« ストロンチウム含んだ45トンの汚染水が「ほとんど影響のないレベル」って、加害者の東電がコメントすることか。 | トップページ | 「相応の準備期間をいただかざるを得ないが、国などの支援を得ながら、できる限り早期に賠償を開始する」って、これが自主避難者への賠償指針に対する東電社長のコメントです。「国の支援」だってさ。殴ってやりたくなります。 »

2011年12月 6日 (火)

八ッ場ダムのパブコメでも「やらせ」まがいの大量動員が発覚。

 個人向け復興債が発売された。で、もれなくオマケが付いてくる、というから多少なりとも利回りがいいのかと思ったら、さにあらず。トッポジージョ安住君の感謝状が付いてくるんだと。オマケというかマヌケだね。

 マヌケなことにかけては、ノダメ君も負けてはいない。消費税増税に向けて、「不退転の決意で臨む」らしい。こうなると、捨て石というより捨て鉢か。「国民の生活が第一」という公約実現のために不退転の決意表明するならまだしも、増税の決意表明とはマヌケなことで。で、不退転の決意ってのは、どうやら原発維持でも発揮されそうで、来年夏のエネルギー基本計画改定に向けて、経産省総合資源エネルギー調査会が論点整理とやらをしているそうなのだが、「原発維持」の姿勢が濃厚なのだとか。2日のブログでも紹介したけど、再生可能エネルギー促進法も、官僚のあの手この手で骨抜きにされそうだし、こちらも不退転の決意で「脱原発」を叫び続けないと、それこそ将来に禍根を残すことになりまっせ。

 ところで、八ッ場ダム建設の是非をめぐるパブリックコメント(意見公募)で、埼玉議連が賛成意見の大量動員を図って、「やらせ」まがいのことをしていたようだ。推進派からも「やりすぎだ」って批判されてるというから、その手口はかなり悪質だったのだろう。原発の「やらせ」メールと根っこは同じ発想です。それにしても、このところ流行りのパブリックコメントというのは、けっこう危ういと思う。やろうと思えば大量動員なんか簡単なところへもってきて、お役所にとっては意見公募しましたからっていうアリバイにもなる。そうして集計された意見が、あたかも世論であるかのように脚色するのは容易なことだもんね。住民投票や国民投票の制度が、もっと開かれたものになっていかないと、お上の都合や意向だけで動く野蛮な国になっていくような気がする今日この頃であった。

|

« ストロンチウム含んだ45トンの汚染水が「ほとんど影響のないレベル」って、加害者の東電がコメントすることか。 | トップページ | 「相応の準備期間をいただかざるを得ないが、国などの支援を得ながら、できる限り早期に賠償を開始する」って、これが自主避難者への賠償指針に対する東電社長のコメントです。「国の支援」だってさ。殴ってやりたくなります。 »

原発」カテゴリの記事

野田佳彦」カテゴリの記事

八ッ場ダム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 八ッ場ダムのパブコメでも「やらせ」まがいの大量動員が発覚。:

« ストロンチウム含んだ45トンの汚染水が「ほとんど影響のないレベル」って、加害者の東電がコメントすることか。 | トップページ | 「相応の準備期間をいただかざるを得ないが、国などの支援を得ながら、できる限り早期に賠償を開始する」って、これが自主避難者への賠償指針に対する東電社長のコメントです。「国の支援」だってさ。殴ってやりたくなります。 »