つまるところ、沖縄の米兵ってのは食い詰め者の集団です&フランスのTV番組の下卑たジョークを批判する前に、マスメディアはどれだけフクイチの真実を伝える努力をしてきたか自問自答するべきだ。
オスプレイで沖縄の心を蹂躙したと思ったら、その次はまたしても米兵の蛮行かい。二人とも23歳っていうんだが、沖縄で悪さする兵隊ってのはみんな若いんだよね。おそらく、国では食い詰め者で、箸にも棒にもかからない奴だったりするんだろうな。軍隊なら食うには困りませんから。その昔は、日本にだってそういう兵隊はいたわけで、野村芳太郎監督で渥美清が主演した映画『拝啓天皇陛下様』はそこんところを皮肉たっぷりにユーモアでオブラートして描いてたけど、実際はかなりヤバイ奴だったりするんだね。沖縄の米兵だって同じ類です、おそらく。当然、教養なんてものはカケラもないだろうし、彼らにとって沖縄は植民地の感覚なんでしょう。沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した時、日本人のキャンパスへの立ち入りを禁止する米兵の横暴な振る舞いを思い出せば、納得てなもんです。ヨーロッパにだって米軍基地はあるんだが、レイプ事件なんてのはまず起きないからね。つまるところは、日米安保なんてものは同盟という名を借りた植民地政策にしかすぎないわけで、そこが変わらない限りは沖縄で米兵の蛮行・愚行はまだまだ続くのだろうと思うと、必殺仕事人がいればなあと妄想してしまうのであった。
ところで、フランスのTV番組で、サッカー負けた腹いせに福島を引き合いにだしてからかったってんでマスメディア、特にTVは大騒ぎ。そりゃまあ、もったいぶったキャスターやコメンテーターが「許し難い」なんてコメントするのはお仕事ですからご勝手に、ってなもんだが、翻って考えてみれば、そういうマスメディアは、これまで福島第一原発事故についてどれだけ正しい情報を国内だけでなく世界に向けて発信してきただろうか。なにもしてないよね。それどころか、メルトダウンはしてない、放射能も大丈夫だ、なんてことを調査取材することなく垂れ流してきた張本人なんだからね。世界中がそれを知っている。ここからは妄想だが、フランスのお調子者が福島を引き合いにしてつまんないジョークかましたのも、日本の政府やジャーナリズムの能天気さに調子合わせたってところじゃないのか。
日本政府は、「復興の妨げになりかねない発言だから厳重に抗議する」って書簡を送ったって言うけど、「復興の妨げ」してきたのは国であり、それに乗っかったマスメディアでもあるんだね。フランスのお調子者を批判するのはけっこうだけど、まずは「人の振り見て我が振り直せ」ってことです。直せないだろうけど。
昨日は、日本新聞協会主催による新聞大会なんてのが開催され、「新聞を含む知識への課税強化は民主主義の維持・発展を損なう」から、新聞には軽減税率適用するよう求める決議をしたってさ。さんざん消費税増税煽っておいて、自分たちにはお目こぼしをってわけかい。それも、「民主主義の維持・発展を損なう」だと。腐ってるね。
日本のメディアの惨状について、ニューヨーク・タイムズ東京支局長が日経ビジネスのウェブ版でインタビューに答えていたのだが、どうやらその記事が削除されたみたいだ。というわけで、「独立系メディア」のリンクが生きているので、そちらを是非ともご一読を。
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コメント
外国人に指摘されるまでもなく、日本のマスコミのひどさには目を覆いたくなります。
先日の読売の大誤報といい・・・。
復興予算流用問題追求も2ケ月前に「週間ポスト」が報じてたのに、消費税増税法案が決まってからやっと報道を始めた。
政府広報紙に予算執行の監視をと言っても「無いものねだり」ではありますが。
ところで、新聞は消費税のお目こぼしを、という厚顔無恥についてですが
そもそも消費税てっ簡単にいうと
「売上の消費税」ー「仕入(製造原価)の消費税」=納入消費税
てっことです。
「売上の消費税」が現行の5%のままで
「仕入(製造原価)の消費税」が8~10%になったら・・・・
しかも、新聞の場合この仕入部分は単にインク代や紙代だけではありません。
電気代はもちろん、取材費と称して記者の飲み代やタクシー代まで入ったりして、製造原価部分の消費税はいくらでも膨らみます。
結果
売上部数(売上金額)にもよりますが、うっかりすると、お目こぼしどころか、輸出戻し税の二の舞で、「還付」を受けるかもしれません。
私は新聞社はこれを狙ってるなと「くろねこ」さんを倣って妄想しております。
投稿: こなつ | 2012年10月17日 (水) 13時28分