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2011年11月

2011年11月30日 (水)

「面白い恋人」がOKなら、「Dカップヌードル」ってのもありですね・・・って、もうあったんだってさ。

 昨日回ってきた回覧板は、「誘拐未遂事件発生」と「アライグマ出没」の2題だった。誘拐未遂とはただごとではない。少子化が叫ばれる中、わが町内は子供が溢れていて、我が家の前の路地は子供たちのかん高い声で騒がしいほどなのだが、やさしいおじさんとしては時には子供たちの様子をチェックしなければいかんと改めて思ったのであった。

 で、アライグマ出没に関しては、ちょっと心当たりがある。先日、カミさんと買い物に出かけて戻ってみると、我が家のドラ猫が妙に怯えていて、何があったのだろうと思いめぐらせていたのだが、「アライグマ出没」でピンときました。ひょっとしたら、我が家の猫の額ほどの庭にアライグマが侵入したのかもしれない。そして、それにビビったドラ猫が腰を抜かしたということは、あるな。しばらくは、庭も警戒態勢を敷くことにしよう。

 吉本の「面白い恋人」が、本家の「白い恋人」から訴えられた。ま、当たり前だろうね。吉本にすりゃ、洒落のつもりだったんだろうが、劇場でひっそりと商売してりゃいいのに、調子に乗ってあれこれしだしたら、さすがに見逃すわけにはいかんでしょ。そもそも、同じ菓子類で、先行商品のネーミングをちょいといじって商売するってのは、明らかに商標権の侵害です。「面白い恋人」が許されるなら、「Dカップヌードル」なんてのもOKになっちゃうからね。って、ここまで書いて調べたら、「Dカップヌードル」ってあったんだそうです。日清がビッグサイズのカップヌードルということで出したそうなんだけど、どうも誤解があるってんで「゛カップヌードル・ビッグ」に改名したとか。ところで、「面白い恋人」は、「黒い芸人」にネーミング変えればいいじゃん、なんてブラックな話がネットで飛びかってるのには笑えます。

 で、笑えないのが、沖縄防衛局長のお下劣な発言だ。「犯す」なんて言葉は使ってないと弁解しつつも、報道された内容に近い発言はあったと認めているから、おそらく酒に酔った勢いで言っちまったんだろうね。あまりにも低能な表現力にはあきれるしかないけど、不適切な言葉ということだけじゃないんだよね、この発言の問題点というのは。つまり、沖縄が何と言ったって、時期が来たらやることはやるんだよ、っていうのがその真意なわけで、これが国の考えてことです。ま、これで基地問題はますます混迷して、迷走続けるノダメ政権はどんどん泥沼にはまっていくことでしょう。それにしても、懇親会とはいえ、新聞記者と防衛省のキャリア官僚が酒酌み交わして基地問題を語らってるってのも、不思議な国、ニッポンではある。

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2011年11月29日 (火)

原発事故最前線の責任者の体調は、果たして「個人情報」なのだろうか?

 フクイチの吉田所長が体調不良で退任ということだけど、病名も被曝線量も個人のプライバシーという理由で公表しないってのはなんか胡散臭い。ていうか、こういうことってのは隠せば隠すほどあらぬ疑いがかけられるわけで、情報を隠蔽するっていう体質がこういうところにも現れてるんだね。ひょっとしたら、なんて想像するなってのが無理な話で、問題がないなら被曝線量くらい公表すればいいと思うけどね。世界中が注視する原発事故の最前線にいる責任者の体調の詳細ってのは、果たしてプライバシーという理由で非公開にしていいのだろうか。積極的に公表することこそ、加害者である東電の義務のような気もするのだが・・・どうなんでしょう。

 さて、今度は伊達市の米からも暫定基準値を超えるセシウムが検出された。これはもうイタチごっこみたいなもので、こうなったら洗いざらい検査するしか道はない。一刻も早く全量検査して、その結果を踏まえたうえで対策講じないと、不安ばかりが拡大して、それこそ風評被害の大盤振る舞いになっちゃうんじゃなかろうか。それもこれも先走った「安全宣言」のツケなんだろうけど、米農家にとっちゃたまんないよね。

 で、飯館村で早期除染と2年後をめどにした帰村について村民にアンケートをとったら、懐疑的な声が大半だったらしい。福島の「安全宣言」と一緒で、「帰村ありき」の政策を推し進めることで、原発事故も収束に向かってますよってことを印象づけようとしているのだろうけど、住民は際めて冷静に「現実」を見ているってことです。除染すれば何でも解決するなんてのは幻想なんであって、3000億円かけて除染するくらいなら、土地買い上げてくれ、そうすればそれを資金に新しい生活が始められる、って声があがるのも無理はない。

 戻る自由もあれば、戻らない自由もある。なのに、国の支援策てのは、そうした複雑な住民意識を無視してるからね。警戒区域解除して、一刻も早く住民に帰還してもらって、こんなに安全になりました、ってことを世界に向かってアピールしたいって魂胆があるに違いない。そう妄想すると、吉田所長の体調の詳細をひた隠しにするってのもうなづけるのだが・・・果たして、真相はいかに。

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2011年11月28日 (月)

「お笑い100万票」のワイドショー選挙

 大阪のダブル選挙は、橋↓君と維新の会の圧勝で閉幕。民主も自民も衆議院選を控えて、橋↓君と喧嘩すると維新の会の対立候補立てられちゃうかも、ってんで最初っから及び腰だったから、ま、こういう結果も当然でしょう。ようするに、政権交代したはいいけど、民主党も結局は自民党と大差ないってことがわかちゃって、つまりは既成政党ってのはすべからくそんなもんでしょ、っていう有権者の不満が橋↓君に投票させたってことなんだろうね。

 「民意が選んだ」って橋↓君は雄たけびあげてるけど、白紙委任したわけじゃないんだから、調子こいいてると痛めにあいまっせ。今回の選挙ってのは、「お笑い100万票」の大阪で繰り広げられた「ワイドショー選挙」なんであって、大きな声と派手なパアフォーマンスが鍵を握っていたことは間違いない。そもそも、大阪都構想といったって、何も具体的な政策が示されたわけではないし、教育基本条例なんて爆弾についても真剣にその中身について議論されてはいない。ま、橋↓君の自作自演のお祭りだったんですね。レイシスト知事の支配を許しちまってる東京都民としては、大阪の選択を笑うことはできないんだが、東京新聞の社説が書いているように「ハシモっちゃんのやり方は好かんけど、ヒラマっちゃんじゃ何も変わらん」というのが当たらずといえども遠からずってことなのかも。

 レイシスト知事や自分をどげんかせんといかん東国原君が応援に駆けつけたり、堺屋太一が政策ブレーンのようにくっついている橋↓君ってのは、それだけで心根のほどがわかろうというものです。くろねこの偏見ですが。ま、唯一の救いは、関電に喧嘩売ってるってところか。前言翻すのは得意な男だから、監視の目だけはしっかり光らせておかないと・・・大変なことになりますよ。

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2011年11月27日 (日)

「がん患者が増加するという疫学的な結果を待っていたら間に合わない」(児玉教授)

 アメリカが30年ぶりに原発建設に乗り出すようだ。で、その周辺機器を東芝が輸出するそうだが、これって世界の原子力村が総力をあげて原発推進に向けて邁進するぞっていうアドバルーンという意味もあるんでしょうね。ヨーロッパでは原発はどうも分が悪い。フランスですら腰が引け始めている。このままだと、原発マネーの旨みがなくなる、ってんで、ちょいとネジ巻いとくかって魂胆なんだと思う。

 そう考えると、国会版事業仕分けとやらで決まった「もんじゅ見直し」っていうのもどう転ぶか分からない。モナ細野君は、廃炉を含めて検討する、みたいなことを言っているようだけど、「もんじゅ見直し」ってことは、使用済み核燃料のリサイクルを根幹としたこれまでのエネルギー政策を根本から見直すってことなんだから、これって単に「もんじゅ」だけの問題ではないんだよね。果たして、それだけの覚悟とヴィジョンがあって、「もんじゅ見直し」に踏み出そうとしているのだろうか。とても、そうとは思えないけど。

 ところで、低線量被曝のリスク管理に関する内閣府のワーキンググループの会合で、東大の児玉教授とグールプの委員との間で激論が戦わされたとか。セシウムがどれほど発ガンに影響があるかというメカニズムはまだまだ未知の部分が多いのは事実だけど、リスクがあるということは間違いないわけで、だからこそそのリスクを限りなくゼロにするために今努力すべきだという児玉教授の見解は至極真っ当なものだ。で、ワーキンググループのお偉い先生方は、「チェルノブイリでぼうこうがんが増えているというけど、なぜセシウムのせいと言えるのか」とか、性懲りもない統計の数値やらなんやらで反論したそうな。阿呆だね。「がん患者が増加するという疫学的な結果を待っていたら間に合わない」という児玉教授の警告に耳を傾けようとしないお偉い先生方は、科学者である前にひとりの人間としていま目の前にある「子供たちの健康への不安」としっかりと向き合うべきなのに。ま、それができりゃ、福島の子供たちに洗ってないサクランボ食べさすような野蛮なことはしてないか。

【くろねこの競馬予想】

 今年のジャパンカップは、豪華なメンバーとなった。なかでも、凱旋門賞をレコード勝ちしたデインドリームに注目が集まるのは仕方ないところ。53kgという斤量もその人気にひと役買っている。それでも、これまでに鳴り物入りでジャパンカップに参戦した凱旋門賞馬が、ことごとく敗退したという事実は変わらない。競馬の神様、大川慶次郎氏は、かつて凱旋門賞馬が勝てない理由に、凱旋門賞からジャパンカップというローテーションの過酷さをあげていたが、それはいまでも同じなんだよね。それに、デインドリームは、当初、ジャパンカップに参戦するつもりはなかったらしいという話も聞こえてくる。社台がデインドリームの権利を50%取得したということが関係しているらしいという噂もある。

 で、過信は禁物ということで、本命はエイシンフラッシュ。シルポートが驚異の逃げで引っ張って、レコード決着した天皇賞で、最も強い競馬をしたのがこの馬。今回はおそらくスローペースになるはずだから、中断でじっくり脚をためて、4コーナー回ってヨーイドンになったら、ダービーで見せた末脚が爆発するはず。相手には、これも天皇賞でインから抜け出すのに苦労して脚を余した感のあるブエナビスタ。ダービー、菊花賞と3冠馬オルフェーヴィルに一歩及ばなかったものの、3歳牡馬ではトップクラスのウインバリアシオンが単穴。デインドリームはおさえまで。ワイドの穴で狙ってみたいのが、アルゼンチン共和国杯を勝ち上がったトレイルブレーザー。同レースからジャパンカップに参戦して見事栄冠を手にしたスクリーンヒーローの再現となるか。

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2011年11月26日 (土)

除染費用支払い拒んだ東電とそれを認めた東京地裁

 福島大波産の米からまたしてもセシウム検出。米農家にとっては痛恨の極みだろう。出荷停止したことで市場に出回ることはないのがせめてもの救いか。大波地区が全袋検査をしているからこその素早い対応なのだけど、では福島県としてはどうするつもりなのだろう。安全宣言することにばかりかまけて、県による全袋検査には消極的というのは、ようするに早いとこ原発事故の影響を風化しちゃいたいという思いがあるんだろうね。

 福島県では県外に避難する住民が後をたたないようだけど、これ以上人口流出しちゃうと税収だって減るし、県の財政が成り立たない、ということが原発事故を一刻も早く風化させたいという思いの裏側にはあるような気がする。放射能なんて笑って暮らせば怖くない(脚色・くろねこ)てなオトボケ発言した山下なんたらとかいうポンコツ教授を県のアドバイザーや県立大学の副学長に登用しているくらいだからね。福島県は、原発を推進してきた現在の知事体制をいったん白紙に戻して、一から県政を見直さないと何も解決しないのではないだろうか。

 ところで、福島県のゴルフ場が東電に除染費支払いの訴訟を起こしていたんだってね。恥ずかしながら、まったく知りませんでした。で、先月の末に、東京地裁が請求を却下したってんだから、ベラボーなことだ。東京新聞「こちら特報部」では、デスクメモで「東電は放射性物質は自社の所有物でなく、除染の責任はないと拒んだ」と書いている。続けて、「東電や国の姿勢は『不運だったと思って諦めろ』ということか」と憤っていたが、ごもっともです。

・時事ドットコム
福島ゴルフ場の仮処分申請却下=「営業可能」と賠償認めず-東京地裁

 昨日も書いたけど、ようするに、東電は加害者なんだよ、ってことが忘れられちゃってるんですね。電力会社の大元締めである電気事業連合会の会長が昨日の記者会見で、「広告費の原価除外」や「自治体寄付金除外」などの総括原価方式見直しに対して反論したってのも、加害者意識がまったくないどころか、国策だったんだから仕方ないという被害者面しようっていう魂胆があるからなんだね。聞いたわけじゃないけど。

 そんなこんなで、加害者意識のまったくない原子力村の住人のひとりである東芝は、フクイチ建設に関わった責任もなんのその、川崎市にある実験炉の運転を再開するってね。神経逆撫でするってのはこいういうのを言うんでしょうね。

 こうなると、近い将来、子供たちに放射能の影響が出たとしても、「不運だと思って諦めろ」って言うね、こいつらは。東京新聞「こちら特報部」のデスクメモが嘆くように、「道理のかけらもない国になった」ものだ。

 最後に、昨日は清武元球団代表の会見があったけれど、その後にTV朝日『スーパーJチャンネル』に出演した際に、「曝露はしませんけど、追求はします」っていってたのが妙に気になるくろねこであった。

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2011年11月25日 (金)

被災地から復興の槌音ひとつ聞こえてこないってのに、政局ごっこに耽る愚かしさ。

 産経新聞(電子版)によると、国民新党の寝癖男・亀井君が、レイシスト知事・石原君を党首にして、維新の会、立ちぐされ日本、愛知のトンデモ知事・大村君と手を組んで新党結成を目論んでいるのだとか。「保守」と「増税反対」を旗印にするというんだが、早ければ来年にもあるだろう総選挙に向けて、民主も自民もダメという層を取り込もうって算段なんだろうね。年内に新党立ち上げれば政党助成金もおりるから、他にも新党の動きは出てくるかも。小沢のイチロー君あたりも、水面下ではいろいろ画策してるんでしょう。

 ま、政界再編てのは遅かれ早かれやってくることは間違いない。でもなあ、震災からの復興はまるで先が見えないし、原発だってどうなるかわかんない時に、政局ごっこしてていいもんなんだろうか。いいわきゃないよね。東北地方ってのは、平時ですら、高齢化、過疎化、さらには雇用といった多くの難問を抱えていて、なかなか解決の道筋が見つからないでいた地域だ。それが、震災と原発の人災事故という有事の時に政局ごっこされたんじゃ、たまったもんじゃない。ハッキリ言って、このままだと底なし沼にはまっちゃう。3.11から半年も経つっていうのに復興の槌音が聞こえてこないという現状を、こやつらはどう思っているのだろうか。日本にアメリカ軍属の裁判権がないってことをほったらかしてきたような奴らだからね、東北も人身御供にしようってんじゃないのか。

 ところで、横浜、そして都内でも検出されたストロンチウムは、フクイチとは関係ないって文科省が発表した。「過去の核実験の影響とみられる」というんだが、ホントかよ。民間の検査会社が誤った計測したんじゃないの、てなこと文科省はぬかしいるようだが、調査会社としては納得いかないのは当たり前で、改めてトコトン調査するようだから期待したい。

 で、放射性物質に関して、民間が調査した結果を国が否定する、っていう流れってのがどうやらできつつあるようだ。その結果、正確な情報はまったく伝わらず、検出された数値の解釈論ばかりが喧伝される。そして、疑心暗鬼が募るばかりという最悪の状況になっているという寸法だ。何を馬鹿なことやってるんだろう。結局のところ、安心・安全を宣伝したいばかりに、国が積極的に調査・分析しないってのがネックなわけで、「直ちに健康への影響はありません」式の大本営発表が続いてるってことなんだね。

 将来、放射性物質による影響がどんなカタチで出てくるかなんて誰にもわからないんだけど、それをいかに小さくしていくかという手立てはとれるはずなんだね。放射能をばら撒いてしまった以上は、それをするのが国の役割なんだけど、加害者である東電を救済するという愚かな道を選んでしまった民主党政権にはできない相談だ。原点に返って、東電は加害者なんだ、という地点に立たないと、子供たちの未来は救われないのかもしれない。なんてことをシビアに考える終末じゃない週末の朝であった。

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2011年11月24日 (木)

談志が死んだ&都内でもスロンチウム検出。それでも原発にすがりつく原子力村の「業」。

 談志が死んだ。家元の落語に始めて触れたのは、確か高校2年。時あたかも、名著『現代落語論』に目からウロコの頃で、新宿の紀伊国屋ホールで開かれた『談志ひとり会』でのことだった。家元が飛ぶ鳥を落とすほどの水もしたたる旬の時代。ゲストに気障が売りでちょいとアウトローの色気漂う三遊亭金遊(1980年に急逝した後の4代目小円遊)が招かれていた。『笑点』の大喜利メンバーとして人気急上昇中の金遊とのトークは、TVでは話せないであろうエピソードの続出で、紅顔ならぬ厚顔の美少年にとってはとんでもなく刺激的だった。

 そして、トリはもちろん談志の落語で、演目は「野ざらし」。じっくり語るところは語りつつ、ある時はダイナミックな身振り手振りをまじえた破天荒な所作に、「いやあ、アヴァンギャルドな落語ではあることよ」と一気に家元の虜になってしまったのだった。帰り際に、前列に座っていた初老の夫婦が、「小さんに比べたらまだまだだね」とささやきあっていたのだが。「べらぼうめ、その“まだまだ”の中にこそ、古き落語ファンにはけっして理解できないエネルギッシュな談志の叫びあるのがわからんかね」なんて小生意気なことを考えていたのを覚えている。

 家元の落語は、6年前に亀有リリオホールで開かれた独演会で聞いたのが最後になってしまった。演目は、前半が「浮世床」、中入り後に「つるつる」で、若干声が出しずらそうな気がしたものの、気力・体力とともに、なにより落語にかける気迫が凄かった。仕事で実際にお会いする機会がなかったのが、いまとなっては残念だ・・・合掌。

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 さて、いまさらながらではあるが、東電が来夏の電力供給力が原発抜きでも大丈夫てなことを発表した。これまでも、原発がなくったって電力足りてるんだよね、って声はシロートのお気楽予測だけでなく、多くの心ある専門家からもあがっていた。マスメディアもグルになって、そんなことはありません、原発なくなったら大停電が起きて大変なことになりますよ、って煽ってきたネガティブキャンペーンのなんと虚しい結末だろう。

 マイメディアは電力会社の原発安全キャンペーンに大きく加担してきたくせに、カタログハウスの「原発国民投票」というメッセージが込められたTVCMは、政治的な意見広告ということで放送を拒否しているってんだから、何をかいわんやなのだ。都内でも3ケ所からストロンチウムが検出されたという現実もあるってのに、それでも原発にすがりつきたいってのは、原子力村の「業」なんでしょうかねえ。家元じゃあるまいに、そんな「業」は肯定できゃしないけど・・・。

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2011年11月23日 (水)

「最大の拘束力は、国民が見ていることだ」とさ・・・舐められたもんです。

 東電OL殺人事件の再審請求審で、被害者OLの首の付着物をDNA検査した結果、「女性の体内に精液を残した第三者とマイナリ受刑者のDNA型のいずれも検出されなかった」そうだ。首を圧迫されたことによる窒息死というのが死因とされているから、この結果は極めて重要な意味を持っているってことはシロートにでもわかる。それでも、検察は「再審開始の条件を満たす明白な証拠ではない」と言い募るんだろうけど、もういい加減に観念しないとみっともないことになるだろうに・・・。

 観念といえば、東大の原子力村のお歴々がシンポジウムを開いて、反省の色を見せたと東京新聞が伝えている。ま、反省しているかどうかは別にして、ちょいと観念したってところでしょうか。事ここに至っては、原発の安全神話をどう強弁しても通用しそうもないから、ここはサルでもできる反省の態度を見せておいた方が今後のためにもいいかもね、って程度のことなんじゃないのかしらん。なんてたってアイドル、じゃなかった象牙の塔の住人だから、保身のための権某術数には長けた方々だし、機を見て敏なること疾風の如しですから、そう簡単に信用しちゃいけない。そもそも、反省の意味を込めたシンポジウムってのも、何やらエラソーなのはさすがです。シンポジウムの前に、「我が身をつねって他人の痛さを知る」ことから始めるこってす。

 で、政治家ってのは、「いけしゃあしゃあと」とか「ぬけぬけと」といった:恥知らずな言辞を弄することになんの痛痒も感じない人種であると重々承知はしているものの、被災地失業手当給付の再延長をしない方針についてのアナウンサー大臣・小宮山女史の発言は怒りというよりもイヤーな気持ちにさせられた。曰く「(失業手当の給付期間が長引くことで)就労意欲が薄れるという指摘もある」。これが、「国民の生活が第一」とする政党の現職の大臣のコメントです。どう取り繕っても、「金やると怠けちゃうから、これからは自分でどうにかしなさい」ってことなんだね。「地元の求人も増えている」って役所もぬかしているが、震災と原発人災事故で地元の企業はボロボロになって、このままではもたないっていうところが多いってのに、なんとまあお気楽なことだろう。殴ってやりたくなっちまった。

 で、小宮山女史の親分であるところのノダメ君も「いけしゃあしゃあと」ぬかしてくれてます。提言型政策仕分けに法的拘束力がないことを突っ込まれて、「最大の拘束力は、国民が見ているということだ」と反論したっていうのだが、国民に面と向かってモノ言えないで、海外で勝手なことぬかしているノダメ君に、「国民が見ている」なんてことを口走る資格はさらさらない。自らに唾してるってのが分からないんだろうね。なんとまあ、暗愚な御仁であることよ。

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2011年11月22日 (火)

東電はフクイチの原発損害賠償保険の契約更新を拒否されたらしい。

 東海大の菅野は、結局のところに日ハムへの入団拒否。ま、入るも入らないも、本人の自由だからカラスの勝手なのだが、ピッチャーにとって1年のブランクはデメリットだらけなんじゃないのかねえ。ま、ジャイアンツのサポートでいずれはアメリカに行ってトレーニングすることになるんでしょう。で、来年のドラフトでお約束通りにジャイアンツが指名してシャンシャンか。こんなお粗末なことさせないためにも、ドラフトは完全ウェーバー方式にしないとダメだろうね。清武君も読売に喧嘩売るのは大いにけっこうなことだけど、今週にも予定されている会見では、是非ともプロ野球の将来について語ってほしいものだ。でないと、ただの内輪もめっていうネガティブキャンペーンに負けちゃうよ。

 保険会社が原発の損害賠償保険を引き受けるにあたって、一社だけでは請け負えないので日本原子力保険プール(日本プール)という組織があるんだとか。で、その日本プールが福島第一原発に対する損害保険の契約を更新しないことに決めたらしい。保険加入は原子力賠償法で義務づけられているから、契約更新できないということは無保険ということになって違法状態なるってんで東電は大慌てしいるようだ。つまり、保険会社すら想定していなかったほどの大事故が起きちゃったってことなんだね、フクイチってのは。こうなったら、保険会社は徹底して原発事故の損害賠償保険を拒否してみたらいかがでしょう。保険きかないんじゃ、原発や~めた、てことにならないもんかねえ。ちょっと夢想してみた、冬の朝であった。

 ところで、昨日も書いた提言型政策仕分けってやつですが、大学改革について喧々諤々4時間も議論したあげくの結論が、「具体的な達成目標と、達成時期ならびにその評価基準について明確化を図り、まずは各大学による自己改革によって、その実現を目指す」てんだからあきれちまった。議論のための議論、の典型ですね。ま、こんくだらない議論してるんだったら、提言型政策仕分けそのものを仕分けしたほうがいいんじゃないの。それにしても、レベルの低いひとたちだこと。

 で、ノダメ君はノダメ君で、「景気の動向とは関係なく消費税増税します」ってアホなことを抜かしている。さらに、政府主催の全国知事会では、TPPについて、「関係国がわが国に求めることがだんだん明らかになると思う。情報はきちんと提供し、十分な国民的議論をした上で、国益の視点に立って結論を得ていきたい」と能天気につぶやいたようだ。アメリカなんかとっくの昔に具体的な獲得目標を公表してるってのに、「関係国がわが国に求めることがだんだん明らかになると思う」なんていまさら何をおっしゃるウサギさんなのだ。

 だいたい、TPPについては、どうしてこうも受動的な発言しかできないんだろう。聞こえてくるのは、アメリカはこう言ってます、ってことばかりで、日本はこうしたいっていう達成目標が何もないってのは、交渉参加する意味ないんじゃないの。米が安くなりますよ、牛肉も安くなりますよ、なんてことは日本にとってそれほど切羽詰った問題じゃないわけで、それよりもTPPでアメリカにどんな要求を突きつけるのか、それこそが問題だと思うんだけど、そこがまったく見えてこないってのは、結局のところ戦略が何もないってことの証明なんだね。つまり、TPP後の日本の絵図が描けてないわけで、おそらく交渉のテーブルではサンドバック状態になって、ボコボコにされちゃうのが関の山でしょう・・・テリブル、テリブル。

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2011年11月21日 (月)

フクイチのお膝元の町議会に東電社員の現職議員がいたなんて知らなんだ。しかも、再選されたってね。

 今年の日本シリーズは、7戦を通じて投手戦の面白さ満載で、緊張感があってなかなか見ごたえがあった。それにしても、あれだけ打てなくて、よくぞドラゴンズは優勝したものだ。で、シリーズ終了を待っていたかのように、ドラゴンズのコーチングスタッフが決定した。長老・権藤のピッングコーチを筆頭に、鈴木(孝)、今中、平野、宇野、彦野、川又・・・オール・ドラゴンズ体制で戦おうっていうわけか。それにつけても、優勝監督をクビにした後だから、高木監督はもとより、首脳陣は誰もがやりにくくてしょうがないだろうね。

 さて、民主党が懲りずに茶番劇を始めた。今度は、「提言型政策仕分け」だとさ。ホント、言葉遊びのお好きなこと。で、結局のところこれまでの仕分けと同じで、法的拘束力はないんだから、なんの学習もしてないってことです。「もんじゅ抜本見直し」てなことをぶち上げたところで、あくまでも「提言」だからね。最終的には、「政治判断」というから、もう結末は推して知るべし。そもそも、「もんじゅ」をどうするかってことだけ見ても、「抜本見直し」なんてこと言っててもダメなんだね。たとえば、「もんじゅ」を存続させないとするなら、使用済み核燃料をどうするか、さにらにはエネルギー政策をどう再構築していくのか、といったところまで議論しなけりゃ、何の解決にもならないんだから。それを、「抜本的見直し」なんてお役所言葉使って、さも改革に前向きな姿勢をアピールしたって、もう騙される奴はひとりもいないんじゃないのかねえ。

 昨日は、福島県議選と同時に、フクイチを抱える大熊町と双葉町では町議選も行われたのだが、なんと現職候補に東電社員が二人もいて、どちらも再選を果たしたんだってね。いやあ、現職の町議に東電社員がいるなんて、ノダメ君じゃないけど「寡聞にして」知りませんでした。なんでも、「原子力施設について地域の理解を得るため」に過去20年にわたって大熊町議を東電は輩出してるのだそうな。ここまで、露骨に地元に食い込んでるわけですね。原子力村との戦いってのは、単純な戦略・戦術では勝てないのだと改めて教えられた月曜の朝であった。

 最後に、先週末からアメリカでは、30年前のナタリー・ウッドの水死事件が再捜査されるというのでテンヤワンヤしているようだ。クルーザーの船長が新たな証言をしたのがその発端のようだけど、そもそも水死が報じられた時に、誰もが殺人か、と疑ったもんです。夫のロバート・ワグナーと友人のクリストファー・ウォーケンが同乗していたという状況も、ハリウッド・スキャンダルとしてはあまりにもベタなシチュエーションだったからね。捜査当局は、ロバート・ワグナーは容疑者ではないとアナウンスしているようだが、ではなにかい、クリストファー・ウォーケンが怪しいとでも言うのでしょうか。好きな役者なんだげどねえ。映画『ディア・ハンター』におけるの夜のサイゴンでロシアン・ルーレットに興じる心が壊れかけた元アメリカ兵ってのははまり役だったもんね。さあ、これからどんな展開になるのか、「刑事コロンボ」もかくやのドラマが始まるのだろうか?

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2011年11月20日 (日)

原発情報監視調査の報告書にふざけたコメントが・・・。

 御髪疑惑の西山元審議官が除染担当というタチの悪い人事が敢行された。女性で失敗して除染でも失敗するのか、と昨日の『パックインジャーナル』で愛川欽也がからかっていたが、うまい、座布団一枚。除染に関しては、作業委託先が日本原子力開発機構ということで、東大の児玉教授が「原子力発電を推進してきた機構と原発施工業者で独占する除染では、国民の信頼を得られない」と批判しているが、ごもっとも。

 約110億円の資金が出るようだけど、そのうち大手の土建屋さんに72億円がわたるんだとか。残りの30数億は中抜きされて、原子力村のポッポを温めるって寸法じゃなかろうか、と疑いの目も向けられているようだが、ま、大いにあり得ることです。ようするに、放火犯に消火活動を依頼してるのと同じなわけでして、原発マネーは建設から事故処理にいたるまで、うまい具合に原子力村の中を循環するシテムが出来上がってるんだね。それは、なにも日本にはじまったこどはなくて、世界の原子力村ってのは皆さん運命共同体。だから、昨日のブログても紹介したように、IEA(国際エネルギー機関)なんてのまでシャシャリ出て、原発の必要性を煽り立てることになる。

 原子力村の連携プレーってのはいたるところで発揮されてます。たとえば、エネルギー庁によるメディアの原発報道監視なんてのもそのひとつで、今朝の東京新聞は情報公開請求で手に入れたエネルギー庁のメディア監視の報告書を伝えている。建前は「(原発に関する)不正確な報道の是正」ってことになっているが、実態は「原発に反対する記事の収集」ってことで、この報告書で笑っちまうのは収集した記事などにコメントが付いていることだ。「幼稚な社説」とか、反原発運動を「目立ちたがり」とか、情報収集・分析というよりは、原発推進派による憂さ晴らして感がなきにしもあらず。ちなみに、この事業を請け負ったのは、日本科学技術振興財団です

 検閲じゃなかった記事チェックは、なんと漫画も対象になっていて、『美味しんぼ』もターゲットになっている。「食と環境」をテーマにした回で、六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場について「もし大事故が起こったら最悪の環境破壊です」という表現などに対して、「『いたずらに不安をあおる』などとなじった」のだとか。で、原作者の雁屋哲氏はこんなコメントしてます。

(これより引用)

 書いたことは不正確ではない。電力会社に不都合なだけだ。報告書のコメントこそ不正確だ。

 私も漫画の登場人物も、実名を明らかにしている。コメントした(財団の)人も実名を明らかにしなさい。エネ庁は国民の税金を使って電力会社の秘密警察を務めている。この愚行が公になって恥を千載(長い年月)に残すだろう。

(引用終り)

 電力会社に不都合なだけ、ってのは原発に関するマイナス報道のすべてにあてはまる言葉だね。フクイチの実態を報道しない、させないのも、「電力会社に不都合なだけ」というのが最たる理由でしょう。コメントした財団の人間に「名を名乗れ」ってのもおっしゃる通り。税金使ってんだから、やっぱりどこのどなたのコメントなのか知りたいのが人情てもんです。三流週刊誌の覆面座談会じゃないんだからさ・・・で、「気の名は?」。

 この原発情報監視調査は、現在では、ブログやツイッターなどのインターネット情報を対象として続行されている。請け負ったのは、前にも書いたけど(「原子力村は福島を放射能の大実験場にするつもりか」)、広告代理店のアサツー ディ・ケイ。報告書にはコピーライターがコメント付けたり・・・するわきゃないか。ちょいと妄想たくましくしてみた次第で、お後がよろしいようで。

【くろねこの競馬予想】

 今年のマイルチャンピンシップは、大混戦に加えて渋った馬場ということで、波乱含みのレースとなりそう。外国馬2頭のうちなら、サプレザか。馬主は社台の吉田照哉だから、ここで勝って繁殖牝馬としての価値をさらにアップさせようという腹積もりでしょう。日本馬なら、リアルインパクトにリディルが有力。で、馬券ですが、渋めの馬場ということで、重馬場巧者のエイシンアポロン、ダノンヨーヨーからそれぞれ上記3頭にワイドで流し。さらに、単騎で逃げたら今回は侮れないシルポートからも少々。

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2011年11月19日 (土)

「IEA試算 疑問だらけ」(東京新聞)

 清武解任だそうで、それに合わせるように長嶋のコメントが出てきたりして、読売も必死の形相。窮地に陥った時の長嶋頼みってのは読売の常套手段だけど、もういい加減にしてほしいものだ。週明けには清武の逆襲があるようだけど、読売にとってはとんだ蟻の一穴になったりして・・・。

 ところで、九電がえらく強気で福耳猪八戒・枝野君にたて突いているようだが、原子力村の反転攻勢は日に日に強くなっている。IEA(国際エネルギー機関)の事務局長まで出張ってきて、「脱原発すると大変なことになりますよ」と煽っているけど、その根拠となる数字がまやかしだらけでちゃんちゃらおかしい、と東京新聞「こちら特報部」が指摘している。というわけで、是非ともご一読を。画像をクリックすると拡大します。

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2011年11月18日 (金)

放射能汚染土ポイ捨て役人&冬のお魚調査

 環境省に送りつけられた汚染土を、職員が自宅そばの空地に捨てちゃってたんだね。その理由がふるっている。自宅周辺の放射線量と大差ないから大丈夫だろう、という上司の話を聞いたからってんだから、ほとんど頭の中は幼稚園レベルってことです。こんなもんなんだよね、お役人の放射能に対する認識ってのは。汚染土に続いて灰も送りつけられたそうだけど、できれば東電にも送ってやりゃあよかったのに、とつい思ってしまった。ま、それだけ被災地のひとにとってみれば、国は何やってんだっていう思いが飽和点にまで達してるって証なのかも。

 福島では除染を待てずに田起こしを始めたところがあるそうだが、「田起こし後でも深く耕せば大丈夫」ってお役人は言ってるそうだ。これも汚染土をボイ捨てしちゃった環境省の役人と一緒で、頭がお子ちゃましてるんだね。田起こしってのは、俄か勉強したところによれば、表土ごと土をかきまぜるわけで、表土が汚染されているとその汚染は地中深くまで拡散する危険性が大なのだそうだ。で、後から表土の汚染が判明しても、もうかきまぜちゃったわけだから除染は不可能ということらしい。ここまで米つくり農家を追い詰めているのは、国の対応があまりにも遅いからなんだね。だから、もう自分たちの判断で物事を進めていくしかないってことなんだろうけど、大きなツケとなって返ってこなければいいのだけれど。

 汚染されてるのは土だけじゃない。グリーンピースの「冬のお魚調査」によれば、基準値は超えていないとは言うものの、マダラやメバチマグロなどの大型魚からの放射性物質検出が目立っているとか。食物連鎖の結果、大型魚になればなるほど放射能は濃縮されていくってことです。サバの水煮の缶詰からも放射性物質が検出されたというのは、ちょいと驚きだ。農産物ばかりに目がいきがちだけど、魚介類の汚染にもシビアな目を向けていかなくてはいけないってことか。でも、缶詰になっちゃうとどこで獲れた魚かなんてわかんないから、これは厄介なことになりそうだ。それにしても、「冬のお魚調査」ってのは、なかなかキュートなタイトルではある・・・不謹慎だけど。

食品放射能調査 第2回目:冬のお魚調査

 最後に、「今日のナベツネ」ということで、玉木正之さんのこちらの原稿をご紹介。鋭いナベツネ論、おもろいですよ。

・スポーツを知らない権力者にスポーツが支配される不幸

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2011年11月17日 (木)

朝日ニュースターが消える?&福島の米からセシウム検出

 DeNAのプロ野球参入に楽天の三木谷が断固反対を表明したんだってね。課金制度でいろいろ被害も出ているモバゲーは罷りならん、てことらしい。確かに、モバゲーってのはちょいとした騙しのテクニックみたいなのがあって、後からとんでもない請求されたりするって話はよく聞くから、あまり上等な企業とは言えないと思うのだが、ま、三木谷のクレームはメクソハナクソのようなもんでしょ。そもそも、オーナー会議で新規参入を認めるとか認めないとかを決めるってのがおかしな話なのだ。こんなものは、コミッショナーがビシっと決めればいいことで、まさかカルテルじゃあるまいし、個々の球団の意向なんてどうでもいいんだんよね。コミッショナーが何も言えないのは、裏には読売の例のオッサンがのさばっているからで、プロ野球を語るってのはやっぱりそこに行き着いちゃうんですね。

 ところで、『パックイン・ジャーナル』や『ニュースの深層』など、地上波とは一線を画す編集方針でユニークな番組を提供してきた朝日ニュースターが、来年3月で全員解雇するってニュースが飛び込んできた。朝日ニュースターを運営する衛星チャンネルがCS放送事業をテレビ朝日に譲渡したことで、こんなことになっちまったらしい。今後はテレビ朝日が運営していくことになるんだろうけど、つまんなくなっちまうんだろうね。地上波のロクでもない報道番組やワイドショーがCSにも流れこんできたりして。クロスオーナーシップ禁止が法制化されていれば、こいうこともできなくなると思うけど、これからは地上波で世論コントロールできなくなったマスメディア、大挙してCSに乗り込んでくることになるかもしれない。今週の『パックイン・ジャーナル』では、果たして愛川欽也はこの件に触れるだろうか・・・。

 とうとう、福島県の米から暫定基準値を超えたセシウムが検出された。能天気にも安全宣言した偽黄門ご一党の佐藤知事ってのはなんだったんでしょう。食の安全に関しては、米に限らずあらゆる農産物、海産物が危機的状況に陥る可能性を否定できない状況になってきたってことなのかもしれないね。それでも、東京都が食品の抜き取り検査を始めたり、イオン・グループが自主検査した食品しか並べない「放射能ゼロ」宣言をしたり、食への不安解消のために遅まきながらも動き出したってのは歓迎すべきことでしょう。風評被害を防ぐには、なによりも検査とその結果の公表を徹底することなんだから、本来なら国が積極的に取り組まなければいけなかったんですね。

 なのに、この国は、危険かもしれない、とう想定のもとには動かないんだね。その典型が「直ちに健康に影響はありません」という言葉なんだけど、今度は一刻も早く警戒区域解除するために(と、くろねこは妄想している)、陸上自衛隊を原発周辺地域の除染に派遣するのだとか。しかし、除染除染て言うけど、そんなに簡単なことなんだろうか。除染します、って言えば放射能の危険が遠のくような気になっちゃうんだけど、では、どうやって除染するかということになるとこれがいたって心許ない。陸自の派遣にしたって、これから具体的な除染作業の方策を検討するっていうんだから、勝算あってのことではないんだね。

 掛け声ばかりが飛び交うだけで、フクイチは依然として余談を許さない状況だし、被災者への賠償も遅々として進まず、廃炉にするのに何年かかるかもわからない・・・TPPや消費税には前のめりになるくせに、エネルギー政策には何の使命感も責任感も持っていないソーリがいる国だもん、だめだ、こりゃ。

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2011年11月16日 (水)

「怖いのは『心の汚染』」(たくきよしみつ氏「原発、警戒区域の隣で」より)

 女性巡査への痴漢現行犯で5月に逮捕された競艇選手に無罪判決が出た。なんでも、被害者とされる女性巡査は痴漢の検挙目的で捜査中だったというのだが、判決理由がなかなか味わいのあるもので関心しちまった。「男が約5メートル前から右手を上げて走ってきて体がすくんで反応できなかった」という女性巡査の証言に対して、「警察学校の訓練で護身術を身につけ、捜査中なのに何の反応もできなかったというのは不自然」と指摘したと産経ニュースは伝えている。さらに、「警察官として(逮捕後)に引き返せない状況になり、一部事実を曲げて証言していると疑うことも可能だ」と述べたってんだから、この裁判は粋だねえ。加害者とされた競艇選手が、「女性が怒っている感じだったので異常な人と思い、関わり合いにならないために逃げた」と証言しているということは、おそらく女性巡査は私服だったんだろうね。ということは、おとり捜査みたいなことをしていたんだろうか。その点はどうなっとるのか、野次馬根性丸出しの朝なのだった。

 ところで、ソフトバンクの孫君が、経団連の「エネルギー政策に関する第二次提言」における「原発再稼動」に机を叩いて抗議したってね。ま、パフォーマンスだなんだって揶揄する声がないでもないが、よくやった、とくろねこは支持したい。もちろん、孫君にだってそれなりの思惑があってのことなんだろうけど、経団連の中で狸オヤジ相手に声を荒げる経営者がいなけりゃ救われない。ミニ・ナベツネだなんて批判もされている清武球団代表の蛮勇だって、原発とプロ野球とじゃ天と地ほどの差があるとはいえ、これまでは影に日にナベツネ批判していたくせに、いざ勝負、となったら、「いやあ、これは読売内部の問題ですから」って腰引けちゃう江本某みたいなのに比べたら問題提起したという意味ではナンボかマシってもんです。そういえば、ヘビースモーカーの大谷君も、いつもニッコリ川村君も、国税関係では敏腕記者だった清武君が、裏も取らずに会見開いてナベツル批判するはずはない、なんてことを番組中に発言していたが、この話はひょっとしたら読売を揺さぶる事態になるかもね、と期待膨らむくろねこであった。

 話がそれちゃったけど、それたついでに、スポーツライターの玉木正之さんが横浜球団譲渡について、興味深い裏話を披露している。さすがに具体的には書かれていないが、どうやら中田元横浜市長の途中退任も絡んでいるとかで意味深なブログになっているので興味があったらどうぞ。

・タマキのナンヤラカンヤラ

 で、話を原発に戻せば、福島県川内村在住の作家・作曲家のたくきよしみつ氏が東京新聞夕刊で、「原発『警戒区域』の隣で」というタイトルで、2回にわたって原稿を寄せているのだが、「怖いのは『心の汚染』」と題された昨日の原稿では、原発マネーが人々の心を蝕んでいく現状が語られ、深くため息をつくばかりだった。是非、ご一読を。(画像をクリックすると拡大します)

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2011年11月15日 (火)

労働者派遣法改正案が骨抜きにされようとしている。

 ISD条項も知らずにTPP参加表明しにノコノコとハワイまででかけたノダメ君。「全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と承諾したとかしないとかスッタモンダしているようだけど、なんのことはない外務省は否定のコメントはしたものの抗議なんかしていないという噂も流れている。なによりも、アメリカは発言を訂正していないんだから、ノダメ君が「なんでもOKよ」(脚色・くろねこ)って言いつつ擦り寄ったのは、おそらく事実なんでしょう。TPPってのは「環太平洋経済連携協定」というのは表向きのことで、つまるところは「対米協定」なわけです。その証拠に例外なき関税撤廃としつつもアメリカは乳製品の関税撤廃を拒否してるんだから世話はない。それにしても、「守るべきものは守る」と言ったのはどこのどいつだったけね。とりあえず交渉のテーブルにつかないと話が始まらないとゴタクを並べていた、マスメディアやその提灯持ちは、ノダメ君の発言に対してもっと真摯に立ち向かうべきなのに、まったく声が聞こえなくなっちゃったのは何故なんでしょうね。

 さて、またひとつ民主党の裏切りが発覚。今度は労働者派遣法改正が、骨抜きにされようとしている。改正案の柱だった「登録型派遣」と「製造業派遣」の原則禁止が、どうやら自民党の意見を受け入れて除外されることになりそうだ。何の説明もなしの方向転換。民主党の得意技がまたひとつ出たってことですね。ま、裏では経団連の腐ったオッサンたちが糸引いてるんだろうけど、若者たちが企業にいいように使われるこの国はなんて野蛮な国家になっちまったんだろう。

 ところで、四国電力が伊方原発3号機に向けて動きだしたようだ。「津波が襲っても14.2mまで安全」という安全評価を提出したっていうけど、その片方で原発の安全評価に関する専門家会合で評価基準そのものに異論続出というニュースが流れてるんだから大笑いだ。さらには、原発検査官の欠員を放置していただけでなく、検査官の質の低下も問題になっている、と東京新聞が伝えている。そんな状況で、安全評価出ました、って言われても説得力はないでしょう。

 それにしても、先週だったか経団連が改めて原発再稼動を提言していたけど、原子力村の反転攻勢ってのはジンワリとであるが着実に頭をもたげてきている。フクイチの取材からフリーのジャーナリストを締め出して、現場からずっと遠くで高見の見物していた記者クラブ御一行だけを連れてって、提灯記事書かせているのもその一環ってわけです。発電コスト試算に原発稼働率なんてのを加えようとしているのも、つまりは再稼働率が下がるとこんなにコストがかかりますよってことを逆手に取ろうとしてるんですね。 

 TPPにしても、消費税増税にしても、原発再稼動にしても、丁寧な説明をスルーして、民意を無視した形で強引に推進しようとしているってことは、民主党と財界が手を組んだってことのなによりの証拠なんだね。なんでもかんでも「経済」で語ろうとすることの虚しさをひしひしと感じる初冬の朝であった。

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2011年11月14日 (月)

「牛肉輸入規制緩和」なんて聞いてないぞ&古本にはさまっていた古紙幣の謎

 ノダメ君はオバマとの会談で、「牛肉の輸入規制緩和に向けて準備を始めている」なんて手土産代わりのお追従で取り入ろうとしたようだ。「愛い奴。良きに計らえ」とオバマからお褒めの言葉をいただいたどうかは知ったこっちゃないけど、牛肉の話なんかAPECに行く前にはまったく説明なかったよね。海外で突然重要案件を口走るってのはノダメ政権のいつもの手口なんだが、ようするに小心者なんだね。マスメディアもそのあたりのことは寛容で、「いかがなものか」と小言程度のことは言っても、激しく批判しないから図に乗ってるってのもあるんだろう。それにしても、国民に向かって説明をせずに、海外でメディアを使って言いたいこと言って、後から突つかれると、ちゃんと説明してます、なんて居直るってのは失礼な話だと思うけどね。

 手土産代わりの「牛肉規制緩和」でアメリカのご機嫌をとろうというその姿勢で、もうTPP交渉は負けたようなもんです。ていうか、ハナっから戦う気なんてないんだね。TPPで「全ての製品とサービス対象」提案をノダメ君が喜んで承諾したってニュースがリークされ、外務省は強行に抗議したっていうけど、これなんか出来レースでしょ。必死に日本の立場を守っていますっていうポーズを見せとかないとマズイってんで、急遽アメリカとシナリオ作ったんじゃないのかねえ、ま、いつもの妄想ってやつですけど。言葉をもてあそぶことだけには長けたノダメ君てのは、食えない野郎です。

 口直しに、久しぶりに古本絡みの話題を一席。古本には、けっこういろんなモノが挟まっているもので、なかには大枚のヘソクリが出てきたなんておいしい話もある。古本くろねこ堂はそんな景気のいい話にはとんと縁がないのは言うまでもないのだが、以前、ブックオフで見つけた某SF作家のエッセイに、編集者にあてた自筆の手紙が挟まっていたことがある。新刊が出ました、っていうご挨拶みたいなものだったのだが、どこをどうめぐってブックオフの棚に納まったのか。そこにはどんなドラマがあったのか。ついつい、想像の翼を広げたものだった。

 で、最近、戦前からのミステリーを大量に買い取ったのだが、これがなかなかのお宝揃いで、ちょいと入手困難な作品のオンパレードだったのだ。(近々、目録にアップしますのでお楽しみに) その中に、昭和11(1935)年に黒白書房から出版された世界探偵傑作叢書のジョルジュ・シムノン『黄色い犬』があった。ちなみに、当時の表記では、ジョルジュ・シメノンとなっとります。Simenonをそのままローマ字読みしちゃったわけですね。それはともかく、特にレア物ではないのだが、表紙のイラストがとてもモダンで、装幀は山下謙一とある。調べてみるとどうやら童画家だったらしく、イラストもご本人のもののようだ。

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 というわけで、パラパラやっていると、一枚の古紙幣がパラリと床に落ちたのであった。おっ、ついにヘソクリ発見か、と手にしてみれば、これが中国紙幣。表には、中央儲備銀行とあり、孫文の肖像が鎮座している。さらに、「中華民国二十九年印」の文字が・・・。なんじゃらほいというわけで、検索かけると、中国儲備銀行とは、日本の傀儡政権だった汪兆銘が、昭和15(1940)年に制定した中央銀行で、「ちゅうおうちょうびぎんこう」と呼ぶということがわかった。そして、この紙幣は通称「儲備券(ちょびけん)」と呼ばれ、どうやら日本軍の軍票として使われていたらしい。日中戦争という歴史的背景が、この紙幣にはあったわけです。

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 それにしても、ヤケなどはあるものの、ほとんどピン札に近いのはどうしたわけだろう。まさか、60年以上も挟まったままになっていたなんてことはないだろう。今回、大量の蔵書を譲ってくださった方はかなり気合の入ったミステリーファンのようだから、本棚にしまったままなんてことはないはず。しかも、紙幣の挟まっていた『黄色い犬』は、テープで補修されているのだ。つまり、相当読み込まれているということ。こうなると、その他の本にも何か挟まっているのではないか、と想像たくましくなるのが人情というもの。さあ、今週はじっくり時間をかけて検品しよっと。

 それにつけても、謎が謎呼ぶ、古本ミステリーなのであった。

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2011年11月13日 (日)

フクイチを物見遊山取材する記者クラブ御一行&TPP会合招待されないノダメ君&人格批判で反論する読売主筆の情けなさ

 初めてフクイチに足を踏み入れることを許可されたマスメディアは、嬉々としてその惨状を報道している。吉田所長の「もう死ぬかと思った時もあった」なんてコメントを、命がけの美談仕立てで伝えるのはさもありなんなのだが、昨夕のテレビ朝日のニュースでは、原発担当の松井君が取材の過程を説明している中で、「吉田所長はいい人なんですよ」とのたまったのには目が点になりました。これを聞いて、「あいつ、ヤクザだけど、根はいい奴なんだよ」っていうのを咄嗟に思っちまった、あっ、他意はありませんから、念の為。ま、吉田所長は確かにいい人なのかもしれない、くろねこは知らんけど、でも、フクイチの残酷な現状の取材レポートの最中に、こんな発言はないだろう。フクイチの取材から締め出された記者クラブ以外のジャーナリストが聞いたら怒るぜ、ホントに。

 そもそも、「もう死ぬかと思った時もあった」とか「コントロール不能になって終わりかなと感じた」というコメントをさらっと報道しているが、ちょっと待って欲しいよね。その時期、つまり3月11日からの一週間に、小出助教などの専門家や既にフリーのジャーナリストの中からは、「メルトダウンの可能性」ってのはささやかれていたはずで、それを無視するならまだしも、「悪質なデマゴーグ」として批判までしたマスメディアもあったんだからね。そう考えれば、吉田所長の会見での記者たちとのやり取りが生ぬるいのはうなづけるってもんだ。

 いま知りたいのは、そんな情緒的な現場報告ではないんだよね。何が起きたのか、何が起きているのか、これから何が起ころうとしているのか。そして、東電はどう対処したのか、どう対処していこうとしているのか・・・聞くべきことは山ほどあると思うけどね。でも、自らの報道姿勢に何の反省もないひとたちが多いからね。だから、こんな物見遊山みたいな取材ができるってわけか。

 さて、TPP交渉参加表明して、おっとり刀でAPECに出かけたのはいいけれど、どうやらノダメ君はTPP交渉の加盟国会合に招待されなかったようだ。ま、もっともなことだよね。これまでみんなで協議してきたとこに、突然、参加しま~す、って乗り込んだって迷惑なだけなんだから。参加したいなら、これまでに決まったことに口出すなよ、って言われても、へへ~、ってならざるを得ないのが日本の立場なんでね。おそらく、参加できたとしても、その頃にはあらかた交渉は終わっていて、表明したのが遅かったからなんでもかんでも受け入れざるを得ませんでした、ってことになるのがオチなんじゃないかね。キッシンジャーとかアーミテージとかが緊急来日して、ノダメ君をさんざん脅していったアメリカだもの、もうTPPのルールなんてすべて決まっていて、日本はアメリカに白紙委任することしかできないんじゃないのかと推認するくろねこであった。

 ところで、読売の抗争だけど、ナベツネが文書で反論したね。その中で、清武球団代表の人格批判をしている部分があるのだけど、曰く「マスコミ関係者の間では、GM就任後、さらに尊大になったと悪評が立っている」、曰く「決断力がない」、てな感じです。で、原若大将監督も不満を持っていたとたわ言を書き連ねている。自分名前まで持ち出されちゃたんだから、原にとっちゃ迷惑な話かもしれないね。これが、読売の主筆の反論文書ていうのだから、添削したくなっちまった。

 こうした人格批判てのは、マスメディアのお得意なところで、相手を貶めるための常套手段でもある。そういえば、小沢バッシングもよく似た構図だ。で、驚きなのは、一部のメディアも早速のところ清武君の人格批判キャンペーンを始めていることだ。その内容も、ナベツネの言ってることとクリソツなんだよね。ひょっとして読売がリークしてたりして。日刊ゲンダイもそのひとつなんだが、読売憎しというキーワードでこの抗争劇を取り扱うと本質を見逃すよ。

 おそらく、今回の「読売・仁義なき戦い」は、スポーツジャーナリズムそのもののあり方を問われることになるんじゃないのかなあ、とくろねこは思っているし、そうあって欲しいと願っている。スポーツジャーナリズムにも記者クラブみたいな既得権益集団がいるわけで、特にジャイアンツ担当なんてのは朝日の星君、曽我君、毎日の岸井君みたいなのがゴロゴロいるわけで、清武君に対して冷ややかなのは当たり前なのかもしれない。「たかが選手」なんてほざくナベツネを、これまでほっといたんだに、何をかいわんやです。。

 さて、どうする、スポーツ記者諸君。スポーツの本質からはかけ離れた芸能スキャンダルまがいの取材しかしてこなかったスポーツ記者に、果たしてジャーナリストとしての矜持はあるのだろうか。で、読売では「たった一人の反乱」に対して、報道規制しているらしい、という噂もあるが(興味のある方はこちらを参照)、ま、当たらずといえども遠からずってことか。

 それはともかく、昨日の日本シリーズは、緊張感溢れるいいゲームだった。読売の思惑とは別の次元で、プロ野球は確かに進化してきているし、おそらく読売はその流れに乗り損なっていると確信したのであった。

【くろねこの競馬予想】

 昨年のエリザベス女王杯を快勝したスノーフェアリーが、さらにパワーアップして今年も参戦。順調ならこの馬で決まりかとも思うのだが、どうも虫刺されがあったとかで体調イマイチという観測も流れている。凱旋門賞で激走してから中4週というローテーションもちょいと気がかり。

 日本の馬では、骨折明けのレーヴディソールがようやくここに間に合ったという感じだが、さすがに長期休養明け、初距離、初の古馬との対戦というハンデは、いかんともし難いところ。牝馬G1全制覇を狙うアパパネも、前走の14着はいかにも負けすぎだし、レース内容もパっとしなかったから、ひょっとしたら闘争心が萎えてきているのかもしれない。

 で、思い切って馬券は穴狙いで、府中牝馬S3着で、どんな競馬にも対応できそうなフミノイマージンから。相手は、スノーフェフリー、アヴェンチュラ、ホエールキャプチャ。イタリアンレッドとレディアルバローザとのワイドも少々。

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2011年11月12日 (土)

球団代表の「たった一人の反乱」&TPPはISD条項という薬味がきいた「闇鍋」か。

 文部科学省でジャイアンツの球団代表がコンプライアンスに関する会見ていうから何のこっちゃと思ってたら、なんとナベツネの横暴に球団代表がついにキレちまったというアッパレな会見だった。TPP交渉参加表明の日にとか、日本シリーズ゙を前にしてとか、タイミングの悪さってのは確かにあるけど、ま、言わんとしていることは概ね正しいのでくろねこは支持します。会見の中で、「巨人軍だけの話ではなく、選手や選手会につながると考えた」と清武球団代表は述べていたが、これはとても重要なキーワードだと思う。日本のプロ野球ってのはどこまでいっても企業の広報活動の一環だから、「公共財」という認識が極めて希薄だ。だから、本社は及団に対してやりたい放題。もちろん、監督、コーチ、選手といった現場との労使関係なんてのは、選手会が機能していない頃は前近代的なものだった。その残滓を色濃くまとって、いまだに球界のドンだなんてふんぞり返っているのがナベツネなんですね。ま、形の上ではジャイアンツの内部抗争だから、選手会は見守るしかないのだろうけど、ひそかに清武球団代表にエールを送っている選手もいるんじゃないのだろうか。

 清武球団代表が「思いは同じ」と期待していた桃井オーナーは、早々と白旗上げてナベツネ側に付いちまったが、丸谷才一じゃないけど「たった一人の反乱」に終わらせてはいけないと思うけどね。と思ってたら、スポーツライターの玉木正之さんがブログでこんなことを書いていた。

(これより引用)

平たく言えばナベツネの独裁ワンマンに堪忍袋を爆発させた清武代表の「たったひとりの反乱」か?しかしコレをきっかけに公共文化である(プロ)野球(や他のスポーツ)をジャーナリズムを担うべきメディアが所有したり支配したりしてもいいものか…という論議に発展して欲しいもの…読売のプロ野球・朝日の高校野球・その他メディアのマラソン・駅伝・バレーボール・ラグビー等との不適切な関係がどれだけ日本のスポーツを歪めていることか…。

こんなこと言うから最近は東京のTVキイ局から呼ばれなくなった?とほほ(苦笑)。そういや今日も某TV局の日曜の番組の出演依頼が打合せ段階で「他の人に決まりまして…」なんて無礼な電話で消えたモンな。困ったコッチャ。深夜0時からTBSラジオのニュース情報番組『DIG』に電話出演して寝る。

けど桃井オーナーもナベツネ側について…清武代表の「たったひとりの反乱」は自爆して終わり?親会社や学校のために行われてる野球が野球のために行われる野球となる日は日本に訪れるのか?メディアがスポーツを支配している限りそのスポーツはマーケットも広がらずスポーツとして発展もせず…なのに……。

(引用終わり)

 おっしゃる通り。

 それにしても、マスメディアの扱いはけっこう冷ややかなのが気になる。読売はもちろん、朝日も毎日も中日(ということは東京も同じだね)も日テレもフジもTBSも、プロとアマも含めて野球にコミットしてるんだから、ある意味で自分たちにとっても痛いところ突かれったってことなんだよね。NHKなんか『ニュースウオッチ9』で、「読売内部の問題を記者会見で公にするなんて」てなことをキャスターの大越君がのたまっていたが、街行く人のインタビューも否定的な意見だけを流すというサイテーなものだった。

 今回の告発は、プロ野球そのもののあり方を問うためのいいチャンスなんだから、「たった一人の反乱」で終わらないことを切に願うくねこなのであった。。

 さて、ジャイアンつのクーデターより、もっと大切なTPPだけど、案の定、ノダメ君は交渉参加を表明した。情けないのは、反対派のお歴々だ、キューピー原口君なんか、「総理会見を同志とともに聞いています。交渉参加に向け関係国と協議ということを総理は会見で言いました。 これを参加表明という記者がいますが、あくまで予備的交渉を言っているのであり、今までの情報収集をより念入りにやるということであるはずです」とツイッターでつぶやく始末だ。テーピーピーおじさんの山田君も同じようなことコメントしてたっけ。これが、前日まで「民主党をぶっ壊してでもがんばりたい」と吠えていた議員どもの正体です。「自民党をぶっ壊す」と力んでみせて、結局のところ「日本をぶっ壊し」ちまったワンフレーズ小泉君みたいのもいたけど、ま、似たり寄ったりってこと。離党届け握りしめて反対する奴がひとりもいないってのは情けないね。レイシスト石原君だって、「あんなもの米国の策略」だって言ってるくらいなんだから、清武君の「たった一人の反乱」のほうが、いっそ潔い。

 そういえば、会見前の国会の質疑で、自民党の佐藤ゆかり君に問い詰められたあげく、ノダメ君は「ISD条項」の意味も、TPPが国内法に優先することも知らなかったことがばれちゃった。ようするにTPPについて「私が判断します」って大見得切った本人が無知だったってことでしょう。このままだと、TPPは日本にとって、何が飛び出すかわからない「闇鍋」みたいなものってことになりまよ・・・おお、コワ。

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2011年11月11日 (金)

高知県知事選は4党の野合で無投票当選。これでいいのか、選挙って。

 ノダメ君は、TPP交渉参加表明を1日延期。ま、熟慮のポーズをとってみましたってことなんだろうな。ようするに、三文芝居でガス抜きを図ったてところでしょう。ちょっと期待していたTPP反対決議案も、民主党と共産党の反対で本会議には上程しないことが決定。全会一致じゃないから反対、っていう共産党の立ち位置ってのもよくわからない。もっとわからないのが民主党でやんす。こうなったらTPP反対派は党を割るくらいの迫力がなきゃダメだよね。ま、そこまで腹が決まっている議員はひとりもいないってことか。ところで、小沢先生は何してんだろう。こういう時こそ、メッセージを発信しないと、ますます存在感は希薄になっちゃうと思うけど。

 大阪ダブル選挙は、橋↓VS平松の遺恨試合というか泥仕合というか、ひっちゃかめっちゃかになってきたけど、高知県知事選では8年ぶりに無投票で現職が再選された。民主、自民、公明、社民が推薦というから対抗馬なんか出る余地もないのだろうが、これでいいのか、選挙って。民主、自民、公明の野合に社民が加わるという構図がよくわからん。共産党も政策の一致を理由に対立候補を立てなかったというから、そもそも選挙やる気がなかったんだね。有権者に選択肢も与えずに勝手に首長決めちゃうってのは、翼賛選挙そのものであります。高知県知事の無投票当選ってのは、議会制民主主義の危機だと絶句するくろねこであった。

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2011年11月10日 (木)

TPP交渉参加表明は、日本の終りの始まりか・・・。

 南相馬市が、腕時計型の線量計を貸し出すらしい。時計機能も付いてるっていうから、あれば重宝だろうし、なによりもテザインがなかなかイケている。ちょっと検索してみたら、どうやらアメリカ・ポリマスター社製のPM1208Mと呼ばれるもので、ガンマ線の線量計とスイス製のクオーツ時計が合体したものだとか。6~7万円でネット販売もされていたから、人気アイテムになったりしてね。

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 さて、おそらく今日中にはノダメ君はTPP交渉参加を表明することになるのだろう。熟議をつくしてなんてことを言いながら、民主党の会合ってのはただのアリバイづくりだからね。参加した議員も、どうあろうと交渉参加が決まっていてるならこんな会議は必要ない、って吠えてたけど、ごもっともです。それを伝えるマスメディア、特にTVのニュース番組やワイドショーのおとぼけ報道ぶりも、なかなかのものがある。昨日のテレビ朝日『スーパーJチャンネル』なんか、いまさらのように「TPPは単に農業問題ではなくて、広範な分野にわたっている」てなことを言いながら、医療と食品への影響をさわりだけ報じていた。「こうしたことをもっとメディアも伝えなくてはいけません」てな意味のことをキャスターのノッペリ顔の渡辺君がのたまっていたけど、いまさら何を言う。TPPの本質に迫る報道をせずに、「TPPに参加しないと世界から取り残されるぞ」というイメージ報道続けてきたのはどこのどいつだ。恥を知れ、まったく。

 ま、交渉参加を表明したところで、実際に交渉のテーブルに着けるのは半年も先のことなんだよね。それまでには、あらかたルール作りってのは終わっちゃってるはずで、ここで日本が参加表明してもまったく意味がない。ましてや、アメリカでは超党派の議員が、日本が参加表明しても議会との事前協議なしには認めちゃいけないよ、とオバマに要請したっていうニュースも伝わっている。「米国は日本政府が本気で市場を開放し、米自由貿易協定(FTA)が求める高い水準を満たす用意があるのかを十分確認する必要がある」というのがその理由なのだとか。ようするに、アメリカのルールに従順に従うと日本が確約するまでは参加させないってことです。つまるところ、TPPってのは、日本をアメリカの51番目の州にしようってことなんじゃないのでしょうか。

 フィリップ・K・ディックの作品に『戦争が終り、世界の終りが始まった』というのがあるけど、それにならって『TPP交渉が終り、日本の終りが始まった』てなことにならなければいいけどね。

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2011年11月 9日 (水)

「TPPにノーと言うのはあり得ない」とのたまう経団連会長&第三者委員会に質問状送りつける算段している九州電力。

 なんやしらんが、福耳猪八戒・枝野君が衆議院予算委員会で、「ボクちゃん、ただちに健康に影響がないなんて7回しか言ってないもん」(脚色・くろねこ)てな意味のことをのたまったそうだ。おそらく、こやつはさぞかし賢しらな幼少期を送ってきたんでしょうね。これが原発を所管する経済産業省の現役の大臣の言動ということに、この国の悲劇があるってことです。

 国会ではかくのごとき学級会まがいの珍問答が続く中、世間ではTPPで獅子てんや、瀬戸わんやなのだが、そんな動きに水を差すようにオリンパスの粉飾決済問題が急浮上。これまで無視していたマスメディアも、事ここにいたってはスルーすることもできず、新聞TVはTPPそっちのけで大騒ぎ。ようするにバブルのツケから抜け出せずに、「飛ばし」行為で損失隠したってことなんだけど、ケイマン諸島に隠し口座だとか、暴力団に資金が流れたとか、さらにはFBIが捜査に乗り出したとか、日本企業は犯罪までもグローバル化してきたようで。監査法人もどうやらグルじゃないのと疑われているようだし、ま、オリンパスは近いうちに上場廃止ってことになるんでしょう。で、光学機器関連における世界に冠たる技術力は、すべて海外の企業に持っていかれことになるんじゃなかろうか。既に買収に向けて動き出している企業もあるというから、風前の灯か。

 おそらく刑事告発されるであろう前社長の菊川某は経団連の理事でもあったんだね。経団連なんてのはロクなもんじゃないってことなんだろうけど、そのロクでもない集団の会長がTPPについて、「経済連携で(韓国などに)後れを取る中で、アジアや米国から参加を望まれている。ノーというのはあり得ない」とゴタクをならべている。「ノーというのはあり得ない」って、語るに落ちたとはこのことか。そういえば、ホンダの社長も、TPP参加しないと日本がダメになる、みたいなこと言ってたっけ。車売れりゃ、何でもあり、ってか。

 財界ってのはほとんどヤクザまがいの集団だってことです。さしずめ、九州のドンである九電なんかまさに見境のない武闘派集団てことになるか。何をとち狂ったのか、「やらせメール」の第三者委員会に対して、見解が食い違う部分の根拠を問いただす質問状を送りつけることを検討しているんだとか。第三者委員会は公開討論会を要求してるんだから、そこで言いたいことあるんなら言やあいいと思うけどね。そもそも、自分たちからお願いした第三者委員会の結論にケチを付け出したことでもうこの会社は狂ってるとしか言いようがないのだけど、常軌を逸した老人てのは手がつけられません。こうなったら、第三者委員会も手加減することないから、徹底的に叩きのめしちまえばいいんじゃなかろうか。小説書いてる暇あったら、お願いしますよ、委員長。

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2011年11月 8日 (火)

「TPPで混合診療解禁の議論の可能性」・・・いつまでもふざけたマネしてると暴動が起きますよ。

 今日は立冬だそうだが、お寒い限りなのが予算委員会のかったるさだ。これだけ大騒ぎしているTPPについてまったく話題にも上らない。いくら与党議員の質問だからって、そりゃいくらなんでも職務怠慢だろ。

 で、実際に、TPPに関して何が起きているかといえば、こんな切羽詰った状況になってようやく「混合診療解禁が議論される可能性」があると外務省が言い出した。ようするに、TPPを農業問題に矮小化してきたのはいけど、いろいろ内部文書が曝露されちゃって、そうも行かなくなってきたってことなんだろうね。「混合診療」に関しては、これまで推進派は議論の対象になっていないって言ってたはずで、交渉のテーブルについたらすべての分野でこうした「想定外」のことが起こるはずだ。アメリカってのはタフなネゴシエーターなんだから、本来なら相当の覚悟と緻密な戦略がなければいけない。なのに徒手空拳で事に当たろうというんだから、ハナから交渉放棄してるようなものなんだよね。

 TPP、消費税増税、武器輸出三原則、原発・・・どれも日本の未来を左右するテーマだというのに、騙しのテクニックばかりに長けちまってるノダメ政権は、国民を出し抜くことばかり考えいるようだ。G20での消費税増税発言にからんで、東京新聞は社説で、「国民を蚊帳の外に置いて『もう後戻りはできない』という相場観づくりを先行させるのは容認できない」と書いていたが、そうした手法に対して多くのマスメディアは極めて寛容だ。ま、同じ穴のムジナなんだから当たり前か。でも、いつまでもこんなふざけたことしてると、「誰も通らない裏道」さんも憤っているように、そのうち暴動が起きても何の不思議もないと腕を撫すくろねこであった。

・誰も通らない裏道
非常時に普通であることは普通でない~自衛のための暴動も起きない国

 

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2011年11月 7日 (月)

「国民の生活が第一」なら、TPP参加は見送ることです。

 球団名は横浜DeNAベイスターズでようやく落ち着いたようだが、さあ、監督は誰になるんでしょう。新庄、クロマティーなんて名前が上がっているけど、奇を衒ってばかりいちゃだめなんだよ。DeNAの会長の話を聞いてると、どうも野球にはそれほど情熱を持っているようには感じられないから、チームを強くしたかったらまずはしっかりしたGMを連れてくることだね。権藤なんか適任だったんだろうけど、中日のヘッドコーチになるようだから無理か。ま、間違っても野村には手を出さないことです。監督は、特に理由もなく解任されちゃった牛島を呼び戻すって手もあると思うけど、いかがでしょう。

 世界で起きているマグニチュード6以上の地震の約2割は日本で起きているんだってね。地球上の陸地に占める日本の面積ってのは0.2%ほどだから、一点集中と言ってもおかしくないわけで、こんな地震王国に原発は建てちゃいかんだろう・・・と改めてお勉強した次第。

 さて、TPP問題は風雲急を告げているけど、久しぶりにマスメディアからお声がかかったフランケン岡田君が、「国を開いていくのは基本方針。交渉参加ぐらい決められなければ、党の基本的な姿勢を問われかねない」てなことを某番組でぬかしたようだ。「党の基本的な姿勢」なんてものは、普天間問題でとっくに問われているし、消費税増税では参議院戦ではっきりと「ノン」を突きつけられているんだよね。目つきの悪い石破君と一緒になって、普天間問題をこじらせたのは「国外、少なくとも県外」なんてことを口走ったからだと鳩山ポッポ君のせいにしていたようだが、こやつは外務大臣として何をしていたのか・・・本当に恥知らずなおひとだこと。それはともかく、民主党の基本姿勢てのは、そもそも「国民の生活が第一」だったんでしょ。TPPも消費税も、政権交代時には話題にすらなってなかったんだからね。「国を開いていくのは基本方針」て言うけど、それは「何時」「誰が」決めたのか、まずはそこのところから説明してくれなくちゃ、そんな話には乗れません。

 ナンチャッテ外務大臣の玄葉君なんか、「(TPP交渉に関しては)守るべきは守り、攻めるべきは攻め、日本の国益を最大限確保する姿勢で対応したい」なんて夢見る青年になっちまってる。「守るべきは守り、攻めるべきは攻める」ことができたら世話はない。日本にそれだけの交渉力がないから、というよりどいつもこいつもアメリカの顔色伺っているのがお見通しだから心配してるんですね。クリントンおばさんに軽くいなされちゃうようなナンチャッテ外務大臣の妄想なんか聞かされても、誰が信用しますかいな。

 ここまできたら、ノダメ君には、「守るべき」ものと「攻めるべき」ものの具体的な一覧表を前に、じっくりと説明責任果たしてもらいたいもんです。「何」をどう「守り」、「何」をどう「攻める」のか、それが外交の要諦ってもんでしょ・・・なんちゃって。

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2011年11月 6日 (日)

「いのちを慈しむ~原発を選ばないという生き方~」(永平寺シンポジウムより)

 福島県の視察団がチェルノブイリ原発事故の被害地域を訪れ専門家から聞き取りをしたというニュースで、とても気になるコメントが流されていた。それは、福島県川内村の村長が「空中線量が毎時1マイクロシーベルト以下なので、3月には村に戻りたい」という発言に対するベラルーシ(だと思う)の政府放射線防護委員会代表の言葉だった。彼は、「線量の値だけで、避難するか戻るかを判断すべきではないと思います」と答えたのだが、その理由についてはくろねこが観たニュースでは説明がなかったのだ。避難するかもどるかの線量以外の条件ってのは是非とも聞きたいところなのに、なんとも隔靴掻痒な報道に謎は深まるばかりなのだった。線量以外の条件って何なんだろう、う~ん、知りたい・・・。

 2、3日前のことだけど、東京新聞「こちら特報部」で、永平寺で開かれた原発に関するシンポジウムを特集していた。その記事を読んで、ようやく宗教界からも原発へのリアクションが出てきたかと思ったのだが、いくらなんでもこれまでの宗教界の沈黙ってのは理解し難いものがあったからね。なかでも、原発推進に邁進した自公政権をサポートすることで政治に深く関わってきた宗教団体のダンマリってのは見苦しいものがある。ま、くろねこの知らないところでいろいろ発言していたのかもしれないけど、少なくともこちとらの耳には聞こえてこなかったからね。

 で、永平寺のシンポジウムなのだけど、「いのちを慈しむ~原発を選ばないという生き方~」というメッセージにそのすべてがある。「経済」で原発を語るのではなく、「いのちを慈しむ」ことを核にして原発を語る。そのために宗教がなすべきことってのは、山ほどあるはずなんだよね。

 高速増殖炉「もんじゅ」も、新型転換炉「ふげん」も、それぞれ文殊菩薩と普賢菩薩にちなんだネーミングなのだが、これについて永平寺はいろいろ批判もされている。そうしたことを踏まえて、「永平寺は原子力について何もしてこなかった」「原発は地球上の生命の理論には合わないと知らされた」(東京新聞より)という永平寺のコメントは、とても意義あるものだと思う。

 いま、しっかりと原発と向き合おうとしいない宗教があるとしたら、もうそんなものはいらない。「いのちを慈しむ」ことを忘れたら、それはもう宗教とはとても呼べないシロモノなんですからね。

【くろねこの競馬予想】

 東では、荒れることで定評のある名物ハンデ戦のアルゼンチン共和国杯。58kg以上を背負った馬は、この10年で2着が1回あるだけ。で、狙いは51~55kgの軽量馬ということで、ビエナファンタスト、ポルカマズルカ、トレイルブレイザーの3頭からビートブラックをからめ馬券で勝負です。

 西では、ジャパカカップダートの前哨戦ともいえる、みやこステークス。こことはむエスポワールシチーが一枚抜けている。スマートファルコンとトランセンデにちょいと差をつけられてしまったが、その2頭がいないここでは、どんなことがあっても負けられない。どのくらい強い勝ち方をするか、そこが見所。

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2011年11月 5日 (土)

ノダメ君の暴走運転で日本はいつか脱線・転覆するに違いない。

 朝刊開くと、一面にスカイツリーのスタッフの制服が発表されたという記事が。で、麗々しくスカイツリーをバックに制服をまとったモデルの写真を見て口アングリ。いやあ、中国のパビリオンのユニフォームですか・・・スゲーもの朝から見ちまった。

 大阪市長選で共産党候補者が出馬断念したとか。ようするに、橋↓一派に大阪を牛耳られちゃたまらんていうことで、反維新の会で平松グループと共闘したってことなんでしょうね。共産党にとっては、橋↓の反動的な教育行政はどんなことしても阻止しなくっちゃと思ってるだろうから、背に腹はかえられないってことです。でも、これでお子ちゃま市長誕生にちょっと暗雲がってところでしょうか。

 ノダメ君の暴走特急が止まらない。消費税増税をG20で約束したと思ったら、今度は民意を問うのは国会で法案が通った後なんてことをぬかし始めた。それは話が違うぞ、と自民党がイチャモンつけるのは野党の立場として当然としても、民主党の議員から反発の声が聞こえてこないのはどうしたわけでしょう。選挙で民意を問う、ということは文字通り主権者たる国民にお伺いを立てるということであって、国会で法案通した後に事後承諾するためのものではないのだよ、明智君。ま、民主党はもう終わっちまったね。

 今朝の東京新聞は、アメリカは保険もTPPの交渉テーマのひとつとなると主張しているという内部文書の存在を伝えているが、ようするにTPPの大きな問題というのは、政治家や官僚が「説明責任」をまったく果たしていない、そればかりか都合の悪いことは隠蔽するという構図にこそある。つまり、正しい情報が公開されないのだから、何の判断材料もないわけで、そもそもTPPを論じること自体、早計ってことです。参加する、しないの問題じゃないんだよね。まずは、TPPとは何ぞや、っていう根本の問いかけを時間をかけてすべきなんであって、それをアメリカが待てないというなら、「国内でも意見がわかれてますんで、その調整がつくまではとてもじゃないが勝手なことはできません。日本は民主主義国家ですから」って言ってやりゃあすむことなんです。

 消費税増税も、TPPも、「時期が来たら判断します」ってノダメ君はのたまってるけど、このアメポチ男に判断を委ねた覚えはさらさらない、とつぶやく土曜の朝のくろねこであった。

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2011年11月 4日 (金)

「自発核分裂」なんて専門用語でシロートを煙に巻く東電&「見ざる、言わざる、聞かざる」で国民を出し抜くノダメ政権

 朝食の時にたまたまNHKBSのニュースを流していたら、東電の株主グループが東電経営陣を相手に、1兆1000億円余を会社に返還することを求めて株主代表訴訟に踏み切るらしい、と報じていた。原発の危険性を顧みず、結果として悲惨な大事故を起こした責任を追及する動きが、ようやく株主から出てきたってことか。これをきっかけに、九電の株主からも「やらせメール」問題などの責任を追及する動きが出てくるかもしれない。ちょっと目が離せなくなりそうだ。

 福島第一原発2号機は、データを検討した結果、「臨界」ではなく「自発核分裂」という結論に達したそうだ。東京新聞によれば、東電はハナっから「臨界」と「自発核分裂」の両方を想定していたというのだが、それなら最初から二つの可能性があるよと発表すればよかったんじゃないのかねえ。「臨界」の可能性と発表しといて、後から「自発核分裂」でしたって言われても、こちらとしては「またかよ」ってなもんで、いっそう東電や原子力安全・保安院の伝える情報に懐疑的になっちゃうんだよね。

 で、本当に「自発核分裂」なのかねえ・・・とはいえ、「自発核分裂」ってのがどんなものなのかシロートのくろねこにはわかんないんだけど、こういう専門用語を突然言い出す時ってのは、要注意って気がしないでもない。京大原子炉実験所の山本俊弘准教授が、「2号機の原子炉内の状況がはっきりしない現状では、東電の説明通り局所的、一時的にも臨界がなかったと断定するのは難しい」とコメントしてるように、「自発核分裂」って言葉でシロートを煙に巻こうって算段じゃなかろうか。聞き慣れない専門用語を持ち出す時は、何かを隠そうという意図がその裏側では働いていると疑ったほうがいいのかもね。

 さて、ノダメ君が、国民の許可も得ずに、G20で「消費税増税」を国際公約しちまった。「議論になりそうなことは触れずに黙っている。だが、腹は決まっている」ノダメ政権の、典型的なやり口ってわけです。消費税増税する時は民意を問うって約束なんだから、そうなりゃ総選挙だ。でもなあ、社民党と共産党以外は、どいつもこいつも消費税増税には前向きのようだから、結局消費税増税は規定路線てことになっちまうんだろうねえ。つまり、ノダメ政権は有権者の足元見てるってわけです。外交で世界を相手に出し抜こうというならまだしも、「見ざる、言わざる、聞かざる」で国民を出し抜こうなんてのはフテー了見だ・・・と朝っぱらから腹立たしい花の金曜日であった。 

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2011年11月 3日 (木)

フクイチは活動期に入った火山みたいなもんです&TPPはネガティブリスト方式ということを忘れちゃいけない。

 昨夜は、友人のジォズヴォーカリスト、山岡未樹さんの「デビュー30周年記念コンサート」でサントリーホールへおでかけ。かつてデビューアルバムをサポートした前田憲男とウィンドブレーカーズを迎えてのステージは、「AFTER  YOU’VE GONE」の小気味いいスウィング感で幕開け。圧巻は、日本のジャズの草分けでもあるサックス奏者の稲垣次郎のソロをフューチャーした「’ROUND MIDNIGHT」。彼女の持ち味である力強いドラマチックな表現力に改めて陶酔する。一度、シャンソン歌わせてみたいな、などと不埒なことを考えたくろねこであった。ちなみに、ウィンドブレーカーズのバリトン・サックスは原田忠幸。ここに亡くなったジャズギターの沢田駿吾がいたら・・・日本のジャズの黎明期を飾ったミュージシャンに思いを馳せる一夜でもあった。

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 さて、福島第一原発2号機だけでなく1号機、3号機も臨界の可能性があるようだ。というか、フクイチそのものが臨界点に達しているわけです。それにしても、「小規模な臨界」って何なんだろう。「小規模」だろうが「大規模」だろうが、臨界が起きていたことには変わりはないんだから、言葉遊びみたいな姑息なことはもういい加減にしなさい。モナ細野君は、大規模な臨界じゃないし、冷却はできてるから工程表通りに収束に向かっている、てなことを能天気にコメントしてるけど、そりゃ、いくらなんでも嘘でしょ、ということは子供でもわかると思うけどね。現実に原子炉の中では核分裂が起きているわけで、そもそもメルトダウンした核燃料がどんな状態になっているかすら皆目見当がつかないんだから、どう考えたって「安定」なんかしているわけがない。ようするに、フクイチは活動期に入った火山みたいなもんで、専門家にだって予測はつかないんだよね。明日何が起きたって不思議じゃないのがフクシマなんだから・・・。

 話かわって、TPPの問題点のひとつに、ネガティブリスト方式というのがある。つまり、関税撤廃の例外規定としたい分野があるとすれば、どんなに細かな項目でもひとつひとつリストアップして合意を得なくてはいけないということ。だから、このリストに載せることができない項目については、すべて完全自由化ということになる。ということは、交渉する以前にそうした分野なり項目なりを具体的に詰めておかないと大変なことになるって寸法です。

 で、ノダメ政権はどうしようしているか。こやつらは、交渉しながらそれを決めていこうというしてるわけですね。「友里征郎の辛口日記」さんが、「参加宣言してからルール造りで論争するより、まずは自国の主張を全面に出してから参加を宣言するのが国家間の交渉のイロハではないか」と書いているけど、おっしゃる通り。カナダがTPPに参加しないのは、酪農を除外することを条件にしたのをアメリカが拒否したからで、日本も具体的に、たとえば保険、医療、金融はダメよ、という方針をたてることが必要なんだね。そして、それを国民に提示して合意を得ること。それからです、TPP論議が本格化するのは。TPP推進派が除外項目についていっさい口を閉ざしているのは、そのつもりがないからなんだね。つまり、昨日も書いたけど、アメリカさんのご自由に、ってことです。

・友里征郎の辛口日記
TPP推進者よ、この質問に逃げずに答えてみろ!

 

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2011年11月 2日 (水)

「飲水」と「淫水」&福島第一原発2号機で核分裂&TPPでまた隠し事

 汚染水一気飲み野郎の蛮行は、マスメディアではとても暖かく迎えられたのは慶賀の至り。ま、東京新聞「こちら特報部」が愚かな行為として諌めたのが救いか。で、この愚行を伝える時に、マスメディア、特にTVは、「一気飲みを煽ったのは一部のフリージャーナリスト」というフレーズを常に欠かさない。つまり、記者クラブ所属のマスメディアの記者とは違うのよ、ってことが言いたいわけですね。ま、「フリージャーナリスト」って文言には、露骨な差別意識がまぶされているということです。こうした枕詞を付けて、さも自分たちには責任ありません、って態度は本当に鼻持ちならん。そもそも、「そんなに安全というなら飲んだらどうでしょう」という発言は、もう以前から記者会見では飛び交っていたわけで、それもこれも3.11以降、正しい情報を開示してこなかった政府や東電に対する積もり積もった怒りがあったわけですね。メルトダウンの件はその典型です。で、記者会見における政務官とフリージャーナリストのやり取りの過程では何も伝えないで、汚染水一気飲み政務官が「飲水」したと同時に「フリージャーナリストVS政務官」というワイドショーレベルの浅薄なセンセーショナリズムで味付けして報道する。どこまで根性が腐ってるんでしょう、記者クラブの皆さんは。

 ちなみに、「飲水」なんて言葉はありません。これを聞いた時、「淫水」かと思っちまった。なんて卑猥な、と一瞬興奮しちまった自分が恥ずかしい・・・その意味は、ま、辞書ひいてください。どうせなら、政務官の間違った日本語をからかうようなニュースに仕立ててくれたら笑えたものを・・・そんなセンス、あるわきゃないか。

 政務官の愚かなパフォーマンスに注目が集まっている間に、福島第一原発2号機では核分裂の疑い。慌ててホウ酸水注入しているようだが、ようするに原子炉は安定していないってことです。これからだって何が起こるかわからない危機的状況がずっと続いていくわけで、そんな現状に見向きもせずに玄海原発4号機を再稼動させちまった九電てのは本当に野蛮な会社だと思う。

 ところで、TPPに早いとこ参加しないと有利な条件交渉がおぼつかない、というのが推進派のお題目だったのだが、どうやら「日本の参加を認めるには米政府・議会の非公式な事前協議が必要で、参加決定に時間がかかるため、『受け入れが困難になりつつある』との認識」を米通商代表部の高官が示していると東京新聞がスクープしている。なんでも、「米議会の参加承認を得るのには半年間程度が必要」というから、APECで参加表明しても手遅れってことなんだそうな。つまり、これから参加表明するってことは、アメリカさんのご自由に、ってことを意味してるってことね。やっぱり、国を売ろうとしてるのか、民主党は。

(これより引用)

TPPルール 主張困難 米「参加承認」に半年 (東京新聞11月2日)

 環太平洋連携協定(TPP)交渉について、米通商代表部(USTR)の高官が、日本の参加を認めるには米政府・議会の非公式な事前協議が必要で、参加決定に時間がかかるため「受け入れが困難になりつつある」との認識を示していたことが、日本政府の内部文書で分かった。正式協議を合わせると米議会の参加承認を得るのには半年間程度が必要な見込みで、早期参加表明しても来夏にまとまる予定のルール策定作業に実質的に加われない可能性も出てきた。

 日本に有利な条件を得るため早い参加が必要、というTPP推進派の主張の前提条件が崩れかねない状況だ。

 野田佳彦首相は、今月十二、十三日にハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で参加表明を行いたい意向とみられ、民主党内で調整中。表明すれば、これが最速となる。

 日本政府は、米国の承認手続きに関連し、米議会の了承には最低九十日間の協議期間が必要としていたが、事前協議には触れていなかった。日本政府関係者によると、この期間は三カ月間程度という。

 内部文書によるとUSTR高官や米議会関係者は、事前協議は「米政府と議会が時間をかけ非公式な協議を行う」とし、日本政府のTPPへの姿勢を歓迎できる見通しがついて「初めて九十日の期間に入る」と説明している。日本を受け入れるため、現在、米国やチリ、豪州など九カ国で進行中のTPP交渉を遅らせることは望ましくなく「既に参加期限は過ぎた」と明確に述べている米議会関係者もいる。

 TPP参加を後押しする経済産業省などはこれまで「早期に参加して有利な条件を獲得すべきだ」と主張。しかし、APECで参加を表明しても、交渉参加できるのは早くて来年の夏前。九カ国は来夏までの合意を目指している。日本が加わった段階ではルールの細部まで議論が終了している可能性が大きい。

 内部文書は、日本の外務省などの職員がTPPの交渉に集まった米国などの担当者に、日本参加の期限などについて質問し、まとめた。

(引用終わり)

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2011年11月 1日 (火)

ノダメ政権は「議論になりそうなことは触れずに黙っている。だが、腹は決まっている」(東京新聞より)

 馬鹿丸出しの汚染水一気飲み。この阿呆な政務官には、これからは記者会見では毎回汚染水飲んでもらったらどうでしょう。安全なんだったら何回飲んでもOKでしょう。せっかくのパフォーマンスなんだから、1回だけじゃ惜しいやね。見逃した人もいるんだから、たのむよ。ついでに、プルトニウム飲んでも大丈夫って放言した大学の先生も呼んだらどうでしょう。二人そろって一気飲みしたら、そりゃ、インパクトありまっせ。

 どうやら、九電が、復水器の異常が原因で10月4日に自動停止した玄海原発4号機の再稼動を強行するらしい。原子力安全・保安院が九電の事故調査や再発防止策にOKを出したからというのがその理由なんだけど、地元に対しては「再稼動は事業者(九電)の判断で行う」って上から目線の通達をしたようだ。「やらせ」問題に決着がついていないってのに、よくもまあ、ってところだけど、これが電力会社の正体なんだね。独占企業だから、何やっても許されるって寸法です。

 ベトナムに原発売り込むのに必死なノダメ政権は、九電の居丈高な姿勢も織り込み済みで、おそらくこうやって次から次へと原発再稼動していく腹づもりなんだろう。文科省が発表した「放射線副読本」のまやかしを追及した今日の東京新聞「こちら特報部」で、デスクメモが「議論になりそうなことは触れずに黙っている。だが、腹は決まっている」とノダメ政権を評していたが、おっしゃるとおりです。TPPしかり、原発しかり、増税しかり、そして武器輸出三原則見直しさえも・・・・。

 ベトナムとの原発輸出合意に官邸前で抗議した福島の女性たちの声は、泥の中に隠れたノダメ君には届いちゃいないんだろうな・・・嗚呼。

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