命を脅かすものに頼らなければいけないエネルギー政策なんてのはそれ自体が間違っている。
昨夜は中学時代の仲間と暑気払い。今年は2年ごとに開いている同期会の年でもあるので、その打ち合わせもかねて痛飲する。暑気払いに参加するためにマレーシアから急遽舞い戻り、今日はタイに飛び立ったお調子者もいたりして大いに盛り上がる。ま、東京の片田舎のこととて、ほとんどが家業を継いで毎日の資金繰りに奔走したりしているのだが、特に機械工場なんか経営してるオヤジなんかは大手企業に合わせて土日の休みをシフトしたり、東電の電力使用制限令への対応に追われるなど、原発事故以来さすがに青息吐息なんだとか。オリンピックにうつつを抜かす暇があったら、町工場の窮状をどうにかしろというのが、わが地元では大勢を占めていたのであった。
ところで、大飯1号機が機器トラブルで停止したことで、関西電力はこれ幸いと電力不足の危機的状況を煽りに煽っている。明日にでも停電しそうな記事づくりをしている新聞なんかもあるけど、ま、大方はホンマかいなと懐疑的なのが現実でしょう。電力会社が噓つきってのは、もう国民の常識なんであって、電気足りないなんてゴタクを聞く耳は誰も持っちゃいません。原発のひとつやふたつ停止したくらいで電力危機に陥るとしたら、それは電力の安定供給を義務づけられている独占企業として危機管理ができていないヘタレってことですから、即解体が妥当なところでしょう。ようするに、大甘なんですね、電力会社ってのは。
事故起こせば、国策なんだから国が補償を肩代わりしろなんてことをぬかして、自分のケツを拭こうともしない。挙句の果てには、中小企業の範疇には入らないから、幼稚園や病院といった学校法人、医療法人には仮払いしません、てなことを平然とやってのけるんだから御しがたいにもほどがある。
そんな電力会社と、それを維持したい経産省の手のひらで踊らされているのが原発推進の走狗となっている海江田君だ。毎日新聞のインタビューで、経産省の官僚もかくやといったご意見をのたまっています。それにしても、単純にエネルギー問題という視点だけで原発を語るというセンスのなさは致命的です。ひとたび事故ったらあらゆる生命を危険にさらすのが原発なんであって、命を脅かすものに頼らなければいけないエネルギー政策なんてのはそれ自体が間違っている。ま、海江田君が原子力村に住民票を写したことがハッキリしただけでも、このインタビューの意味はあったとしておこう。
【くろねこの競馬予想】
新潟のアイビスサマーダッシュの鉄則は、牝馬と外枠。とはいえ、今年の有力馬、エーシンヴァーゴは2枠3番という微妙なところ。で、ちょいと面白そうなのが大外にまわったジェイケイセラヴィ。騸馬ではあるけれど、昨年の同レースは初の直線コースでありながらの2着で、54秒のタイムも優秀。相手には直線得意で2連勝中のサアドウゾ。穴なら、マヤノロシュニ。
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