最高裁判所の「検閲疑惑」・・・暴走列車と化した司法の実態!!
田代作文検事が検察から事情聴取されている。当然といえば当然のことなのだが、トカゲの尻尾切りってこともあるからね、果たしてどこまで本気でやるかが問題だ。ま、検察としては田代作文検事の独り相撲ってことでお茶を濁したいんだろうけど、これまでは検察リークでシャシャン手拍子だった読売なんかも手厳しい見方してるし、なによりも裁判所から「組織的で悪質」ってなことを指摘されちゃってもいるから、ヘタに甘い処分しちゃうと今度は批判の矛先が自分たちに向けられかねないからね。さあ、どうする、どうする。
ところで、昨日の日刊ゲンダイが、最高裁判所の「検閲疑惑」を報じていた。なんでも、最高裁判所の「調達・公募情報」てのがあって、これによると最高裁事務総局が2008年4月1日付けで、時事通信社、共同通信社と随意契約したそうなのだが、その内容ってのが次のようなもんだったとか。
「本件は、全国の裁判所の判決についての関連取材、人事異動等の報道発表に備えて情報収集、事前情報の誤りの指摘、誤報の防止等を目的に利用するものである。契約の相手方からは、各新聞社の新聞記事となる直前の情報が配信され、不適切な箇所があれば、指摘及び変更が依頼できる」
で、これが事前検閲ってことになるんじゃないかと問題となっているわけです。いやあ、どう読んでも「誤報すると困るから事前にチェックするよ」って読めるんですね、これが。さらに、共同通信社との契約ではこうも書かれている。
「各新聞社の情報が配信され、不適切な箇所があれば、指摘及び変更ができる」
いやはや、使いようによっちゃメディア統制だって出来そうな文言だ。時事通信とはおよそ844万円が、共同通信とはおよそ1100万円の契約が結ばれているそうな。税金使って事前検閲ですか。ということは、2004年以降に時事通信と共同通信が配信した記事ってのは、最高裁のチェックが入ってるってことか? このことについては、気弱な地上げ屋さんのブログでも詳しく説明されているのでご一読を。
・ラ・ターシュに魅せられて
最高裁は法の番人? コレ見て下さい! ホントは法の犯人だってことが判るでしょ? 最高裁事務総局
ところで、橋↓おこちゃま市長の「改革」という名を騙った「弾圧」は常軌を逸しているとしか言いようがないが、ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄さんが、スバリ核心をついています。こちらもご一読を。
・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄
橋下大阪市長が行うべきアンケートは…当然、談合、買収調査でしょう!
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