少なくとも、玄海町長や佐賀県知事のコメントからはそんな気配は微塵も感じられない。地方分権って言葉も、こうした情けない実態の前では虚しいものであります。

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