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2012年5月14日 (月)

そもそも、突発的なアクシデントが起きないためにするのが「計画停電」なんだから、停電になったら大変だ、って煽るのは自分たちがいかに無能かって言ってるようなもんです。

 土曜日に植え込みの手入れしたのはよかったのだが、このところ調子の悪かった右肘を痛めてしまったようで、ちょっとひねろうものなら痛くて痛くて・・・というわけで、昨日は整骨院でマッサージしてもらったのだが、今日はタイピングしてても響くようになってきた。どんどん肉体は崩壊に向かっているらしい、やんぬるかな。

 やんぬねかな、ってわけにはいかないのが原発だけど、おおい町町議会が今日にも大飯原発再稼働を容認するらしい。町長は渋っているようだから、実際にすぐにも再稼働するわけいではないだろうけど、議決した町議会議員はどこまで責任を自覚してるんだろう。ま、自覚してやしないだろうな。何か起きても、泣き言言わないでね。

 で、湯上りの口先番長・前原君は、いつもの無責任発揮して、「大飯原発の再稼働がなければ、関西地域は計画停電になる」って煽ってます。ついでに、停電したら、「医療機器を使っている人をどうするか。命に関わる」てなこともぬかしてるんだけど、去年の東電の(無)計画停電の時にはちゃんと医療機器使っているひとたちのケアはできてたと思うけどね。もっとも、ケアしたのは東電じゃなくて、看護や介護に携わっているひとたちなんだが、そもそも計画停電てのはそうしたひとたちのことを考慮したうえで実施するもんでしょ。語るに落ちるとはこのことか。

 仮に停電したって、ちゃんとした計画のうえでならそれほどの支障はないんだよね。支障ないようにするのが「計画停電」なんだから。それを、停電になったら大変だ、ってのは自分たちがいかに無策かって言ってるようなもんなんです。くろねこの子供の頃なんか、しょっちゅう停電してたもんね。風呂に入っていて突然暗くなるなんてのは日常茶飯事だったんだから。オイル・ショックの時には、夜間のネオンは消えたし、深夜のTVは放送中止したし、それでも何も困らなかったんだからさ、停電したっていいじゃない。その代わり、ケアすべきところはちゃんとケアしてよねってことです。

 だからといって、関電の電力不足キャンペーンなんかを信じているわけではもちろんない。真夏の昼間のほんの数時間だけがピークなんだから、そこをちゃんと節電計画立てれば、おそらく原発なんかなくったって乗り越えられるんだよね。口先番長のように、原子力村のひとたちは「再稼働がなければ、関西地域は計画停電になる」ってのが常套句なんだが、それって、なにも夏場の何ケ月間もそうした状態が続くわけではないんだよね。ここを間違えちゃうから、「電力不足キャンペーン」にひっかかってしまう。「真夏の昼間の数時間」・・・これが電力ピークの合言葉。ここさえどうにかやりくりすればいいんであって、そんなことは電力会社も実は百も承知です。でも、それ言っちゃうとインパクトないから、「電力不足」ってとこだけを切り抜いてアピールしてるわけです。ようするに、電力会社が知恵出せばいいだけの話なんだね。つまるところ、電力会社の努力不足、手抜き、甘え、官僚体質・・・その他諸々の殿様商法を国が後押ししてるってこと。

 「浜岡原発・再稼働の是非問う」 県民投票条例の署名運動が静岡で始まったけど、国や電力会社に勝手にされてたまるかい、って思いが全国に広がってくれることを願うばかりの月曜日です。

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