シリアで遂に日本人ジャーナリストの犠牲者が&つまるところ、日韓、日中の領土問題というのは自民党の利権外交の成れの果てってことなんだね。
女子野球がワールドカップ3連覇。残念ながら、女子野球、なにそれ、なんて声も聞こえてくるほど、知名度は低いけど、なでしこジャパンに匹敵する、もしかしたらそれ以上の快挙です。ニックネームは、「マドンナ・ジャパン」。ゲストでマドンナが出演した、アメリカの女子プロ野球「プリティーリーグ」をテーマにした映画があったけど、それにひっかけて名づけられたのかと思ったら、ぜんぜん違ってました。なんでも、2008年に松山で第3回ワールドカップが開催されたのにちなんだニックネームだそうです。そっか、漱石の『坊ちゃん』てわけね。
うれしいニュースの次には、女性ジャーナリストの悲報が。シリアの内戦を取材中の山本美香さんが、戦闘に巻き込まれ死亡した。2週間ほど前に、TBS『報道特集』で日本人ジャーナリスト、安田純平さんのシリア・レポートが放送されたが、シリアの内戦はアメリカやロシア、ヨーロッパ各国の思惑が入り乱れちゃって、まったく収拾する手がかりさえ見出せない状況なんですね。そんな戦場に、何人ものフリージャーナリストが潜入して取材活動を続けているわけで、船から落っこちて泳ぎ着いたのが尖閣諸島でした、なんて与太飛ばしてる政治屋こそシリアに出向いて戦争の悲惨さを現地視察してくりゃいいんだ。
それにしても、尖閣や竹島の騒動を見るにつけ、これまでの自民党外交ってのが、いかに利権絡みのいい加減なものだったかわかろうというものだ。弱腰だなんだって軍事オタクのアンポンタン・石破君なんか喚いてるけど、ここまで領土問題をほったらかしにしてきたのは自民党だってことを忘れちゃいけない。竹島に関しては、古くは李承晩時代にまで遡るわけで、ベルリンの壁みたいに李承晩ラインてのが突然引かれて、竹島が一方的に韓国領土ってされて日本漁船がいっぱい拿捕されたんですね。ラジオでしょっちゅう「李承晩ライン」って言葉が流れているのを子供心に覚えとります。
で、その後は、韓国に多額の経済援助ってのを自民党はするわけだけど、李承晩ラインの落とし前ってのはどこかに置き去りにされちゃったんですね。これこそが弱腰の外交ってやつなんだね。自民党政権ってのは、韓国との利権にドッブリ浸かってますから、戦後処理ひとつにしたってなあなあでやってきたってことです。従軍慰安婦問題だって、根っこは同じです。中国、韓国はもとより、アジア諸国に対する戦後処理ってのは、それぞれの国の親分と自民党とのボス交みたいなもんだから、そこに賠償されるべき国民はいっさい不在です。そこを突かれると困るから、韓国なんかは反日感情を煽って怒りの矛先を日本に向けさせている、ってなことも妄想できるんですね。
もう一度、戦前から戦中にかけてアジアで日本が何をしてきたかを振り返り、なおかつ戦後の賠償問題にどう取り組んできたかを検証する必要があるんじゃないでしょうか。尖閣にしろ竹島にしろ、同じ土俵で挑発し合う前に、中国や韓国がいまだに反日を引きづる理由ってのに思いを馳せることは、けっして無駄ではないと思うのだが・・・いかがなもんでしょう。
| 固定リンク
« 尖閣騒動の目くらましに騙されてはいけない。その裏で、原子力規制委員会人事案採決の足固めが進んでいる。 | トップページ | 福島沖のアイナメから2.5万ベクレルのセシウム検出。日本の海が死んでいく。 »
「尖閣諸島」カテゴリの記事
- 「尖閣に安保適用」って、辺野古基地建設工事再開を手土産にして見返りはそれだけか。阿呆くさっ!&国有地払い下げ疑惑と同時に、総理大臣の嫁が「日本で初めてで唯一の神道の小学校」の名誉校長に何の躊躇いもなく就任しているという節度のなさも大いに問題だ。(2017.02.12)
- 「日本は防衛力を強化し、自らが果たしうる役割の拡大を図る」(安倍晋三)。マティスとの会談の肝はこれだね。尖閣は軍事力強化とのバーターだろう&公的年金の米インフラ投資は「自分からは指示しない」(安倍晋三)けど「GPIF独自の判断」なら良きに計らえらしい。(2017.02.04)
- 参議院選挙目前のタイミングで中国軍艦登場。新聞・TVが煽る、煽る&「晋三は『宿命の子』です」(安倍ママ)。それを言うなら、「宿痾の子」だろう。(2016.06.10)
- 丸川珠代への問責決議は議員辞職に値する&国賊まがいに鳩山発言を叩く異常さはなんだか怖い。(2013.06.28)
- 一昨日はナベツネと会食、昨日は産経、今夜は朝日か毎日か&防衛費増額。嘉手納基地にオスプレイ配備計画。そして、沖縄復興予算に3000億円・・・出来レースか。(2013.01.09)
コメント