« IAEAの福島事務所は、原発国家として日本を再生しようという企みじゃないだろうねえ・・・。 | トップページ | 50年後には65歳以上が4割。だから、消費税増税って脅してるけど、その前に「子育てのしやすい社会」に向けてヴィジョンを示すのが政治ってもんじゃないの・・・。 »

2012年1月30日 (月)

「正直の頭に神宿る」って言葉があるけど、こうも国民に対して不正直な輩が政治を司ってりゃ、神様も見捨てるだろう。

 最低保障年金は、民主党のマニフェストの目玉のひとつでもあったはずなんだが、どうやらそれを実現するには消費税増税10%では足らなくて、新たに7%の増税が必要っていう試算があるんだそうだ。で、それを公表しちゃうと、「メリットもデメリットもあるので、状況の推移を見極める」ということで蓋をしちゃうっていうからベラボーな話なのだ。そもそも、公表するもしないのも、もうニュースになっちゃってんだから、隠したところで始まらないと思うのが、ま、「市民感覚」ってやつです。でも、ノダメ君にとってはそうじゃないんだね。ないものにしちゃえば、消えちゃうと思ってるようだから、アラジンの魔法のランプかなんか持ってるんだね。

 「正直の頭に神宿る」って言葉があるけど、こうも国民に対して不正直なひとたちが政治を司ってるんだから、そりゃあ、神様も見捨てるだろう。

 不正直といえば、福島第一原発の最悪シナリオを隠蔽してたってのもその典型だ。モナ細野原発大臣は、「公開したら東京から人がいなくなった可能性があった」なんてことをぬかしとります。いつもの手ですね、「パニックが起きたら大変だ」ってわけです。でも、こうした型通りのエクスキューズってのは、「パニック神話」ってやつで、何の説得力もないんですね。  

 火山と地震の研究者で、「富士山ハザードマップ」の制作者であり、「富士山大噴火が迫っている」の著者でもある静岡大学防災総合センター教授の小山真人教授は、「災害情報=パニックという固定観念は、誤った思い込み(パニック神話)である。突然の警報によって群衆が狂ったように逃げ惑う等の場面は、映画などによって刷り込まれた悪しき幻想」と喝破している。大切なことは、情報を隠すことではなくて、どうやって公開するのが最善かという方法論の問題なんですね。だから、モナ細野原発大臣の「公表したら東京が無人になる」ってのは、「パッニク神話」に取り憑かれた与太話以外の何物でもないってこと。

・パニック神話に踊らされる人々 福島原発災害にまつわる不当な情報制限

 おそらく、最悪のシナリオに官邸がパニック起したってのが当たらずといえども遠からずってとこなんじゃないのでしょうか。議事録作成していないってのも嘘で、当時の混乱ぶりが克明に記録されてるんじゃないのかなあ。ひょっとしたら、狡猾な役人は、慌てふためく政治家どもの肉声をこっそり録音してるかもよ。経産省なんか、それを脅しの材料に使って、原発再稼動を迫ってるんじゃないのか・・・週明け早々、勝手な妄想ですから悪しからず。

|

« IAEAの福島事務所は、原発国家として日本を再生しようという企みじゃないだろうねえ・・・。 | トップページ | 50年後には65歳以上が4割。だから、消費税増税って脅してるけど、その前に「子育てのしやすい社会」に向けてヴィジョンを示すのが政治ってもんじゃないの・・・。 »

消費税」カテゴリの記事

原発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「正直の頭に神宿る」って言葉があるけど、こうも国民に対して不正直な輩が政治を司ってりゃ、神様も見捨てるだろう。:

» 「小さな力の人間が、(集まってそれぞれが声を発し)大きな力を持つ人間を正す。それがデモクラシーだ!!小田実 [f-kafkappaの日記〜緑と青の風にのって〜]
私は1959・03・・に生まれた。戦後は終わったというけれども、日本はまだ貧しかった時代だと思う。私が物心ついてから、高校を卒業し東京に出てくる時にも、まだまだ東北は貧しかった。 そういった中で「べ平連の小田実」の名前は知ってはいたけれども、遠い世界の人... [続きを読む]

受信: 2012年2月 1日 (水) 13時23分

« IAEAの福島事務所は、原発国家として日本を再生しようという企みじゃないだろうねえ・・・。 | トップページ | 50年後には65歳以上が4割。だから、消費税増税って脅してるけど、その前に「子育てのしやすい社会」に向けてヴィジョンを示すのが政治ってもんじゃないの・・・。 »