iPS騒動が誤報で言い訳するなら、悪意を持ってバッシングした小沢一郎にも詫びいれるのが筋というものだろう&東電の原子力改革監視委員会は原発推進の新たな理論武装のための砦ということね。
iPS愉快犯に手玉にとられた新聞各紙がお詫びと言い訳で右往左往している。スクープしたはずのナベツネ新聞はさすがに言い逃れはできずに「誤報と判断」とお詫びを掲載。東京新聞は、共同通信の配信を裏も取らずに流しちゃいましたと、鉢呂君の「放射能つけるぞ」発言の時と同じような言い訳でお茶を濁そうとしています。ま、事の経緯を「報道検証」ということで説明しているのは、せめてもの救いか。
で、どうにも鼻持ちならないのがアサシヒンプンで、「森口尚史氏から『世界初のヒトiPS細胞の臨床応用例だ』とのメールを受け取った時からおかしいと思ってたんだ。その後、いろいろ調べてみたんだけど最終的に研究データや論文の信頼性は低いと判断して、記事化はしていないもんね」てなことをシャーシャーと書いてます。いやだね、こういう物言いってのは。
しかし、今回の騒動でお詫びを掲載したり、反省文書いたりするのはいいけれど、だったら小沢狂想曲もちゃんと総括してほしいもんだす。いまだに、反省の弁は聞かれないどころか、へたに関わっちゃ立場まずくなるもんだから、控訴審はしっかりスルーしたままだもんね。それどころか、国民の生活が第一の存在すら無視してるほどですから・・・。iPS愉快犯に騙されたことよりも、小沢狂想曲に舞い上がって検察リークを垂れ流し、悪意を持って報道しつづけたことの方がジャーナリズムとしてよっぽど恥ずかしいことなんだけど、ま、わかっちゃいないだろうね。
ところで、まるでとってつけたかのように、東電が原子力改革監視委員会なんてのを設置して、アメリカの原子力規制委員会前委員長のデール・クラインが委員長に就任したってね。で、その初会合が開かれたっていうんだが、いまさらのように「津波対策してれば事故の拡大は防げた」とさ。そろそろフクイチのほとぼりが冷めてきたっていうんで、殊勝なところを見せつつ、柏崎刈羽原発の再稼働を狙ってるってのが正味のところでしょう。なんとなれば、委員長のデール・クラインは、「独立性を保ちながら率直に議論したい。原子力を今後も重要なエネルギーとして使うには東電の徹底した改革が必要だ」ってハッキリと言ってるからね。ようするに、原発推進の新たな理論武装をするための組織ってことです。
最後に、現行憲法破棄して帝国憲法に戻そうぜ、って馬鹿言ってる東京維新の会に対して、お子ちゃま市長の橋↓君が慌てて「あいつら党員じゃないから」って批判したことに、レイシスト知事がシャシャリ出て、「憲法なんて破棄しちまえばいいんだ」って説教垂れたってね。で、これに今度はお子ちゃま市長が、「憲法を勝手に破棄するというのは権力者が絶対に踏み越えてはならにない一線だ。国民としては怖いし、絶対に許されない」って生暖かく切り返してます。ま、「憲法改定」てのは変わらないわけで、片方で「破棄」だなんて過激なこと言わせておいて、あたかも論戦してるように見せつつ、結局は「憲法改定」に向けての地ならしの猿芝居やってるってことなんでしょう。このところ人気急降下だし、メディアにツラさらして目立ってナンボというタレントですから、そりゃあ、節目節目でいろいろ仕掛けてきます。でも、どうあがいたところで、お子ちゃま市長もレイシスト知事も、商業右翼ですから、いざとなったら腰が砕けます。でなけりゃ、停電に脅えて原発再稼働容認したり、尖閣諸島の値段吊り上げに利用されたりはしません。「反米愛国」の赤尾敏先生の爪のアカでも飲ませてやりたい今日この頃です。
| 固定リンク
« 法務大臣が暴力団とつるんでちゃ話しにならん&復興予算審議せずに小委員会流会。「自民党政権では考えられない」ってことは「バレないようにもっとうまくやっている」ってことか。 | トップページ | 原発破れて山河消え。必読の書、『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』 »
「小沢一郎」カテゴリの記事
- 立憲民主党の代表選を裏で操る小沢一郎の党内工作!!(2024.07.26)
- 「野党の共闘態勢を構築できる体制に変えなければ駄目だ。泉氏なら沈没だ」(小沢一郎)と言いつつ「執行部を一新しないと、国民民主党や日本維新の会と話ができない」とは・・・はて?(2024.07.10)
- 「野党一本化、選挙目的だけは野合」(茂木敏充)→「そっくりそのまま、お返しします」(小沢一郎)!! (2023.06.19)
- 自民党がトイレや浴場などの「女性専用スペース」を確保するための議連を立ち上げ・・・マンガだね!!&立憲に野党候補一本化に向けた「有志の会」!! (2023.06.17)
- メディアは自民党内抗に大はしゃぎするよりも、憲法違反の「臨時国会拒否」の方がよっぽど重要だろう!!(2021.09.02)
「陸山会事件」カテゴリの記事
- 「東電の存続は国民から許された」(東電次期会長)。シンゾーのお墨付きだそうだ&健全な法治国家のために声をあげる市民の会が、田代元検事らを虚偽有印公文書作成及び行使で検察審査会に申し立て。(2014.01.16)
- 「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」が新たな告発状を提出。(2013.08.13)
- 悪意がなければ「記憶の混同」で捜査報告書が書けるわけがない&「ナチスの手口に学べ」にユダヤ人人権団体が批判声明。それをシラーッと記事にする新聞・TVの腰砕け。(2013.08.01)
- 福島第一原発からの汚染水流出を違憲総理はどう思ってるんだろう。もっとも、選挙演説中に、「総理、質問です。原発廃炉に賛成?反対?」っていうプラカードを没収するような野蛮な奴ですから、何も考えちゃいないだろうけど・・・&東京弁護士会からようやくご返事が・・・。澤弁護士についてなにもかも知ってたんだね。(2013.07.11)
- 企業も国民も一緒くたにした「年収150万円アップ」の絵空事。世間では、こういうのを「ペテン」と言います&東京弁護士会からフニャケタ回答&お子ちゃま市長が顧問弁護士を務めていた「現代の遊郭・飛田新地」潜入動画。(2013.06.06)
「東京電力」カテゴリの記事
- 東電が装置の取り付けミスでデブリ取り出しに失敗・・・こんな初歩的なミスをする企業に原発を扱う資格はない!!(2024.08.23)
- 「強い決意と覚悟の下、社長である私が先頭に立って対応に当たりたい」(小早川東電社長)・・・だったら、汚染水飲みながら、燃料デブリ取り出しで、原子炉内に突入したらどうだ!! (2023.08.25)
- 「汚染水」を「処理水」と言い募る新聞・TV・・・「処理水だから安全」のイメージ操作か!!&「海洋放出」以外の方法について政府もメディアもなぜ口をつぐむのか!!(2023.08.23)
- IAEAが福島第一原発の処理水の海洋放出計画について「国際的な安全基準に合致する」・・・でも、「この報告書は、その方針を推奨するものでも、支持するものでもない」ってなんのこっちゃ!!(2023.07.05)
- わずか3回の審理で東電の3悪人に無罪判決・・・電力幹部に原発事故の刑事責任はないなんて、天に唾する東京高裁!!(2023.01.19)
コメント