群馬大学の教授のヘイトスピーチが訓告処分なら、いまだに「安全神話」をばら撒く御用学者の先生は懲戒免職が妥当だろう。
どうでもいいけど、今年の漢字が「絆」に決まったってさ。見事なほどの予定調和で、面白くもおかしくもないが、なんかうっとうしい漢字だね。東京新聞「筆洗」は、「異論を頑として受け入れなかった原子力ムラの固い絆」と書いていたけど、そう考えると皮肉な今年の漢字ではある。
いまさらって気もするのだけど、群馬大学の早川教授がツイッターでの下品なつぶやきを理由に大学から訓告処分を受けたことでなんか大騒ぎしてる。その裏側にはなんやら大学と原発との黒い噂もあったりしてどっちもどっちなんだが、早川教授がお咎めを受けた発言より悪質な煽りって、原発御用学者はマスメディアを通して、これまでさんざんやってきてるんだよね。たとえば、
「プルトニウムは飲んでも安心」(大橋弘忠東京大学教授)
「ニコニコしてれば放射能は怖くない」(ご存知山下俊一大先生)
「放射能は体に良い」(加納時男東電顧問)
「今の汚染レベルは、現場に1時間立っていても、レントゲン検査の10分の1」(諸葛宗男東京大学大学院特任教授)
「食塩の致死量は200グラム、プルトニウムは32グラム。そのくらいの毒性なんです」(奈良林直北海道大学大学院教授)
「チェルノブイリ原発事故後、周辺で奇形が生まれたとか甲状腺ガンに罹ったという報告はほとんどない」(浦島充佳慈恵会医科大学准教授)
「放射線は微量ならむしろ体にいい」(中村仁信大阪大学名誉教授)
大学の先生だけでなく、政治家もいろんなことくっちゃべってます。その極めつけは、なんといっても、耳猪八戒・枝野君の「直ちに健康に影響はありません」でしょう。ま、それはともかく、こうした御用学者の発言てのが、大学からお咎め受けたって話は聞いたことがないんだね。早川教授のヘイトスピーチは言語道断だとしても、反原発という立場から言わんとしていることはもっともなこともある。でも、御用学者の先生達の発言てのは、国民をたぶらかすものだからね。早川教授が訓告処分なら、こちらは懲戒免職ってところだろう。
こうした発言に対して、糾弾するどころか、一緒になって煽ってるのがマスメディアなんだから、そりゃあ、お調子にも乗ろうというものだ。諸葛、奈良林の両先生は、いまでもシレっとコメンテーターとしてTVに登場してたりするからね。ま、出演依頼する方もする方だけど・・・。こうした御用学者の中から、懺悔する先生がいまだにひとりも出てこないってのは、恥ずかしい限りではある。
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