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2011年10月19日 (水)

高圧洗浄機で放射能物質を洗い流すのを除染と言っていいのだろうか。その水はどこへ流れる?

 ドラゴンズ優勝! 球団として初の2連覇だというのに、来年は監督交代。出戻りとなる高木新監督はやりにくいだろうね。負けたらボロクソ。前回と同じく途中休養なんてこともあるかも・・・。

 大相撲ではまたしても馬鹿親方が暴行事件。ゴルフクラブが曲がるほど叩きのめしておいて、「少しやり過ぎたし、反省していてる」もないもんだ。相撲協会生活指導部長の二所ノ関曰く、「教育指導の一環として認識している」とさ。相撲界ってのは、頭まで脂肪と筋肉の塊なのか、いやはやであります。

 さて、今朝の東京新聞2面の写真に目が点になりました。「福島 本格除染開始」の見出しの横に、屋根の上で高圧洗浄機使って水を流している写真がデカデカと載っていたのだ。ご丁寧にも、「福島市大波地区で行われた民家の屋根の除染作業」とキャプションまでふってあるのだが、ちょいと待てだろ。高圧洗浄機で放射能物質を洗い流すのを除染と言っていいのだろうか。確かに、屋根からは放射性物質は除去されるかもしれないけど、その水はどこへ行くんだ。素直に考えれば、そのまま地面に染み込むんじゃないの。二次汚染の恐れだってあると思うんだけど、これでいいのかねえ。そういえば、「吉田照美のソコダイジナトコ」で、水曜のコメンテーターの上杉君も、高圧洗浄機による除染に疑問を投げかけていたけど、専門家の意見を聞きたいものだ。

 福耳猪八戒・枝野君が国際エネルギー機関の演説で、「原発の安全性を世界最高水準まで高め」て「原発輸出」を継続するとのたまったそうだが、民主党のイカレポンチどもは国内で発言すると叩かれそうなことは、海外でほざくことで既成事実を積み上げようとするのが常套手段になってきたようだ。福耳猪八戒の発言は、ノダメ君も国連の演説でぬかしていたから目新しくはないのだが、こうやって原発再稼動への道筋をジワジワとつけていこうってことなんだろうね。国家戦略会議に経団連会長の貧乏臭いオヤジと経済同友会の代表幹事が参加することが決まったようだが、これもそうした原発再稼動に向けた流れの一環てことなんでしょう。ま、官僚、財界、アメリカの言うがままのノダメ政権では、それほど驚くことでもないか。

 ところで、原子力安全・保安院の予算が、「原発推進の総本山である資源エネルギー庁に握られ続けていた」(東京新聞より)ってんだが、その枠組みをつくったのは2003年当時に経産相だった、たちぐされ日本の平沼君なんだってね。民主党のヘタレさかげんはいかんともし難いとはいえ、いいかげんな原子力行政を推し進めてきたのは自民党ってことなんだよね。その反省が何もないから、平沼君なんかダンマリ決め込んでるわけで、ま、ロクなもんじゃありません。辺野古への移設問題でグチグチ言ってるレイシスト知事のお坊ちゃんである石原君も同じですね。そもそもは自民党がアメリカと結んだ協定が現在の普天間問題の根幹にあるわけなんだから、えらそうなこと言っちゃいけません。それこそ、わが身に唾するようなもんです。もっとも、この親子は「恥の文化」とはまったく極北に存在してますから、そんなことには気付いていないだろうけど・・・。

 

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