天皇の原発に触れたお言葉を編集するとは・・・&原子力村に盾ついた古舘伊知郎
公務員ランナーの川内のオリンピック出場はならなかったか。ひょっとしたらと思ってたけど、陸連にそれだけの勇気がなかったってことですね。しかしながら、マラソンのオリンピック選考ってのは、いつになってもなんかスッキリとしないことが多いのは何故なんでしょうね。古くは、福岡マラソンで一発勝負って決めておきながら、瀬古がケガで出場できなくなったら、慌てて反故にしちゃったてこともありました。ライバルだった中山からは「這ってでも出てくるべきだ」なんて挑発されても、結局は他のレースに出場してオリンピック代表に選ばれちゃったからね。タイムで選べば確かに、今回の川内は微妙な位置にいたけれど、福岡で日本人トップになったのは事実だし、補欠にも選ばれなかったってのは、やっぱりフリーという立場だったからなんでしょう。ま、いずれにしても、日本の男子マラソンのレベルは世界とはほど遠いから、入賞すれば御の字。選手が生活に困っちゃうような環境におかれている限り、日本のマラソンに未来はありません。
11日の追悼式典における今上天皇の原発に関した発言は、TVでは編集でカットされているそうですね。追悼式典はライブで観ていたから、今上天皇のお言葉も全文しっかりと耳にしたのだが、さすがにライブじゃ編集できないもんね。それにしても、、TVもせこいことするもんだ。ま、東電からガッポリ広告費貰っちゃってるから、何を期待しても無理ってことです。で、そのお言葉を全文紹介します(朝日新聞電子版より)。
(これより引用)
東日本大震災から1周年、ここに一同と共に、震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します。
1年前の今日、思いも掛けない巨大地震と津波に襲われ、ほぼ2万に及ぶ死者、行方不明者が生じました。その中には消防団員を始め、危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。
さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。
この度の大震災に当たっては、国や地方公共団体の関係者や、多くのボランティアが被災地へ足を踏み入れ、被災者のために様々な支援活動を行ってきました。このような活動は厳しい避難生活の中で、避難者の心を和ませ、未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。この機会に、被災者や被災地のために働いてきた人々、また、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を、深くねぎらいたく思います。
また、諸外国の救助隊を始め、多くの人々が被災者のため様々に心を尽くしてくれました。外国元首からのお見舞いの中にも、日本の被災者が厳しい状況の中で互いに絆を大切にして復興に向かって歩んでいく姿に印象付けられたと記されているものがあります。世界各地の人々から大震災に当たって示された厚情に深く感謝しています。
被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています。そしてこの大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。
今後、人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします。
(引用終わり)
そんなヘタレなTVにあって、古舘伊知郎の報道スペシャルのエンディングでのコメントは評価してあげたい。ま、今後を見守っていく必要はあると思うけど。「晴天のとら日和」さんが全文書き起こしてくれているので、途中からですが引用します。
(こりより引用)
「報道ステーションではスペシャル番組として、
去年の12月28日の夜、原発の検証の番組をお送りしました。
「津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって、
一部第一原発のどこかが損壊していたのではないか」
という事を、その追求をしました。
今回、このスペシャル番組で、その追求をする事はできませんでした。
「原子力ムラ」というムラが存在します。
都会は、こことは違って、まばゆいばかりの光があふれています。
そして、もう一つ考える事は、
地域で、おもな産業ではなかなか暮らすことが難しいという時に、
その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した。
そういう部分があったとも考えています。
その根本を、徹底的に議論しなくてはいけないのでしょうか
そうしないと、今、
生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。
わたしは日々の報道ステーションの中で、それを追及していきます。
もし圧力がかかって、番組が切られても、わたしはそれはそれで本望です。
また、明日の夜9時54分に皆さまにお会いしたいです。
おやすみなさい。
(引用終わり)
なんか引用が続いて読みににくくなってしまいましたが、お許しを。
ところで、大飯原発再稼働差し止め請求の申し立てが大阪地裁に提出された。果たして、司法は原発をどう裁くか。これまで、原子力村の片棒を担いできた裁判所が、どんな判断をするんでしょう。こうした訴訟を日本中で起していくことで、政官財学報の原発ペンタゴンに揺さぶりをかける大きな力が生まれるかもしれない、と夢見るくろねこであった。
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