笑劇のサプライズ・・・財務大臣にトッポジージョ安住君とは。
別冊宝島「日本を脅かす!原発の深い闇」がなかなか面白いと評判なのだが、なかでも「週刊誌・新聞の「東電広告」出稿頻度ワーストランキング!」が興味深い。ダントツトップは環境でビジネスする『ソトコト』っていうが笑える。某アーティストもこの雑誌には深く関わっていて、けっこう批判されてもいるようだけど、ま、さもありなんてことです。
さて、増税マシーン内閣の顔ぶれが出揃った。人事なんてものはハタがとやかく言ってもせんないことで、任命権者のお手並み拝見てなもんなのだが、やはりちょいとしたサプライズを期待するのも人情てもの。で、増税マシーン・野田醤油がやってくれました。なんと、財務大臣にトッポジージョ安住君だと。まさに、笑劇のサプライズです。軽量級内閣なんて揶揄する声もあるけれど、その軽さを代表するのが軽量も軽量、ボクシングで言えばミニマム級のトッポジージョです。ま、平時なら財務大臣といえば国の命運を握る重要ポストですから、ミニマム級なんてのはあり得ない人事なんだろうけど、いまは大震災復興政策、原発事故の収束こそが喫緊のテーマだから、とりあえずこれでいいやってところなんだろうね。でも、財務大臣を懇願されて拒否ったフランケン岡田君は内心複雑なんじゃないのかなあ。後釜に、よりにもよってトッポジージョ安住君だもんね。ははは、同列ってことかい。
で、一番気になる原発への取組みなんだが、「安全確保で再稼動」「新規建設は困難」「寿命がくれば廃炉」ってんだが、具体的にはこうしたタイムスケジュールでっていうビジョンはまったく聞こえてこない。だいたい、「安全確保で再稼動」と「新規建設は困難」ってのは矛盾しているよね。「安全確保」できないから「新規建設は困難」なのであって、「安全確保」できるなら「新規開発も可能」になっちまうんじゃないか。どうも、怪しい。それに、「寿命がくれば廃炉」っていうのも、じゃ、その寿命って何年なんだ。これまでは40年とされていたのが、最近はメンテしてれば60年はいけるって原子力村は言い出しているわけで、そのうちホニャラホニャラとなし崩し的に原発の寿命は延びていくんじゃないのだろうか。とまあ、結局のところは、財界の要請である「原発再稼動ありき」でコトは着々と進んでるってこと。組閣もしないうちに、経団連に表敬訪問しておべっかつかってたんだから、とうに根回しはすんでるってことでしょう。
党内融和を図るバランスのとれた内閣ってのがご祝儀報道の共通項のようだが、来年9月までの任期ってことを考えれば、ここは復興対策とエネルギー政策に特化した内閣をつくるべきだったんだよね。世界に向けても、日本はそれほどの危機的な状況だってことを発信しちまえば、外交だって多少は停滞するとはいうものの、それも仕方ないかと理解されると思うんだけど・・・シロートの浅知恵でしょうか。ま、増税マシーン・野田醤油は明らかにアメリカに向けて恭順の意を発信しているし、少なからず衣の下には右巻きの鎧が仄見えるってのがその正体だから、いままで以上に自民党と異母兄弟の色が濃くなっていくんだろう。嗚呼。
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