お子ちゃま市長の思う壺。週刊朝日の「覚悟」なき挑発
週刊朝日があっさり白旗上げて、お子ちゃま市長の完勝。どう考えたって、「ハシシタ」なんて挑発的な見出し掲げた時点で、お子ちゃま市長から猛烈な反撃食らうのはわかってるはずなんだから、そりゃないわってなもんです。しかも、対象人物の出自をこれでもかって掘り下げてその人間の本質に迫るってのが佐野眞一の手法でもあるんだから、いまさら「同和」云々で謝罪はするわ、連載は中止するわじゃ、編集部はハナっから「覚悟」ができてなかったってことなんですね。それにしても、「同和」云々ってのは一歩間違えば差別につながる極めて微妙な問題なんだから、原稿チェックってのはどうなってたんだろう。それすらしてなかったってことだと、週刊朝日の編集部ってのは相当脇が甘いというか、こういう挑発的な記事を掲載する資格すらないってことになるね。ま、これで、人気急落中だったお子ちゃま市長も息吹き返すことになるんだろうね。思う壺か。
差別だってクレームつけられちゃったら何も返す言葉はなくなっちゃうんだろうけど、でもだからといってこんなに簡単に謝罪していいものなのだろうか。さらに、公人中の公人なんだから、自分の出自をとやかく言われたからって取材拒否するのって、何か勘違いしてやしませんかねえ。気に入らないなら裁判でもなんでもすればいいだけの話で、いちいち取材拒否だなんて脅しかけるのはあまりにも子供っぽい。「これでノーサイドだが、その前に言わせてもらう。僕の子どもにどれだけの影響があるか、じっくり想像しろ」ってツイートしてたが、子どもを引き合いに出してどうする。これじゃ、議論にならんわな。
というわけで、なんとも後味が悪い週刊朝日とお子ちゃ市長のバトルだったのだが、事のついでにレイシスト知事がこんなコメントしてます。「中傷誹謗の域を出ない、本当に卑劣な、差別だと思います。彼の出自を問題にしてね。文筆を借りて、家族までおとしめるという物書きは本当に許せませんな」だと。オメーにゃ言われたくねーや、って佐野眞一が聞いたら言ってるよ、きっと。
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