またボロが出た佐賀県知事&それでも原発でひと儲け企む地元の有力者。
どんなに権勢を誇った人物でも、一度ボロが出だすと、それをきっかけに次から次へと新たなボロが出てくるものなんだが、最近では紳助なんかその典型です。で、パパが原発PR館館長だった古川佐賀県知事も、シンポジウムの「やらせ」問題以来、どんどんほころびが大きくなってきていたわけだけど、またひとつボロが出ちゃいました。東京新聞によれば、
(これより引用)
個人で開設していた短文投稿サイト「ツイッター」のお気に入りに、原発推進派の人物の「地震ごときで原子力を否定するなんて軟弱だ」とのつぶやきを登録していたことが十四日、分かった。
(引用終わり)
ということなのだが、古川君は臆面もなく「間違って登録されたと思う」と弁明したんだとか。ま、ツイッターのに発言をお気に入りにいれちゃったわけで、間違いもへったくれもありません。鉢呂君の言ったかどうかもわからない「放射能云々」発言に比べ、おそらくこちらは確信犯です。悪質です。ようするに、ボロが出たというよりも、この知事はもともとボロボロだったってことですね。
ボロボロといえば、海江田万事休すも引き際を間違えて哀れなものだったが、今朝の東京新聞の単独インタビューで引かれ者の小唄を披露しています。ようするに、ボクちゃんは悪くないんだけど、スッカラ菅君が勝手なことやるもんだから苦労しちゃったよ、ってことです。浜岡停止は視察前に決意していた、なんてこともほざいとります。ま、スッカラ菅君にはっかり振り回されちゃったわけだけど、それだって経産相として確固たる信念があれば、いくらでも戦うことができたはずなんだよね。結局のところ、経産省の官僚の思惑通りに動くことになっちゃったわけだから、いまさら言い訳してもみっとみないだけです。政治家は「結果」がすべて。もう一度勉強し直すこったね。
ところで、福島県の楢葉町と広野町がガレキ処分でもめている。ことの発端は、楢葉町町長の息子が所有する建設会社が所有する広野町の土地を東京の不動産会社に売却したことから始まる。で、この不動産会社が、広野町の土地を楢葉町の汚染されたガレキの処分場に使うらしいということになって、大騒動になりつあるということです。楢葉町の町長は、高レベル放射性廃棄物の受け入れ宣言をしたこともあり、ようするに原発でひと儲けする典型的な手口ですね。
かつては共存共栄を図ってきたであろう被災地同士がいがみ合う・・・それもこれも札束で頬をなぶる原子力村のパワーに押しつぶされた結果なんであって、なんともやるせない今日この頃なのだ。
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コメント
どなたでしたか原発問題を追っている方が「原発はモラルを破壊する」というようなことをおっしゃっていましたが、楢葉町と広野町の件はその1現象なんでしょうね。原発という無理を通すためウソやヤラセや策略で地元コミュニティーは分断/破壊されて行く、、、 お金の為地元の中にも被害者だけではなく加担者も増えて行く、、、、 日本自体もその図式を巨大化したまっただ中にあるわけですね。
投稿: Yoshi | 2011年9月15日 (木) 13時05分