原子力機構が277億円も天下り企業にばら撒いていたそうです。
日本人を28人を含む185人が犠牲になったニュージーランドの大地震から今日で1年。ビルが倒壊して、日本人の語学留学生が亡くなったクライストチャーチの中心部はいまでも封鎖されてるというから、地震によるダメージは相当なもんだったんだろう。外国で被災した場合の補償問題ってなかなか難しいようだけど、東日本大震災で被災した外国人も同じような状況に置かれているのかもしれない。日本人に対してしてさえ冷酷な東電のことだから、外国人ってだけで差別してるんじゃなかろうか・・・なんてことが、ちょいと心配な今日この頃です。
今朝の東京新聞に、福島第一原発人災事故後の記者会見で、メルトダウンの可能性についてコメントした直後に広報担当を交代させられた原子力安全・保安院の審議会のインタビューが掲載されていた。幹部たちも炉心溶融の認識を持っていたと思う、話しているように、みんな知ってたくせに「安全、安心」を唱え、福耳猪八戒・枝野君にいたっては、「直ちに健康に影響はない」てなことぬかしてたわけです。事故の翌日には、スリーマイル島原発事故を超える思ったとも語っている。知らぬは仏とはこのことか。広報担当を交代したのは、圧力がかかったんじゃなくて、休養をとるつもりだった、と説明しているけど、これはちょいと苦しい言い訳かも。休養とるだけなら、交代制でもよかったわけで、そのまま表舞台から消えちゃったってのは、やっぱり何かしらの圧力あったんじゃないのかねえ、と邪推したくなるのが人情ってものです。
で、昨日も書いたけど、原子力安全委員会のデタラメ委員長の迷走ぶりに、原発再稼動したいひとたちが大慌て。そりゃそうだ、ストレステストの一次評価に対して、「安全性の評価としては不十分」てなことをのたまっちゃったからね。ま、原子力村にとっても、こやつのタデテタラメ振りは迷惑この上ないってことです。それにしても、事故調査委員会の聞き取りで、「文科系ですから、何もわかりましぇん」てな言い訳した原子力安全・保安院の寺坂君といい、原子力に関わっている学者や役人てのは、ちょいとお馬鹿キャラが過ぎてるのはどういうわけなんだろう。ま、まともな神経してたら、とてもじゃないけどこんな危険な代物と付き合えないのかもね。
原子力機構が震災後も、機構のOBが天下った企業・団体に277億円もばら撒いていったね。なかには、原発施設の警備業務3件の契約額が33億3千万というベラボーな会社もあったそうな。ちなみに、ここの社長は15年前から機構OBが務めてるそうです。お馬鹿キャラでも、金計算だけは長けてるってわけか。金、金、金・・・イチロー君をめぐる金の流れほどに、こうした原子力村の金の亡者ぶりにも鋭くメスを入れてほしいものだ。
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