福島第一原発4号機の危険性に警鐘を鳴らす海外メディアに、もっと耳を傾けるべきではないだろうか。
天気のせいもあるのだろうが、思ったほどスカイツリーが盛り上がっていないようだが、ここでちょっと疑問が。なぜ、晴れの開業日が火曜日という中途半端な曜日になったのだろう。この日が大安だからとか、金環日食とぶつからないようにとか、それらしき理由は聞くのだが、なんか釈然としない開業の朝であった。
さてと、国会では社会保障と税の一体改革がようやく議論され始めたようだけど、なんとまあ中身のないというか、熱意のないというか、空虚な論戦(?)でありましょうや。そりゃそうだ、民主党も自民党も消費税増税では一致してるんだから、ようはお互いがいいとこ取りしようとしてるたけなんだね。社会保障だって、自助だ、公助だ、って言葉遊びしてるだけだもんね。自助と公助のバランスをどうとっていくかってことを決めるのが政治だってのに、何をアホくさいことやってんだか。「決められない政治」ってのは何も「ねじれ国会」のせいではなくて、ようは政治家の質の問題なんだということが、これを見てるとよくわかる。
学級会もどきの国会をよそに、福島第一原発1号機では、格納容器の水位がわずか40cmしかないって解析結果が出た。2号機の水位も60cmというから、どこかに穴が開いてるわけで、格納容器の損傷がどれだけ凄いことになってるか、おそらく誰にも分からない。てことは、事故収束どころか、ますます深刻化していくことだって考えられるわけで、海外のメディアが4号機の危険性に警鐘を鳴らしていることに、もっと真剣に耳を傾ける必要があるってことです。
そんな状況があるってのに、電力不足=原発再稼働っていう図式を刷り込むことに躍起になっている日本のメディアってのは何なんだろうね。原発報道のあり方に疑問を抱いて日本テレビを辞めた元解説委員が週刊ポストのインタビューに応えて、「本社や記者クラブ詰めの記者の多くは、原発事故で信頼を失った後でさえ、国や東電など「権威」のいうことを机に座ってメモするだけでした。発表内容をそのまま報じるものの、実際の現場に行って、たとえば本当に除染の効果が得られたかどうかを確かめるようなことはほとんどしません。カネと時間と労力がかかるので、楽なほうに流れてしまうのです」と語っているけど、情報を受け取る側のメディアリテラシーが、これからはますます問われていくことになるんでしょうね・・・と、ちょいとシリアスな雨の火曜日でありました。
・NEWSポストセブン
原発報道で日テレ辞めた元解説委員 学生に真の報道精神伝授
| 固定リンク
「消費税」カテゴリの記事
- 非難の嵐に自民党埼玉県議団が「虐待禁止条例改正案」を取り下げ!!&経団連が「消費税増税」「企業献金」のすすめ!! (2023.10.11)
- 「消費税増税から逃げてはいけない」と煽りつつ、「活躍の場を奪うのは、タレントも被害者となる」とジャニタレ擁護する経団連会長!!(2023.09.20)
- 「少子化対策に消費税増税」(十倉経団連会長)・・・消費税は大企業の「法人税減税」の穴埋めではない。バッカじゃなかろか!!(2023.09.12)
- 少子化対策の財源について「消費税を例外視することはないんじゃないですか」(十倉経団連会長)・・・だったら、法人税もな!! 経団連は「人民の敵」か!!(2023.05.11)
- 少子化対策の財源について「将来の消費税も含めて議論をしなければならない」(甘利明)・・・「異次元の少子化対策」は「消費税増税」だった!? (2023.01.06)
「原発」カテゴリの記事
- 農水大臣の「汚染水」発言を束になって非難する政治家やメディアの“言葉狩り”・・・正直者が馬鹿を見る!!(2023.09.02)
- 自民党の原発推進派議員も指摘していた、「処理水」に含まれるトリチウム以外の核種の危険性!! (2023.08.29)
- 「処理水(=汚染水)」に含まれたトリチウム以外の放射性物質に国もメディアもなぜ目をつぶるのか・・・その核心を突くTBS『報道特集』!!(2023.08.27)
- 中国の「水産物禁輸」について「大変驚いた。全く想定していなかった」(野村哲郎農相)・・・「私、馬鹿よね」ってことか!!&汚染水を海に流してはいけない4つの理由!!(2023.08.26)
- 「汚染水」を「処理水」と言い募る新聞・TV・・・「処理水だから安全」のイメージ操作か!!&「海洋放出」以外の方法について政府もメディアもなぜ口をつぐむのか!!(2023.08.23)
コメント