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2012年10月 1日 (月)

オスプレイ、沖縄へ飛び立つ&福島県と福島県立医大が薬品メーカーと連携して抗がん剤の新薬開発に乗り出すらしい。「研究で得た基礎データを薬品メーカーに提供」ってのがひっかかる。

 台風一過で秋が深まる、と思ってたら、なんのことはない朝から夏日。さすがに風は爽やかだけど、ちょいと暑いのがなんだかなあ。で、昨夜のニュースは台風一色はいいとしても、台風のライブ中継に出てくるレポーターってのは、いつからヘルメットに作業着っぽい雨合羽っていうのが定番スタイルになったんだろう。荒波の打ち寄せる海岸とか、突風にさらされる国道沿いなんてシチュエーションなら理解もできるが、買い物客が帰りを急ぐ新宿や渋谷の駅頭でも同じスタイルってのは違和感あるなあ。だって、ヘルメットと雨合羽で必死にレポートする後をミニスカにブーツのネーチャンが通り過ぎて行くんだもん、緊迫感ないったらありゃあしない。ま、どうでもいいんだけど、ちょいと朝から文句垂れてみました。 

 で、本気で文句垂れなくちゃいけないのは、オスプレイですね。岩国基地では沖縄に向けての飛行準備が着々と進んでいて、TVでは何機かが滑走路へと滑り出した映像を流していた。昨日は、普天間基地周辺を封鎖していた市民を、沖縄県警機動隊が強制排除したってんだが、現場の機動隊員はどんな思いで強制排除を遂行したんだろう。「同じ沖縄県民だろ。やめろ」って声が飛んだそうだが、古い話だが三里塚闘争を思い出しちまった。

 おそらく、岩国基地のオスプレイは全機が今日中に普天間に配備されるんだろう。でも、竹島や尖閣諸島問題を隠れ蓑にして、沖縄の声を無視したまま強制配備したことで、ほんの些細なことをきっかけにしてかつてのコザ事件のような激しい反対運動が巻き起こるかもしれない。コザ事件をkoza Riot(コザ暴動)って呼ぶようなアメリカにだもんね、おそらく甘くみてるんだろうなあ。オスプレイが抑止力でもなんでもなく、海兵隊を移動させるための単なる輸送機関ってことがばれちゃったら、とんでもないことになるからね、覚悟しておくこってす。

 ところで、福島県と福島県立医大が複数の薬品メーカーと連携して抗がん剤の新薬開発に乗り出すらしい。「東京電力福島第一原発事故を受け」っていうから、これはもう放射能の影響による癌を想定してるわけですね。なんでも、遺伝子解析などの専門家ら約40人をほ常駐させて、「研究で得た基礎データを薬品メーカーに提供し、新薬開発を加速させて、関連企業の集積と雇用創出を目指す」そうだ。おいおい、そんなにうまくいくか。学者集めて緊急の研究機関つくって、新薬をあっというまに開発・・・なんてのは、東宝の特撮映画の世界のことであって、現実の癌研究ってのはそう簡単なもんじゃないだろうに。

 「研究で得た基礎データを薬品メーカーに提供」ってのが、どうもひっかかるんだね。これでは、まるで福島が人体実験場になったみたいだ。しかも、あの山下センセイの福島県立医大が絡んでいるんだからね。不謹慎にも、かつての731細菌部隊とミドリ十字の関係を連想してしまった。どうも、「福島に抗がん剤の研究拠点を」って発想には、裏があるような気がしてならない。ひょっとして、子供たちの甲状腺への影響が深刻なのか・・・と、裏読みしちまう月曜日であった。

・福島民報
10月にも福島に研究拠点 抗がん剤開発

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