とうとう原子力は「平和利用」から「軍事利用」へ&東電社内事故調「国に皮肉たっぷり 自己弁護はみっちり」(東京新聞より)
「『原子力の憲法』こっそり変更」、「規制委設置法 付則で『安全保障』目的追加」、「軍事利用への懸念も」・・・今朝の東京新聞一面トップの見出しだ。いやあ、やってくれましたねえ。「二十日に成立した原子力規制委員会設置法の付則で、『原子力の憲法』ともいわれる原子力基本法の基本方針が変更された」というのだが、その内容はと言うと、「原子力利用の『安全確保』は『国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として』行う」(太字はくろねこ)んだそうです。ひらたく言えば、「原子力の平和利用」から「軍事利用」に舵がきられたってことなんだね。それも、消費税政局のドクサクまぎれに。
いまの流れだと、イチロー君たちは離党するって噂だけど、そうなりゃあ民自公はおそらく大連立の道を歩き出すだろうから、今度は憲法をいじりだすんだろうね。これを止めるには、もう選挙しかないのだけれど、果たして民自公大連立を倒すことができる第三極とやらが生まれるだろうか。なんか、とてつもなく危険な風が吹き始めたような、そんな気がするけだるい朝である。
ところで、東電が社内事故調の最終報告書とやらを発表した。放火犯が火災原因を調査するようなもんだから、どうせ自己弁護満載に決まってると思っていたが、予想以上の仕上がり具合に大笑い。東京新聞の見出しがふるってます。「国に皮肉たっぷり 自己弁護はみっちり」だって。うまい! 座布団一枚やっとくれ。もうこのオンボロ会社には、何言ってもだめなんだから、いまからでも遅くないから破産させちゃうことです。東電の値上げ申請を検証する経産省の有識者会議「電気料金審査専門委員会」の委員長も、「本当は会社更生(法の適用を)をしておくべきだった」と発言したっていうけど、さすがにみんな呆れてるんだよね。
しかし、原子力村の反転攻勢ってのは、凄まじいものがある。原子力規制会設置法を骨抜きにされてるっていうのに、マスメディアは消費税政局におおわらわ。政界の二コウモリ男・伊藤君やゴルフ焼けの田崎君、それに三宝会の後藤君なんか、嬉々としてTVで下品なゴタク並べています。こいつらも、おそらく原子力村の隠れ住人なんだろうけど、ようするになにかもが裏ではつながってるってことなんですね。やっぱり、めげてる場合じゃないか。声を上げ続けること・・・改めて気合を入れる今日この頃なのだ。
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