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2011年8月25日 (木)

政局話に矮小化される民主党代表戦の行く末は・・・?

 カダフィに懸賞金1億3000万円。「Dead or Alive」ってことだから、なんかB級西部劇観てるようだ。ようするに、カダフィと一緒にー逃亡している側近に向かって、「早いとこ裏切っちゃえよ。いまなら金は出すし、これまでのことも水に流してやるからさ」っていう反体制派からのメッセージなんだろうね。なんてったって、落ちぶれたとはいえ、カダフィのカリスマ性ってのは生きている限りは反体制派にとって脅威なわけで、このまま逃げ切られてゲリラ闘争された日にゃ、おちおち石油をめぐってイキリス、フランス、イタリアと交渉してられないってわけです。アラブの春、って浮かれてるのはいまのうちで、そのうち石油目当ての欧米諸国に食い荒らされちゃうかも・・・それが心配だ。

 島田紳助と渡辺二郎のメールのやり取りってのは、羽賀研二の詐欺・恐喝事件の捜査の過程で出てきたものだったというけど、昨日書いたようにやっぱり大阪府警の何らかの思惑が働いていた気配だ。少なくとも、ちょいと胡散臭いのは間違いない。で、ちょいと疑問に思ったのだけど、これって警察が捜査の過程で知り得た情報のリークってことだよな、どう見たって。ということは、公務員の守秘義務違反にならないのだろうか。大相撲の八百長問題もそうだったよね。確か、事の発端は力士の携帯メールの内容を警察が洩らしたのがきっかけだった。こうした捜査当局による情報のリークに関して、マスメディアは寛容すぎないだろうか。ひょっとして、持ちつ持たれつか!?

 さて、湯上りの口先番長・前原君が、小沢・鳩山詣でに精出してます。なんでも、「挙党一致で」ってお願いしたんだけど、「おととい来やがれ」てんで一蹴されたらしい。そりゃそうだ、「400ナンタラ内閣」なんてほざいていながら小沢はずしを画策して、徹底的に小沢排除に邁進してきたんだから。代表戦となれば、選挙ですから数が物を言うわけで、そうなったら小沢グループを無視できないのは当然のことで、いまになって頭下げても、誰も信じやしないやね。

 こんなのが総理大臣になってごらんなさい、その場その場でコロコロ意見を変えるに決まってるから。ハッ場ダム、JAL、中国漁船問題と、こやつが関わった政治的タームのどれひとつとしてまっとうな結末を迎えたものはない。すべては言いっぱなし、やりっぱなしで、後を継いだ人間が苦労するって寸法だ。外国人献金問題だって、説明責任果たす前にさっさと逃げ出して、いまになって慌てて説明しますなんて言っている。こういうその場しのぎの場当たり主義ってのは、下積みを経験していない2代目のボンボン社長によくあることなんだが、ま、松下政経塾出身者の典型的な政治スタイルです。

 予定通りに行けば、来週の今日には新しい総理大臣が誕生しているんだろうけど、誰と誰が会談しただの、誰と誰が一本化しそうだの、相も変わらず政局話に矮小化するマスメディアの報道姿勢が続く限りは、雑魚だらけの亡国内閣が生まれてるんでしょうね。

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