生活保護法改定して「家族制度」の復活を狙う(?)自民党&民主党に白旗あげたお子ちゃま市長
自民党が生活保護法を改定して、扶養の義務を強化しようとしているらしい。吉本芸人の不正受給問題をうまいこと利用して、これがやりたかったのね。扶養の義務を強化するってのは、なんかしら戦前の家族制度を連想してしまうのだけど、そもそも今回の生活保護費不正受給問題ってのは、生活保護費を支給した役所の側にも大いに問題があるんだよね。かと思えば、なるべく生活保護を申請させないように、必要としている人すら排除しようとする自治体だってあるんだから、そちらの方も徹底して追及しなくちゃ片手落ちってもんでしょう。それを、扶養義務を強化しようなんていうのは本末転倒というものです。
いくら親子といったって、その関係性てのはひとそれぞれ。親子だから、って単純な理由で扶養の義務課せられちゃたまらんていうケースもあると思うけどね。児童虐待する親だっている時代なんだから、一律に扶養義務なんてことでくくっちとゃうと、今度はそれに縛られて共倒れどころか、家族の間でとんでもない軋轢が起きないとも限らない。自民党の扶養の義務強化ってのは、親の介護は子供がすべきという理屈にさも似たりなんだね。介護疲れで自殺するひとがいるっていう現状をよく考えてみることです。
自民党の憲法改定案では、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦は同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」と定められた憲法24条を、「家族、婚姻等に関する基本原則」と付記して「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は互いに助け合わなければならない。 」に改定しようとしいる。文言だけならごもっともかもしれないけれど、わざわざ「家族、婚姻等に関する基本原則」と付記されていることにどうも違和感がある。その裏に隠された精神性とでもいいましょうか、戦前の「家族制度」の中核を成した「君に忠、親に孝」ってのがボンヤリと見えてくる気がする、生活保護法改定案なのでありました。
ところで、お子ちゃま市長・橋下君は、大飯原発再稼働容認したと思ったら、ちゃっかりと民主党との対決姿勢を引っ込めちゃって、「お互いにうまいことやりましょうや」と秋波を送っているようです。ま、いろいろアドバルーン上げたのはいいけれど、どうやら選挙は遠くなりそうだし、想像以上にノダメ君が強硬姿勢だったのでめげちゃったんですね。弱い犬ほどよく吠える、ってやつです。「ハシズム」なんて揶揄されてたのが懐かしいくらいの変わり身の早さはさすがという他ありません。どうやら、自民党政権下の公明党のような立ち居地を狙っているらしい、ていううがった見方もされてたいるようだけど、「定見」というものを持たないお子ちゃま市長のことですから、今度はどんなアフォーマンスもといパフォーマンスを見せてくれるやら、話題はつきない今日この頃なのでありました。
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