放射能汚染地域の除染が進まないその裏に、役人のサボタージュが・・・?
朝からTVは金環日食で大騒ぎ。もちっと薄暗くなるかなと思っていたら、案外の明るさになんか拍子抜けしてしまった。雲間に入れば肉眼でも見えると言うから、仕事部屋から太陽を見上げてみたが、結局まぶしいだけで目がチカチカしただけなのであった。明日は明日で、スカイツリーフィーバーっすか。やれやれ。
さて、金環日食の前にすっかり影が薄くなっちゃったG8首脳会議が閉幕。何のための集まりだったのか、いまひとつどころかふたつもみっつもわかんないのだけれど、おそらくノダメ君のたっての願いもあったのだろう、「十二月に日本政府と国際原子力機関(IAEA)が福島県で共催する原発の安全確保に関する閣僚会議の重要性を確認した」んだそうだ。首脳宣言でも、「東京電力福島第一原発の事故を踏まえ、既存の原子力施設の危険性と安全性に関する包括的な評価を実施することに合意した。原子力の安全性向上を目指した関連条約の履行を強力に進める方針も示した」って言うけど、では「危険性と安全性に関する包括的な評価」って具体的にはどんなことなんでしょう。これまでだって散々言われてきたけど、具体的にこうこうこういうことで安全性確保できるんです、なんてこと聞いたことないからね。欠陥だらけがわかっていていまだにGEの原子炉を動かそうとしてるんだから、原発の安全性なんてこの期に至っても誰も真剣に考えてないってことです。
ところで、放射能に汚染された地域の除染はどうなってんだろうと思ってたら、なんと「福島第1原発事故に伴う放射性物質の『汚染状況重点調査地域』に指定された岩手、宮城、福島3県の53市町村」が提出した除染計画を国がなかなか承認しないため、一向に進んでいないんだとか。承認してくれなかったら補助金がおりないんだから、そりゃあ地元に自治体にしたらやってらんないやね。
で、なんで承認が遅れているかというと、たとえば除染計画の文言修正で何週間もかかるんだとか。ま、お役所仕事の典型ですね。もっと言えば、嫌がらせだよね。地元からは、「時間が経過し、放射線量が下がれば補助金対象から外れる可能性もある。それを狙っているのではないかと邪推してしまう」てな声も上がっているようだけど、当たらずといえども遠からずじゃないのかねえ。確か、モナ細野君は、「除染の目的は避難されている住民の方々に一日も早く帰ってきていただくこと。世界でも例のない試みで、わが国の底力が問われるが、さまざまな壁も必ず乗り越えることができる」なんてことを除染工程表を発表した時に偉そうにぬかしてたけど、役人のサボタージュの前にはなんの意味もなかったってことですね。「世界でも例のない試み」ってのは、役人のサボタージュのことだったんだね。いやはや、チャンチャラおかしい月曜日ではあります。
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