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2011年8月 9日 (火)

「宗教法人に課税を」・・・ある新聞投稿者の卓見。

 葬式ビジネスのあこぎさというのは、両親の葬儀の折に嫌というほど味わったのだが、どうやら東北の被災地でも横行しているようだ。なんでも、遺体安置に1日10万円、ドライアイス代も1万円と、暴利をむさぼっているらしい。便乗商法も数々あれど、犠牲者だけでなく遺族までムチ打つとは、葬式ビジネスってのはなんとまあ嘆かわしいのだろう。

 京都市から護摩木使用を拒否された陸前高田の被災の松が、地元で「迎え火」として燃やされた。これで京都市が挽回するチャンスを失ったわけで、これからどう対処していくのか見物だね。まさか、このまま、人の噂も七十五日でほっかむりしちゃうんじゃないだろうね。

 さて、昨日の猛暑でさすがに電力不足の脅しが始まるかと思ったら、なんのことはない、東電は東北電力に110万kwの電力を融通していた。電力需要がこの夏最大になったってのに、電気融通できるだけのユトリがあったんだから、節電キャンペーンってのはなんのこっちゃってことです。電気予報なんてうっとうしいことやって、ちょいと電力需要が高くなると新聞やTVはさも深刻そうに電力不足を煽っているくせに、電気を他の電力会社に融通してましたって事実はほんのお飾り程度にしか伝えようとはしない。このあからさまなスタンスってのは、ようするにこの期に及んでも電力会社におもねざるを得ないマスメディアの哀れさの象徴なんだろうね。

 ところで、今日の東京新聞の読者欄に、タバコや酒を増税するくらいなら、いっそのこと宗教法人の優遇税制撤廃したら、って意見が寄せられていた。なるほどな、であります。何度も書いているけど、震災以来、宗教家からのメッセージって本当に少ないわけで、宗教家なら、いま行動しなくてどうする。「国民がこんなこと言い出す以前に宗教家サイドから、『国民が困っているのだから非課税では申し訳ない。課税してください』となぜ言えないのだろうか」という投稿者のご意見に、「ごもっとも」とエールを送るくろねこであった。

 なにやら、スッカラ菅君が、「もんじゅ廃炉」を検討しているようだが、ここまできたら思いつきでも何でもいいから、ビシバシやるこった。増税マン・野田君が代表戦に名乗りをあげるようだし、ジワジワと包囲網も狭まって、もう腹を据えて「脱原発」に邁進するしか生き残る道はないんだからね。日和見馬渕にしたって、影の薄い小沢(鋭)にしたって、もちろん増税マン・野田にしたって、原発に関してはどっちつかずのズッコイ立ち位置で様子見してるだけなんだから、ここは一発、「てめ~ら、原発はどうすんじゃ」と恫喝してやりゃあいいんだよ。ま、それができりゃ、いまのようなみじめな宰相不幸社会にはなっていないんだろうけど・・・。

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