« 「原発というのは結局、『あとは野となり山となれ』の発想なんです」(土井淑平氏・東京新聞「こちら特報部」より) | トップページ | 「ホルムズ海峡で風が吹いたら原発が動き出す」 »

2012年1月 9日 (月)

福島県の子供たちの医療無料化の裏に、「福島に子供たちをつなぎ止めておこう」という魂胆はないだろうか?

 オウムの平田容疑者が写っている防犯カメラの画像が公開されたけど、なんとまあ鮮明なことよ。防犯カメラ、恐るべし。ちょっと前までのボケボケの画像の印象しかなかったもんだから、これはちょっとしたカルチャーショックでした。こんなのが街中いたるところに設置されたら、プライバシーもなにもあったもんじゃないな。防犯カメラのうちはまだいいけれど、いつのまにか監視カメラになってたりして・・・。

 昨日、オリンパスの上場廃止はどうなったと書いたら、本日の朝刊に、「オリンパス上場維持へ」の見出し。「上場廃止にすれば、オリンパス株を保有する投資家らが大きな打撃を受けると判断したもよう」ってんだが、知るか、そんなこと。投資家ってのはテメーの責任で株を売ったり買ったりしてマネーゲームやってんだから、それこそ自己責任の最たるもんなんですね。ま、これには金融機関も絡んでいるわけだけど、そんな輩の利権を守ってやる必要なんざありません。昨日も書いたけど、ライブドア事件との整合性はどうなるんでしょうね。ふざけんなって話だと思うけどね。

 ところで、山階鳥類研究所が、フクイチから放出された放射性物質が生態系にどんな影響を与えているか調べるためにツバメの巣を集めているってね。ツバメの巣というのは、放射性物質がたまりやすい水溜りの泥なんかで作られているんだって。また、鳥ってのは食物連鎖の上位にあるから、餌から高い被曝をする可能性もあるってんで、個体の異常も調査しようと検討しているんだとか。こうした調査は、どんどんやってほしいね。人間だって自然の生態系の一部なんだから、本来なら個別の健康調査ってのを、この際、全国で実施すべきなんじゃないでしょうか。

 健康調査っていえば、18歳以下の福島の子供たちの医療無料化ってのを、原子力村の一員である佐藤地知事が要請したらしい。ノダメ君は前向きに検討するってんだが、県内にとどまっている子供たちだけでなく、避難した子供たちもその対象となるのだろうか。知事がからんでるからね、その心は、「福島に子供たちをつなぎ止めておく」ための方便なんじゃないのかねえ。つまり、県外に出たら無料化認めないよ、ってなことになるんじゃないの・・・ま、いつもの妄想ですけど。避難民が続出して人口が減ったら税金減収で県の財政がもたなくなる、てなことを口走ったと噂される御仁ですからね、子供たちを利用することなんか屁でもないんじゃないの。

 福島県で開かれた「原子力災害からの福島復興再生協議会」の席上、双葉町の町長は、ノダメ君に、「私たち双葉郡民を日本国民と思っていますか。法の下の平等ですか。憲法で守られていますか」と詰め寄ったというが、同じように、偽黄門一派で原子力村の住人でもある知事は、福島県の子供たちを「福島県の宝」と思っているだろうか。「政争の具」としていないだろうか。

 そう考えると、福島県の子供たちの医療無料化は、どうも素直に受け入れらないのだ。こんなひねた思いが頭をよぎってしまう現実が悲しい、今日この頃ではある。

【くろねこの競馬予想】

中山では、3歳牝馬によるフェアリーステークス。調教抜群だった、ターフデライト、トーセンベニザクラ、の2頭にダイワミストレスを絡めて3点ボックス。

京都の淀短距離ステークスは、エーシンダックマンから。ちょいと手広くワイドで。

|

« 「原発というのは結局、『あとは野となり山となれ』の発想なんです」(土井淑平氏・東京新聞「こちら特報部」より) | トップページ | 「ホルムズ海峡で風が吹いたら原発が動き出す」 »

原発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 福島県の子供たちの医療無料化の裏に、「福島に子供たちをつなぎ止めておこう」という魂胆はないだろうか?:

« 「原発というのは結局、『あとは野となり山となれ』の発想なんです」(土井淑平氏・東京新聞「こちら特報部」より) | トップページ | 「ホルムズ海峡で風が吹いたら原発が動き出す」 »