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2012年6月13日 (水)

日本の政治と、それを監視すべきジャーナリズムの恐るべき幼児化!

 ガンと闘いながら消費税問題や、検察の犯罪、政府や東電の責任を追及してきた日隅一雄弁護士が亡くなられた。ブログ「情報流通促進計画by日隅一雄(ヤメ蚊)」では時に体調不良を訴えつつも、貴重な情報を発信し続けていただけに、覚悟していたとはいえ突然の訃報にはただ「残念」の一言・・・合掌!

 ところで、葛飾区水元の公園で高濃度の空間放射線量が検出され、都は調査・除染を検討と昨日のエントリーで書いたんだけど、なんとまあ、都は除染しないことに決めたんだと。その理由が、「都の調査では、地表から高さ一メートルの放射線量は毎時〇.九九マイクロシーベルトで、周辺は〇.一八マイクロシーベルトだった」からなんですと。で、「文科省はホットスポットの除染の目安として、周辺と比べて一マイクロシーベルト以上高いことなどをガイドラインとして示している」ので、それに当てはまらないから除染は不要なんだとさ。なに言ってやんでえ、だよね。ひょっとして、ここで大掛かりな除染しちまうと、東京が放射能で汚染されているってことが世界中に知れわたっちゃって、東京オリンピックの招致に支障をきたすからなんじゃないの・・・と、妄想たくましい水曜の朝となったのであった。

 福井では原発大好き知事が、「自分の目で確かめる」ってことで大飯原発を視察したってね。で、「安全性の対応はできている」だと。シロートが何言うかだね。御用学者家が形ばかりの会議開いて、そこで出た結論を政治家が追認して、シャンシャンってのが「原発の安全性」のシナリオなわけで、こんな茶番劇がまかり通る世の中ってのは何なんでしょう。

 日本の政治、そしてそれを監視すべきジャーナリズムってのは、とてつもなく幼児化しているんだなあとつくづく思う今日この頃である。

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