フクシマを他人事で語る内閣官房参与のヨタ発言。
夏風邪が、日一日と良くなるどころか、悪くなっている。昨日はさすがに熱があったと思う。計ってないから本当のところはわかんないけど、あの火照り具合は猛暑のせいだけではないね。夜はアイスノンを枕に、額にはピタ冷やを貼って、どうにか朝になったら熱っぽさは消えたようだけど、来週は入稿地獄になりそうだから油断は禁物。
で、お盆休みということもあって、今日はこのブログも開店休業にするつもりだったのだけど、東京新聞一面に載った内閣参与の前田某とやらのインタビュー読んだら、血が逆流して熱がぶり返しそうになっちまった。ま、一言で言えば、見出しにもあるように「原発撤退は無責任」てことらしいのだが、その理由というのが笑っちまうほど古臭い。
たとえば、「三月まで原子力の平和利用技術で先頭を走っていた日本は、事故でおたおたするべきではない。引き続き国際責任を果たすべきだ」てなことをぬかしてる。「原子力の平和利用技術で先頭を走っていた」なら、なんでフクイチの事故でフランスの国策会社に大金つぎ込んで事故処理やってもらわなくちゃならないんだ。つまるところ、「安全神話」に取りつかれて、ひとたび事故った時の対応なんて何も考えてなかったてのが正直なところだろう。「日本の技術や安全運転能力を高める必要がある」ともほざいているが、そもそも、「原発は安全」というのが前提になっていて、安全性なんてハナっから考慮してなかったんだから、「安全運転能力を高める」と言ったって、イチから始めることになるんであって、この先何年かかるかわかったもんじゃない。
再生エネルギーについても、「再生エネルギーが爆発的に広がることにはならないでしょう」って、こんなやる気のないのが内閣官房参与なんだから、民主党のエネルギー政策にも先が見えちゃったね。「化石燃料で中東依存を下げる安定供給、地球温暖化問題、そして安全。そのベストミックスを考えることが大切でしょう」なんてのは、いまどき御用学者だって恥ずかしくって、んなこと口走らないだろう。
フクイチの事故が、なんだか他人事みたいな、内閣官房参与のヨタ話でありました。
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