新種の淋病菌発見&遮水壁建設に五輪準備基金拠出したらどうでしょう。
日本で新種の淋病菌が発見されたという記事が朝刊の片隅に載っていた。どんな抗生物質も効かない強力なやつで、適切な治療法もいまのところないのだとか。「H041」と名づけられた新種の淋菌は、京都の風俗嬢から発見されたっていうのだが、もしかして深く静かに感染が広がっているんじゃないのか。性感染症っていうのは、エイズもそうだったように、あっというまに世界中に伝播するから、確かに「憂慮すべき発見」ではある。
九電社長がようやく辞任するらしい。ま、辞任なんてのは遅すぎたくらいで、当然のことなんだが、それにしても、東電といい九電といい、会長ってのはどうしていつまでものさばってるんだろう。ようするに、社長ってのはお飾りで、実権を握っているのは会長ってことなんだね。だから、社長辞任というのはトカゲのシッポ切りでしかないわけで、やっぱり何事も元からたたないとダメなんだよね。ま、会長がふんぞり返っている限りは、電力会社の体質は何も変わらないってことです。
さて、福島第一原発の事故収束に向けた工程表が改定された。原子炉の安定冷却を目標としたステップ1が達成されたってんだが本当かね。おそらく、メルトダウンした核燃料は、半熟のゆで卵状態で、表面は冷却しているように見えても内部はドロドロってのが正直なところだと思うけどね。さらに、そのドロドロは地下に染み出している可能性が大なわけで、いま必死こいてやらなくてはいけないことは遮水壁の建設なんだけど、新しい工程表では来年1月までに着手なんて悠長なことを言っている。でも、それまでに地下水に核燃料が流れ出すかもっていうシナリオは十分に考えられることであって、その時には「想定外」ってことではすまされないほどの大規模な汚染が世界に広がることになる。
遮水壁の建設には1000億程度かかるといわれていて、東電はそんな金ないってゴネているようだが、だったら東京都は東京オリンピックの準備基金4000億円をポンと出したらどうでしょう。福島第一原発の電力は東京が使ってたんだから、それくらいのことしてもいいんじゃないの。東京都は東電の大株主としてけっこうな配当金も手にしてたわけで、ま、せめてもの罪滅ぼしってことで、いかがでしょう。
最後に、俳優の原田芳雄、逝く。5年ほど前に山の上ホテルでインタビューしたのが最後だった。確か「男の色気」みたいな話をしたのだが、その時、原田さんが真っ先に名前をあげたのが、勝新太郎だった。もう舞台はやらないの、という問いかけに、「舞台は恥ずかしいからね。映画いいよ」とはにかみながら答えるシャイな笑顔が印象的だった。無頼派の役者がまたひとり逝ってしまった。合掌。
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