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2012年2月 8日 (水)

地裁の捜査資料照会を拒否する検察の暴挙&関電から3.6億円の工事受注して原発推進に狂奔する高浜町議会副議長の愚挙

 17日には元イチロー秘書で新婚ルンルンの衆議院議員石川君の検事調書採用の可否が決定される予定のイチロー裁判で、東京地検が地裁の資料照会を拒否すると言う暴挙に出た。「検察官役の指定弁護士が現在、公判活動中であることを重視。リストを提供すると、元代表公判の当事者ではない地検が手持ち証拠を開示するのと同じことになりかねず、手続き上ふさわしくない」というのがその理由だそうな。馬鹿言っちゃいけないよ、検察が検察審査会に提出した捜査資料を基に強制起訴という結論が出たんだから、それを開示しろってのは当然の要請であって、いまさら拒否する理由なんてないんですね。もっとも、噂になっているように、検察に都合のいい資料だけ提出したってんならわかるけどね。フロッピー前田も、イチロー裁判では、「検察による証拠隠しがあった」「裏金授受を否定した建設業者の事情聴取メモも隠蔽した」って証言してるくらいだからね。

 今回の検察による資料照会拒否に関しては、読売がけっこうしっかりと報道している。先日は、朝日が田代検事の報告書虚偽記載に関してかなり突っ込んだ記事を掲載していたが、陸山会事件についてはどうやら風向きが変わってきつつあるようだ。17日の検事調書採用の結論いかんでは、大きなうねりが始まるかもしれない。それは、ひょっとすると政局にも重大な影響をもたらすことになるのかも・・・。

・誰も通らない裏道
陸山会事件 東京地検の新たな「虚偽記載」発覚! 朝日新聞の重要記事

 関電の高浜原発の地元である福井県高浜町の町議会副議長の経営する会社が、関電から原発関連の工事を受注していたとさ。総額3億6千万のビジネスというから、かなりおいしいお仕事だったんでしょう。高浜町議会は、去年の秋に「エネルギー政策が『脱原発』に大きく振れてしまうことなく、安全確保を前提に今後も原子力を堅持すること」を国に求める意見書を可決したそうなのだが、その提案者が副議長だったとか。これって、利益誘導にあたらんのかねえ。金の流れを考えれば、形を変えた贈収賄みたいなもんだと思うけど。

 それにしても、脱原発しないでね、っていう意見書も凄いね。町議会がこぞって可決しちゃうんだから、原発マネー恐るべしです。もし高浜原発で何かあっても、これでは同情の余地なんてあるわきゃない。原発誘致せざるを得ないほどの地方自治体の疲弊した状況というのは大いに問題だけど、だからって原発誘致は仕方がなかったっていう理屈はもうなしにしたいとひっそりと思う今日この頃なのであった。

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