討論型世論調査も博報堂の仕切りだったとさ。あほくさ!
昨夜は久しぶりにカラオケ・スナックなんぞに行っちまった。中学の同級生の別れたカミさんの店で、なんと娘も働いていて、その娘は同じ中学という、実にローカルなシチュエーションにさんざん酔っ払った夏の夜であった。
ところで、昨日のエントリーで書いた討論型世論調査も、博報堂が仕切っていたってね。当初からどうも胡散臭いと思ってたけれど、なんのことはない意見聴取会と同じ構図だったってわけですか。ブログ「ざまあみやがれい!」さんによれば、そもそも「この企画自体が博報堂が持ち込んだのではないか」ということだ。ということは、意見聴取会もその流れの一環ということになるわけで、こりゃあ相当に根が深い問題なんですね。今週の日曜日には、民間団体が川崎市民を対象に「エネルギー政策の民意を探る」という名目で、討論型世論調査を開催するようだが、こちらも博報堂が絡んでいるのだろうか。ちょいと気になるところではある。
・ざまあみやがれい!
「討論型世論調査」も博報堂が5500万円で落札 意見聴取会とセットで行うメディア・コントロール
で、東電のテレビ会議映像ってのが条件付きながら公開された。ほんのさわりだけでもかなりのインパクトがあるものだってことは容易に想像がつく。そりゃそうだ、つくりものじゃないんだからね。だからこそ、国民全員が視聴する意味があるわけで、これはいち民間会社が社員のプライバシーを盾に隠し立てできることじゃないんだね。前にも書いたけど、税金を投入して救済されてる会社なんだから、この映像は国民の財産でもあるわけで、早いとこ差し押さえてしかるべきものなんですね。
でも、国会はそんなことにおかまいなく、やれ不信任案だ、やれ問責だと、政局ごっこで大忙し。心ある野党(©ノダメ)であるところの自民党なんか、消費税増税法案は通したいわ、解散はさせたいわで自縄自縛になっちゃって右往左往。ようするに、消費税増税って、いま決めなくてもよかったってことがわかっちまったってことです。ひょっとしたら、破れかぶれで解散なんてこともあるのかも・・・。
昨日の広島の平和記念式典で、ノダメ君は、「脱原発依存の基本方針の下、中長期的に国民が安心できるエネルギー後世の確立を目指す」と挨拶したけど、「中長期的」っていう言葉ってこのところよく聞く。でも、これほど曖昧な言葉もまたないわけで、「近いうちに飲もうぜ」っていう慣用句と同じようなもんなんだね。つまり、「中長期的」ってのは、「いつかはわかんないけど、そのうちな」って程度のことなんだね。マスメディアもこの文言をよく使っているけど、「中長期的」とは実際にはどのくらいのスパンのことを言っているのか説明してほしいものだ。そしてまた、その義務があるんじゃないだろうか。こんなあやふやな言葉がエネルギー政策を語るうえでは、いとも簡単になんのためらいもなく使われ、なおかつそれが肯定的な意味で捉えられていることの危うさに眠れなくなる今日この頃なのであった。
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