指定弁護士が陸山会捜査資料リストを開示&福島第二原発再稼動画策中か?
陸山会事件の捜査資料をイチロー裁判の検察官役の指定弁護士が開示した。検察官役とはいえ、本来の弁護士という立場を考えれば指定弁護士のお歴々もさすがに「ノン」とは言えないもんね。裁判官の資料照会を拒否した地検は、どんな思いでこのニュースを聞いたんでしょう。資料の中にはフロッピー前田が裁判で証言した「取調べメモ」が70通あったと弁護側に回答したそうだけど、問題はその中味なんだよね。「ゼネコンが小沢への裏献金を否定した」というメモを検察審査会には提出せずに隠蔽した、ってフロッピー前田は言ってるんだから、そのへんの事実関係ってのは、リスト開示だけでわかるもんなのだろうか。それが問題だ。
原子力安全・保安院が立ち上げた意見聴取会とやらの専門家が、福島第二原発を調査したそうな。で、その見解が、「地震による被害はないとみられ、損傷は津波によるものではないか」とさ。なんでも津波にせいにすればすんじまうってことか。昨日も書いたけど、「住民が戻ってきても大丈夫」なんてことを県の職員がぬかすくらいだから、ひょっとしたら再稼動狙ってるんじゃないの。福島第一原発の1~4号機は廃炉と決まっているけど、5、6号機と第二原発に関しては廃炉って明言してないからね。そのへんがどうも臭い、てなことを東京新聞「こちら特報部」が指摘してたけど、大飯原発再稼動を手始めにして原発が動き出す可能性はけっこう高いんじゃなかろうか。
原発停止したって電力は賄われているんだから、再稼動に地道を上げなくてもよさそうなもんだけど、再稼動すればおそらくどこかで誰かが儲かる仕組みになってるんだろうね。そもそも、原子力安全・保安院の開く専門家会議に参加している専門家の中にだって胡散臭いのはいる。なんでも、専門家会議の委員256人のうち、12人が原子力関係企業や団体から謝礼や報酬を受け取っていたというからね。原子力安全・保安院は、その委員の名前や企業・団体名の開示を拒否しているようだけど、「審議の中立性を疑われる行為はなかった」って言うなら、ちゃんと情報公開しなくちゃいかんだろう。大飯原発の安全評価の報告書を審議する専門家会合の委員の中には、三菱重工などから多額の寄付を受けていた大学教授がいるんだが、三菱重工は「原子力産業の向上につながると考えており、寄付金の拠出を行っている」ってコメントしている。てことは、この大学教授の中立性なんてものはかなり疑わしい。そもそも、審議の対象となる関連企業から金もらっておいて、なおかつ審議会の委員になろうって魂胆が卑しい。先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし、ってことですか、お後がよろしいようで。
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