建屋に地下水大量流入。てことは、汚染水も地下に流出してるってことか?
「さようなら原発5万人集会」は、予想を超えて約6万人(主催者発表)の集会になったようだ。警察発表は2万~3万らしいが、これはいつもの手口。集会の俯瞰写真を見ると、確かに6万人規模であることは間違いない。この集会について、昨夜のNHKはほぼスルー。原稿に追われていたので、その他のTV局のニュースは観る暇がなかったが、ブログ・サーフィンをしてるとどこも大同小異だったようだ。
で、今朝の朝刊はというと、東京新聞は、「脱原発6万人集会」と見出しを打って1面と社会面で報じ、「こちら特報部」でドキュメンタリー・リポートでフォロー。朝日の電子版をのぞいてみると、その他の記事にこっそりと掲載。読売、産経は押して知るべし。ま、これが日本のジャーナリズムって奴なんですね。
それにしても、警察の警備の仰々しいこと。次第に警備がエスカレートしてきているということは、かなり本格的な規制に乗り出そうとしている前兆なのだろう。市民のデモを警察が監視する。60年、70年の頃と何も変わっちゃいないということがよくわかる。
「野田首相に申し上げたい。あなたは国民に選ばれた首相ではない。それを自覚するならば、民意の行方にこそ神経をとがらせるべきだ。『六万人』」を『たかが』と笑い飛ばすなら、民主主義の国の政治家を名乗るのはやめた方がいい。民の声に耳を澄ませて、もう一度、あなたの個人の原発観を語って欲しい」と東京新聞「こちら特報部」のデスクメモは記していたが、くろねこはいたく同感するのであった。
さて、モナ細野くんが、国際原子力機関(IAEA)の年次総会で、「年内に冷温停止」なんて大見得切っちゃったそうだが、フクイチの建屋に地下水が大量流入していることが発覚したようだから、そんな悠長なこと言ってる場合じゃない。地下水が大量に流れ込んでいるということは、地下の壁が破壊されているってことになるわけで、ということは汚染された水が地下に流れ出している可能性があるわけですね。
これはえらいこってす。そうなったら、放射能汚染は全世界に広がるわけで、海洋汚染と同じくらい、いやひょっとするとそれ以上に深刻な問題になるんじゃないだろうか。そんなときに、「冷温停止」もへったくれもありますかいな。金がかかるからって地下ダム建設を渋ってきたツケがいよいよ回ってきたってことか。
連休明け早々、憂鬱な一日となりそうだ。
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