福島で独自の除染活動に取り組む「つるりん和尚」は、只者ではない。
細野モナ原発大臣は、福島県知事との会談で、「事故収束という言葉を使うことで事故全体が収まったかのような印象を持たれたとすれば、私の表現が至らず、反省している」って陳謝しちまった。ふむ、「事故収束宣言」した早々に、ちょっと言い過ぎでしたはないわな。ていうか、こんなにもふらついた言葉されちゃうと、世界からますます信用なくすね。果たして、この細野モナ原発大臣の言葉を、世界のメディアはどういうニュアンスで伝えただろうか・・・。
細野モナ原発大臣は、昨日のテレビ朝日『報道ステーションSUNDAY』にも出演して、いろいろ言い訳していた。そのコーナーの終りにフクイチの元作業員(だっと思う)が電話で意見を述べたのだが、細野モナ君は何をとち狂ったか、彼が匿名でモノ言ってることがフェアでないなんてぬかしやがった。元作業員の立場に立ってみれば、名前さらすことがどんなプレッシャーなことか、内情知ってる担当大臣なら想像つくだろうに。おそらく、「事故収束宣言」に内心忸怩たる思いがあって、でもそれは言えない、けど立場上批判の矢面に立たざるを得ないから、そのイライラが出ちゃったんだろうね。ま、好意的に解釈すればだけど。それにしても、フクイチ関係者の意見を匿名だからって、悪し様に言うかねえ、さすがに司会の長野智子はムッとした表情で、「ご本人の確認しています」と言い返してはいたけど。
で、話は戻って、細野モナ原発大臣の陳謝に対して、偽黄門一族で原子力村の住人でもある佐藤雄平知事は、「収束という言葉自体、県民は『福島県の実態を本当に知っているのか』と思っている」てなことをのたまったそうな。笑っちゃうね、実態知ってるくせに、「安全宣言」したり、住民の避難を思い止まらせるように画策したり、さんざん不埒なことしておいて、この言い草だ。
今朝の東京新聞「こちら特報部」は、福島で独自の除染活動に取り組む「つるりん和尚」のニックネームで親しまれている住職の活動を紹介していたが、そのつるりん和尚のブログには、「雄平ちゃん、あなただけは、「安心・安全」を使ってはいけません。 めっ!☆ヾ('・'*) 」とおちゃめに書かれていたのには心なごんでしまった。それはともかく、この和尚はブログではこんなことも書いている。「こちら特報部」のデスク・メモが紹介しています。
(これより引用)
原発事故の後、自治体がとってきた行動とは、福島から人が流出しないように、思惑に沿った事実だけを公表し、住民の目を欺き、他者に責任を押し付けること。
(引用終わり)
つるりん和尚、できる!なんか、とても心晴れやかな月曜の朝である。
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