日本の政治と、それを監視すべきジャーナリズムの恐るべき幼児化!
ガンと闘いながら消費税問題や、検察の犯罪、政府や東電の責任を追及してきた日隅一雄弁護士が亡くなられた。ブログ「情報流通促進計画by日隅一雄(ヤメ蚊)」では時に体調不良を訴えつつも、貴重な情報を発信し続けていただけに、覚悟していたとはいえ突然の訃報にはただ「残念」の一言・・・合掌!
ところで、葛飾区水元の公園で高濃度の空間放射線量が検出され、都は調査・除染を検討と昨日のエントリーで書いたんだけど、なんとまあ、都は除染しないことに決めたんだと。その理由が、「都の調査では、地表から高さ一メートルの放射線量は毎時〇.九九マイクロシーベルトで、周辺は〇.一八マイクロシーベルトだった」からなんですと。で、「文科省はホットスポットの除染の目安として、周辺と比べて一マイクロシーベルト以上高いことなどをガイドラインとして示している」ので、それに当てはまらないから除染は不要なんだとさ。なに言ってやんでえ、だよね。ひょっとして、ここで大掛かりな除染しちまうと、東京が放射能で汚染されているってことが世界中に知れわたっちゃって、東京オリンピックの招致に支障をきたすからなんじゃないの・・・と、妄想たくましい水曜の朝となったのであった。
福井では原発大好き知事が、「自分の目で確かめる」ってことで大飯原発を視察したってね。で、「安全性の対応はできている」だと。シロートが何言うかだね。御用学者家が形ばかりの会議開いて、そこで出た結論を政治家が追認して、シャンシャンってのが「原発の安全性」のシナリオなわけで、こんな茶番劇がまかり通る世の中ってのは何なんでしょう。
日本の政治、そしてそれを監視すべきジャーナリズムってのは、とてつもなく幼児化しているんだなあとつくづく思う今日この頃である。
| 固定リンク
« 福島第一原発事故をスッカラ菅君のせいにするための国会事故調査委員会。東電も調子こいて図々しくも社内事故調査報告書で菅批判 | トップページ | 消費税増税も原発推進も勝手に決めようとしている民自公の野合・談合による秘密政治は、憲法第41条違反ではないだろうか。 »
「原発」カテゴリの記事
- 「原発依存度低減」から「原発の最大限活用」へ・・・地震大国でこの能天気、正気か!!(2024.12.18)
- 東電が装置の取り付けミスでデブリ取り出しに失敗・・・こんな初歩的なミスをする企業に原発を扱う資格はない!!(2024.08.23)
- 原発建設費を電気代に上乗せを経産省が検討・・・言ってみれば、原発建設税ってことか! イカレてる!!(2024.07.25)
- 能登半島地震の混乱に乗じて辺野古基地建設に着手!!&志賀原発に設計想定外の揺れ!!&大川原化工機冤罪事件で国と都が控訴!!(2024.01.11)
- 「原発には現時点で異常がない」(林官房長官)→志賀原発では「冷却ポンプが一時停止」「変圧器付近で爆発音と焦げ臭い匂い」→これでも「異常なし」!? (2024.01.02)
コメント