最早、「責任」や「モラル」なんて期待しても始まらない。原子力村に怒りの鉄槌を!
なでしこジャパンのワールドカップ優勝で、しばらくは関連ビジネスってのが盛り上がるのだろうけど、早速今日のヤフーオークションに、ワールドカップ決勝戦未使用チケットが出品されていた。なんでも、現地で手に入れたもので出品者の友人が日本に持ち帰ってくる途中なのだとか。いやはやではありますが、このテのコレクターって結構いるようだから、気になった方はヤフーオークションにGO!です。
ワールドカップ制覇の歓喜に酔いしれている間も、飼料の稲わらによる汚染牛の被害は全国的に拡大している。はっきり言って、もう行政がどんな手を打とうと制御できる問題ではくなっていると思う。このことは、家畜のみならず、今後はあらゆる食品に派生していくはだろうことは間違いない。その最大の原因は原発であり、それを管理すべき国や電力会社が放射能汚染の凄まじさに対して何の危機感管理もできていなかっということで、食品汚染は明らかに人災なのだ。ま、行政の怠慢、驕りの成れの果てです。
原発事故直後の風評被害を一掃するために、「福島県産、食べよう」キャンペーンがあったけど、最早、そんな悠長なことを言ってられないんじゃなかろうか。それよりも、現実に何が起きているのか、そしてこれから何が起きようとしいるのかが問題だ。しかし、残念ながら国は相変わらず口を開けば、「直ちに健康への影響はない」だからね。本来なら、国民の生命と財産を守るべき国がこんな体たらくだから、おそらく、今後は自分が食べるものは自分の責任でチェックする、ことが必要になってくるのだと思う、悲しいし、情けないことだけど。
今朝の東京新聞「こちら特報部」は、原発事故にみんなの意識が向かっている裏側で、解散するはずだった公益法人改革がないがしろにされている現状をレポートしていた。「道路保全技術センター」の前理事長が退職金支払いを求めた裁判で勝訴したというのが記事の中心なのだが、その退職金てのは国交省が「前理事長に対する退職金を不支給とするよう要請」する文書が存在するといういわくつきのものだ。そもそもは、「道路保全技術センター」が「十分な能力がないのに国道下空洞調査を請け負い、国に損害を与えた」というずさんな経営状態が問題になったもので、それに対してごまめの歯ぎしり河野君は、「(責任者だった)前理事長を刑事告発すべきだった」と指摘したという。
で、最後は、「震災、原発事故が起きて、あれほど吹き荒れた公益法人改革の嵐もどこへやら。世間の視線がよそへ移ったとたんに、物陰からはい出してくるような人間もいる。そもそも『責任』とか『モラル』とか期待してはいけなかった。『刑事告発すべきだった』という言葉、原発事故でも教訓にしてほしい」とまとめていたが、これほどの事故を起こしていまだに会長が責任もとらずにのほほんとふんぞり返っている電力会社に天誅をくださない限りは、この国のエネルギー政策の未来はないと確信するくろねこであった。
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