2012年は、原発との本格的な戦いの幕開けの年。
深夜〇時を回ったところで、地元の神社に恒例の初詣。とはいっても、パジャマの上に厚手のコートをはおり、正チャン帽という完全防備で、色気も何もあったものじゃないのですが・・・。それでも、大晦日のTVの阿呆らしさに倦み疲れ、ボーッとした頭にはちょうどいい冷気でありました。
で、夜が明ければ、けっこうな新年の朝日が射し込み、おだやかな元旦。というわけで、明けましておめでとうございます。
年明け早々、指名手配されていたオウム真理教の平田容疑者が出頭したというニュースが流れ、オウム事件の裁判が一段落したという絶妙のタイミングは何を物語っているのかと憶測が飛び交っとります。正月明けのワイドショーの格好のネタはこれで決まりでしょう・・・てなことを漠然と思いつつ、ニュースサイトをサーフィンしてたら、なんと、「原子力業界が安全委24人に寄付 計8500万円」というニュースが目にとまった。なんでも、原子力安全委員会のデタラメならぬ斑目委員長を含む24人の委員が、2010年までの5年間に原子力関連の企業・業界団体から計約8500万円の寄付を受け取っていたんだとか。そのうちの11人は「原発メーカーや審査対象となる電力会社・核燃料製造会社からも受け取っていた」という。
ま、そんなこったろうとは誰もが心の奥で想像してたと思うけど、やっぱりね、ってことです。驚きなんてありません。原子力村なんて、こんなもんなんだから。でも、発覚した以上は、しっかりと責任とらなくてはいけません。3.11以降、なによりもこの国を暗くしているのは、原子力に関わってきた政官財学報のペンタゴンの誰一人として、責任をとらなかったことにあるのですから。誤った情報を知ってか知らずか垂れ流したことについて、謝ることすらしてないからね、どいつもこいつも。
この他にも、原子力安全・保安院が、原発緊急時対策支援システムが30日の昼から26時間正常に作動していなかったことを丸一日発表していなかったというし・・・。また、東電は東電で、原発敷地内に放置されていた汚染車両を中古業者に払い下げていたなんてトンデモ・ニュースも漏れ聞こえてきている。
正月の浮かれ気分に水を差すようなニュースだけれど、これが2012年元旦の現実なんであって、原発との本格的な戦いの幕開けの年なんだなと褌締め直すくろねこであった。
というわけで、今年もよろしくお願いします。
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