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2011年11月23日 (水)

「最大の拘束力は、国民が見ていることだ」とさ・・・舐められたもんです。

 東電OL殺人事件の再審請求審で、被害者OLの首の付着物をDNA検査した結果、「女性の体内に精液を残した第三者とマイナリ受刑者のDNA型のいずれも検出されなかった」そうだ。首を圧迫されたことによる窒息死というのが死因とされているから、この結果は極めて重要な意味を持っているってことはシロートにでもわかる。それでも、検察は「再審開始の条件を満たす明白な証拠ではない」と言い募るんだろうけど、もういい加減に観念しないとみっともないことになるだろうに・・・。

 観念といえば、東大の原子力村のお歴々がシンポジウムを開いて、反省の色を見せたと東京新聞が伝えている。ま、反省しているかどうかは別にして、ちょいと観念したってところでしょうか。事ここに至っては、原発の安全神話をどう強弁しても通用しそうもないから、ここはサルでもできる反省の態度を見せておいた方が今後のためにもいいかもね、って程度のことなんじゃないのかしらん。なんてたってアイドル、じゃなかった象牙の塔の住人だから、保身のための権某術数には長けた方々だし、機を見て敏なること疾風の如しですから、そう簡単に信用しちゃいけない。そもそも、反省の意味を込めたシンポジウムってのも、何やらエラソーなのはさすがです。シンポジウムの前に、「我が身をつねって他人の痛さを知る」ことから始めるこってす。

 で、政治家ってのは、「いけしゃあしゃあと」とか「ぬけぬけと」といった:恥知らずな言辞を弄することになんの痛痒も感じない人種であると重々承知はしているものの、被災地失業手当給付の再延長をしない方針についてのアナウンサー大臣・小宮山女史の発言は怒りというよりもイヤーな気持ちにさせられた。曰く「(失業手当の給付期間が長引くことで)就労意欲が薄れるという指摘もある」。これが、「国民の生活が第一」とする政党の現職の大臣のコメントです。どう取り繕っても、「金やると怠けちゃうから、これからは自分でどうにかしなさい」ってことなんだね。「地元の求人も増えている」って役所もぬかしているが、震災と原発人災事故で地元の企業はボロボロになって、このままではもたないっていうところが多いってのに、なんとまあお気楽なことだろう。殴ってやりたくなっちまった。

 で、小宮山女史の親分であるところのノダメ君も「いけしゃあしゃあと」ぬかしてくれてます。提言型政策仕分けに法的拘束力がないことを突っ込まれて、「最大の拘束力は、国民が見ているということだ」と反論したっていうのだが、国民に面と向かってモノ言えないで、海外で勝手なことぬかしているノダメ君に、「国民が見ている」なんてことを口走る資格はさらさらない。自らに唾してるってのが分からないんだろうね。なんとまあ、暗愚な御仁であることよ。

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