フクイチは地震で配管亀裂&復興予算に調査捕鯨費
原発推進あるいは維持を目指す人々にとって、フクイチの事故は想定外の津波が原因であって、地震は関係ないというのが通り相場になっている。その証拠に、女川原発は地震にビクともしなかった、地元住民が避難所にしたくらいだ、ってよく喚いている。でも、そうとばかりは言い切れないんだよね。フクイチと女川原発との違いは外部電源が停止しなかったのが大きいといわれてるけど、女川1号機では変圧器の故障で外部電源が使えなくなったと言われている。それが地震の影響かどうかは定かではないにしても、地震にビクともしなかったってのとはちょいと違うんだよね。
で、フクイチだけど、原子力安全・保安院が、原子炉系の配管に地震で亀裂が入った可能性があると発表した。それについて、東京新聞「こちら特報部」が詳しくレポートしているけど、ようするに東電が出すデータってのは机上のシミュレーションが土台になっているに過ぎないわけです。だから、入力条件を変えれば、いかなる結果も引き出せるってこと。確か、東電は、政府の事故調査委員会が東電が主張する「想定外の津波原因説」とは異なる結論を出した場合は、徹底して戦うみたいなことをぬかしていたが、パートナー組んでたはずの原子力安全・保安院から「地震原因説」が出てきたのには腰を抜かしてたりして・・・。ま、そんなヤワな会社じゃないだろうけど、少なくとも東電にとっては、今回の発表はちょいと困ったことになるかも。原発推進・維持派にとってもそれは同じだろう。なんといっても、津波対策が万全なら原発は安全、という新たな神話をつくりだして、脱原発の流れを止めようという目論見が、崩れかねないわけだから。
ところで、復興予算に捕鯨調査費用が紛れ込んでいたっていうね。「予算請求した水産庁は、全国有数の捕鯨基地の宮城県石巻市が大きな被害を受けたことを理由に『調査を安定的に実施、石巻周辺の復旧・復興につなげる』とするが、被災地への支援といえるのか疑問視する声が出ている」(東京新聞より)とか。その事業費は23億円というから、けっこうな額だ。それどころか、調査捕鯨費というのはこれまで年間予算約5~9億円というから、とんでもない増額になっとるわけです。いくら捕鯨基地として機能していたからって、石巻市によれば市内の加工会社は操業停止したままだっていうから、どう考えたって調査捕鯨が喫緊の課題である復興に役立つとはとても思えない。
こうした事業費の横取りってのは、社会保険ではさんざんやられてきたことなんだね。だから、プールしてある保険料を切り崩さなければならなくなったわけで、ようするに金のあるところからブン取るという役人根性の典型です。だから、社会保険に使う目的税にするからお願い、ってほざいてる消費税増税だって、増税したらいろんなところから手が伸びて、結局社会保障にはごく一部しか回らないってことになるんでしょうね。で、何年後かには金が足りなくなった、増税しないと将来にツケを回すことになる、とかなんとかお題目唱えて、また取れるところから取ろうってことになるに決まっとります。
それにしても、復興予算に捕鯨調査費ねえ。なんか、お役人のやるこことはいえ、寂しい限りだ。
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