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2012年3月24日 (土)

「政治判断」という名の「シロート判断」で原発再稼動!?&教育の現場に「密告」をすすめる職員基本条例・教育基本条例が可決。

 この2、3日クシャミがやたら出て、鼻水が止まらない、風邪か・・・・と思ってたら、どうやら花粉症の兆候なんだとか。これまで花粉症とはまったく無縁に過ごしてきてただけに、ちょっと納得がいかない今日この頃です。

 納得がいかないといえば、大飯原発再稼動だ。ストレステストの結果を、原子力安全委員会が妥当と評価したことで、かなりの現実味を帯びてきた。ていうか、これが既定路線だったわけで、何が何でも原子力規制庁が発足する前に決めちまおうってことですね。その原子力規制庁だって、4月1日発足の予定が延期になっちゃったっていうんだから、間抜けな話だ。

 福島第一原発で水素爆発が起きた時に、「アチャー」と唸って頭抱えて死んだふりしたデタラメ委員長が、再稼動判断に関わっていること自体、この裁定がいかに形式的なものかわかろうというものです。この後は、ノダメ君と3悪人じゃなかった3閣僚のシロート集団が「政治判断」という名の「シロート判断」して、地元説得のセロモニーへと進んで行こうという魂胆なんだろう。昨日のエントリーで書いたように、おおい町議会が再稼動に同意しないようにという市民団体の要望書を不採択としたのも、こうしたタイミングの中で行われたことなんでしょう。

 おおい町町長は、「福島第一原発事故を踏まえた安全基準など、県や町が求める条件への答えを早く出してほしい」とコメントしてるんだが、これって、「形式さえ整えてくれたら再稼動に同意するからね。そこんとこうまくやってよ」っていうサインに聞こえるのはひねくれすぎですかねえ・・・。

 いずれにしたって、これからは再稼動に向けた三文芝居が地元との間で繰り広げられるんだろうね。安全性に懸念を示す地元、それを必死に説得するノダメ+3悪人じゃなかった3閣僚、そしてついには国の安全指針に一定程度の理解を示して地元が同意、その裏では莫大な交付金が・・・ってストーリーができあがってますね、きっと。しょせんは、ノダメ+3悪人ならぬ3閣僚、そして地元首長の5人で原発再稼動決めるってことになるんだね、これが。うわあ、スゲエーなあ、シロート5人の談合で、事故ったら世界中に迷惑かけるかもしれない危険な道具を動かしちゃうだから。ここは是非とも、再稼動合意の文書に5人の署名してもらって、何かの時の証拠にしときたいもんです。

 で、納得いかないのがもうひとつ。大阪府議会で職員基本条例・教育基本条例が可決されちゃいました。自民党と公明党も賛成にまわって、シャンシャンです。自民党なんか教育条例全文に「愛国心」を入れようぜっていう対案出してたってね。さすがにこれは否決されたけど、火事場ドロボーみたいな奴らです。

 この条例ってのは教育への政治介入以外の何物でもないのだが、保護者が教員に文句つけることもできるんだってね。「指導力不足の教員についての申立」っていうことなんだそうだが、「指導力不足の保護者」だって大勢いるわけで、モンスターペアレンツが跋扈しないとも限りませんね。

 ようするに、この条例ってのは、教員を徹底的に監視することが目的なわけで、お子ちゃま市長の大好きな「密告」のすすめでもあるんだね。教員を萎縮させて自分たちの意のままに操ること。そして学校の勉強ができることが絶対的な価値観であることを子供たちに推しつけようとしているってことです。いまも学歴ひけらかすアホな芸人がいるけど、そのうち吉本も松竹芸能も京大、同志社、立命館はもとより、東大出もゴロゴロなんてことになったりして・・・てなことで、今日のところはお後がよろしいようで。

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