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2012年5月25日 (金)

「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が最高検察庁に新たな告発状&倫理観の欠如した原子力村の人々

 「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」は、昨日、最高検察庁に新たな告発状を提出しました。検察の犯罪は、けっして見逃すわけにはいきません。八木会長のブログもご一読を。

告発状

・八木啓代のひとりごと
告発第三弾:ここが正念場でございます

 ところで、原子力村の節度のなさってのは、ほとんど不道徳というか人間性そのものを疑ってしまうような惨状なのだが、今度は使用済み核燃料の処理方法を議論する原子力委員会の小委員会が、原子力推進派だけを集めて秘密会議を開いていたってね。事前の勉強会だなんてほざいているが、んなこと誰が信じますかいな。しかも、この小委員会の事務局には電力会社の人間も参加してるっていうから、そもそもの組織運営に問題があるってことです。秘密会議とは別の通常の会議の模様がニュースで流れていたが、電力会社の関係者のなんとニコやかなこと。委員とヒソヒソとやって笑いまでもれちゃって、これだけでもこの会議がどんなものか想像つこうというものです。

 こんな具合ですから、NHK経営会議委員長を東電の社外取締役に就任要請するなんてことも、原子力村は何の衒いもなくやってのけるわけです。それにしても、受ける方も受ける方だが、頼むほうも頼む方だ。最早、倫理観なんてものはどこかに置き忘れてきちゃってますね、原子力村の住人ってのは。で、そのNHK経営会議委員長だけど、どうやら「兼職容認」の根回しに失敗して、なんとまあNHK経営会議委員長を辞任しちゃいました。ははは、逆じゃないのか、普通は。それだけ、東電の社外取締役のほうがメリットあるってことなんですね。ちなみに、この御仁の弟は、SPEEDIのデータを隠蔽していた原子力安全技術センターの理事長だそうです。なんともはや、ため息がでちゃうほどわかりやすい人脈ではあります。

 こんな人たちが手と手を取り合ってるんだから、原発関連の様々なシステムってのは根本的なところで見直さないと、おそらく形式的な議論だけが漫然と繰り返されて、実は何も変わらないということになっていくんでしょう。それを止めることができるのって、最後はやっぱり国民ひとりひとりの意識の問題ってことなんだろうね。検察の問題もしかり。自分ができることを、まずはやってみる。電力会社や検察にメールで抗議するもよし。地元の政治家に、その立場を正すのだって、けっして無駄ではない・・・てなことを自分に言い聞かせるダービー直前の週末であった。

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