原発再稼動にあたっての「地元の同意」は法律で義務付けられているわけじゃない・・・そうです。こういうのを「腐れ外道」と言います。
昨日は、夜遅くから白金で打ち合わせ。当然、飲みが入ってのことで、気がつけば12時をまわり、急な雨にビックリ。結局、タクシーで午前様となったのであった。
で、朝もはよから我が家のドラ猫の起きろコールに寝不足気味の目をコスリコスリ新聞開けば、原発再稼動に向けた「暫定基準」をノダメ+3悪人が了承したという見出しが。昨日も書いたけど「暫定基準」なんてものは、単なるデッチ上げみたいなもんで、ようは泊原発が停止して全原発が止まっちゃう前に、何が何でも大飯原発再稼動しちゃえっていうアリバイ作りみたいなもんです。
原発の安全性(そんなものあるわきゃないんだけど)を担保するためのフィルター設置とか放射性対策を施した免震施設の建設といった時間のかかる対策は、とりあえず「やるつもりです」って電力会社が約束したらOKってんだから、馬鹿にするにもほどがあろうってものだ。「今回、政府が示した基準は、こうした状況(不十分なフィルター対策など)はできる限り早く解消するよう電力事業者に求める。ただし、フィルターなどが整備されない段階でも再稼動は認められる。事故は起きないから、数年のうちに整備すればよい。これでは安全神話が少し形を変えただけ」と東京新聞は嘆いているが、嘆いているだけでは原発再稼動は止められないんだよね。
再稼動に「不退転の決意」で取り組むために、これまで原発再稼動の条件としていた「地元の同意」ってのも、「法律で義務づけらけているわけではない」てなことをオバサン顔の官房長官が言い出している。むちゃくちゃでござりますがな、なんてのん気なことを言っている場合じゃない。しかしなんですね、事ここにいたっても、国会議員の先生たちから「原発再稼動阻止」の声がまったく聞こえてこないのはどうしたわけでしょう。「脱原発」の議連もいくつかあるってのに、どうしてもっとアグレッシブに行動しないのだろう。河野君も、このままだと本当の「ごまめの歯ぎしり」になっちゃいますぜ。
CXなんか、今朝も小倉餡の『とくダネ!』で、大飯原発の地元、おおい町を取材して、イタンビューした地元のひと全員が原発再稼動に賛成、なんてヨタを流してたからね。こんな具合に、マスメディアは、原発再稼動をさりげなくアピールしだしてますから、おそらく大飯原発が再稼動になったとしても吾関せずって態度をとるに決まっている。
それにしても、何日か前に、東京新聞が「民主党≒AIJ」と揶揄していたが、「最初からだます気は全くありません」と言い放った詐欺師社長と嘘つき体質&騙しのテクニックはクリソツです。原発事故がまた起こったら、「だます気ありませんでした」じゃすまないんだから、そこんとこよろしくです。
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