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2012年1月 7日 (土)

原発再稼動のための「原発の寿命40年」

 ノダメ君の消費税増税への前のめりに対して、自民党の悪代官面の大島君が、「政権公約では消費税を上げないと言っており、上げるなら国民と再契約しなければならない。嘘をついた政権への協力は民主主義の根本をないがしろにする」と絶叫したそうです。ま、これまでさんざん嘘ついてきた奴らに言われたかあねえや、ってのがノダメ君ならずとも思うところです。なんてったって、公約違反を突っつかれて、「この程度の約束を守らないことはたいしたことではない」てなことをぬかしたソーリがいた政党ですからね、何言ったってメクソハナクソです。

 で、自民党は、消費税増税の前に解散総選挙を約束しなけりゃ、協議にも応じないって強気なんだが、不思議だよね。消費税10%を公約した自民党が、消費税増税は民主党の公約違反だから選挙しろってのはかなり変態な理屈ですね。素直に考えれば、自分たちの公約を民主党がやろうって言ってるんだから、乗ればいいだけの話だと思うのだけどね。ま、そうなると、選挙は任期満了までなくなっちゃいそうだから、政権復帰の目も遠ざかるってのが正直なとこなんでしょう 

 やだね、ここでも選挙、選挙。ようするに、生業(なりわい)として「政治家」をやってるから、こうなっちゃうんですね。松下政経塾出身者なんか、その典型です。「政治家」やるしかノーがないんだから、そりゃあ、現状死守するために必死にもなるわけです。国のことなんか、何も考えちゃいません、こやつらは。ましてや、国民のことなんか・・・・推して知るべしです。

 ところで、突然の如く、「原発の寿命は40年」なんてお題目が飛び出してたきた。笑っちゃうのが、「例外として、電力事業者から運転延長の申請があり、問題がないと判断された場合に限っては運転を認める」んだとか。なんか、馬鹿にしてないかい。いまだって、同じようなことやってるんだからさ、申請あったらバンバン延長になるよ。審査はシビアに、てなことをモナ細野原発大臣はのたまってるけど、審査するのは4月に発足予定の原子力安全庁で、その主力は原子力安全・保安院の職員だってんだから、お話になりません。

 そもそも、現在のところ40年を超えた原発は3基しかないわけで、これって、ようするに原発再稼動を前提にしたお話ってわけです。「40年寿命」って法律で定めることで、それ以外の原発は運転しても何の支障もないってことに、理屈の上ではなるからね。生業としての「政治家」と既得権益死守することに粉骨砕身する役人の考えそうなことです。

 本気になって「原発の寿命40年」を推進するなら、その後のエネルギー政策や廃炉となった原発を抱えることになる地域対策など、明快な設計図がないとダメなんだよね。んなこと、一言も言及してないからね。つまりは、原発再稼動のための「寿命40年」てことです・・・嗚呼。

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