経産大臣の「原発は将来的にはゼロ」発言は評価したい。
台風12号の被害はすさまじいことになっている。野田増税内閣にとって、台風被害への対応はそのやる気度と実行力のほどが試されることになるんでしょうね。なんてったって、スッカラ菅君の大震災、原発事故対応について、さんざんこきおろしてたんだから、ここでヘタ打ったらいい笑い者だ。
で、内閣船出の真っ最中に台風豪雨でてんてこ舞いしてるってのに、小沢一郎を魔女狩りのごとく攻め立てていた小宮山厚労大臣が、「健康を守るため」にタバコ値上げなんてことをぶち上げて閣内からも顰蹙を買っている。ま、一言で言って大きなお世話でしかないのだが、そんなことにうつつを抜かしてる暇があったら放射能汚染による子供たち健康被害の実態を真っ先に論じるのが厚労大臣としての務めでありましょう。それが就任早々の記者会見で、厚労省の所管でもないのにタバコ値上げだもんね。
それにひきかえ、経産大臣の鉢呂君の、「原発は将来的にはゼロ」発言は評価したい。工事中止になっている上関原発についても、工事再開は困難という見解を表明したが、これも拍手。とはいえ、内閣の頭領が原発にはご執心のようだから、言葉通りに進むかどうかは疑問だが、少なくとも経産省大臣が「将来的に原発ゼロ」を明言したってことは、スッカラ菅君の「脱原発依存」宣言に匹敵する快挙だと思う。もっとも、スッカラ菅君の場合は、個人的意見ってことですぐ腰が引けちゃったけど、鉢呂君には「政治は言葉なり」をぜひとも肝に銘じていただきたい。
民主党は党役員人事も決まって、党内融和体制とやらが出来上がったように見えるけど、よく見ると政調会長代行に阿波の古狸・仙谷の顔があったりして、ようするに前原・仙谷が党内意見をとりまとめ、内閣はそれを尊重しつつ政策に反映させていくという、自民党と同じシステムになったってことです。民主党の自民党化ってのはますます進んでいくだろうから、なんのための政権交代だったのかってことが、今後はこれまで以上に問われることになるんだろうね。
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