「暫定基準」がいつのまにか「新基準」のまやかし&朝日VSお子ちゃま市長の場外乱闘
国民新党の醜い乗っ取り劇は、哀れですらある。寝ぐせ男・亀井君も、ちょいと脇が甘かったね。消費税増税反対という筋の通し方に「正義」があるとはいうものの、財務官僚に媚薬嗅がされちゃった沖縄基地利権野郎一派に足元すくわれるようじゃ、新党云々なんていってる場合じゃないだろう。レイシスト知事なんかは、定例の記者会見で、「仲間に追い出されたんだから、自業自得でしょ」てな嫌味言ってたくせに、夜になったら立ち腐れの平沼君も含めた3人で酒かっくらってんだから、この爺さんたちの関係ってのも淫靡なものがあります。それにしても、立ち腐れの平沼君てのは、記者のインタビューにどうしてああも偉そうな態度するかねえ。所詮は、性根は小物ってことなんでしょぅか。
さて、大飯原発再稼動に向けての新たな安全基準をノダメ+3悪人が正式決定したってね。東京新聞の1面には、「電力会社任せ新基準」って文字が踊っている。でも、なんかおかしくないか。確か、昨日までは、「暫定基準」って言ってたように思うのだが・・・。それが今朝になったら「新基準」ってか。で、この「新基準」てのが、すべての原発の再稼動に摘要されるそうな。スゲーな、たった2、3日でインスタント・ラーメンみたいに作った「新基準」が、これからの原発の「安全基準」の指標になるって言うんですから。
福耳猪八戒・枝野君は、再稼動後に重大な事故が起きたら、「政治的な責任は間違いなく、この4人が負う」ってぬかしたそうだが、「政治的責任」ってのがミソです。ようするに、「その時は議員辞めりゃあいいんでしょ」って言ってるだけなんですね。「責任取る」ったって、土台個人が責任取れるようなもんじゃないんですから。ま、「責任取る」ってんなら、具体的にどんな形になるのか説明しなくちゃね。たとえば、「刑務所に入る覚悟です」とかさ。おっと、そんなこと言ったら、福島第一原発事故の責任者たちにも刑務所に入ってもらわなくちゃなんないから、まずいっすよね・・・。
ところで、朝日新聞の社説が、このところとことんメルトダウンしてるみたいです。そんな朝日の社説にツイッターで噛みついたお子ちゃま市長の橋↓君に朝日が反論したら、数倍のツイッターの嵐で反撃されちゃいました。そもそもは、4日の朝日の社説「小沢流―民主主義が泣いている」に対して、お子ちゃま市長が大批判をツイッター上で繰り広げたのが発端で、朝日はどうするんかいなと思ってたら、昨日の夕刊のコラム「窓―論説委員室から」で恵村順一郎なる記者が挑発したから、さあ、大変。お子ちゃま市長の口八丁が始まったというわけです。ちなみに、このコラムは、朝日新聞のWEbサイトでは有料ですから読めません。というわけで、全文引用します。
(これより引用)
「窓」―橋下さんへの返信
「小沢先生が民主党の決定に従わなければならないという朝日新聞は狂っている」。橋下徹大阪市長からツイッターで切りつけられた。
4日付の「民主主義が泣いている」という社説についてだ。消費増税に反対する小沢一郎元代表のグループが、党や政府の役職の辞表を出したことをいさめる内容だ。
民主党は政権交代をした総選挙で消費増税を訴えなかった。有権者や野党が野田政権の増税路線を批判するのは当然だ。だが、民主党の議員は違う。野田首相を選んだ党代表選や、長時間の論議で結論を出した以上、それに従うのが党内民主主義のルールだ。そんな趣旨である。
橋下氏はこれがいたくご不満のようだ。「君が代起立斉唱条例は維新の会のマニフェストに書いていない!と朝日は批判していた。消費税のことは、民主党のマニフェストに書いていないどころか、消費税を上げないと民主党は言っていた」
その通りである。だが、そのことと、小沢氏らの言動は別の話だ。民主党でも大阪維新の会でも、党員なら政党として手順を踏んで決めた結論には従う。それが党内民主主義だ。他方、その結論を党外の市民や野党、報道機関が厳しくチェックするのも当たり前の民主主義だ。
橋下さん、これでも朝日は狂っていますか。〈恵村順一郎〉
(引用終わり)
はい、狂ってます。で、お子ちゃま市長は当然、ツイッターの波状攻撃で爆弾落としたというわけです。マニフェストではしないと言っていた消費税増税に躍起になる民主党を支持する朝日新聞に対する反撃の中で、お子ちゃま市長はこんなことをつぶやいてます。
多数が決めた決定でも無効の場合がある。それが民主主義です。君が代起立斉唱条例については最終的には最高裁が有効無効を判断する。そしてその規範は憲法だ。朝日の論で行くと国会で決定された法律にはどんな文句も言わず従わなければならないことになる。それは違う。
まったく正しい。「君が代起立斉唱条例」なんてのはそもそもクソだけど、最後は憲法判断になるんだよ、ってところはその通り。だからこそ、お子ちゃま市長は憲法改定に躍起になるんだろうが、ま、それはともかく、政党にとってその憲法にあたるのが「マニフェスト」だとつぶやいている。
選挙であらゆることを国民に約束はできない。当初約束していなかったことでもやらなければいけないことはある。それが政治だ。しかし明確に消費増税はしないと言い切った民主党は、それは守らなければならない。それは民主主義の最低限のルールだ。
これもその通りです。消費税増税に関して、かつて朝日は社説でマニフェストにこだわるなと煽っていたことがあったが、んなことしてたら政治ってなんでもありで、詐欺まがいのことが罷り通っちまうんですね。さすがに、それはないだろう、っていう正論をお子ちゃま市長はつぶやいているわけです。ま、お子ちゃま市長もその詐欺師の仲間でないことを願うばかりですが・・・。
お子ちゃま市長のつぶやきは、「朝日新聞 読後雑記帳」さんが書き起こしてくれているので、ご一読を。
・朝日新聞 読後雑記帳
朝日社説vs橋下市長の場外乱闘観戦記速報
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