「無罪と無実は違う」(安倍)とか「有罪と断定できない無罪」(石破)とか、なんとまあ野蛮な世襲議員たちだろう。
桜井センリが亡くなって、やたら「孤独死」って言葉がワイドショーでは流れていたけど、一人暮らしの老人がひっそりと亡くなったからって、すべてをひっくるめて「孤独死」っ言い放つのはいいかげんにしたらどうだ。どんな思いで旅立ったかなんてことは、当の本人しかわからないことだし、それを「孤独死」だなんだって詮索するのは失礼ってもんだろう。「皆さんいろいろ言ってくれてるけど、なんとも穏やかな気持ちで三途の川渡りましたから、悪しからず」って、桜井センリは笑ってるかもよ・・・合掌。
で、昨日の昼のワイドショーは、桜井センリの訃報と年内解散がメインの話題で、見事に小沢一郎控訴審の無罪判決はスルー。NHKだけは昼のニュースのトップで報じていたけど、夕方のニュースなんか各局ともほとんどがその他のニュース扱い。なんでもかんでも小沢が悪いとあることないこと喚きたててた小沢狂想曲への反省の言葉も何もあったもんじゃない。テレビ朝日『スーパーJチャンネル』では、ヘビースモーカーの大谷君が、「強制起訴のあり方を考え直さないと、検察審査会そのものが冤罪を生み出すことにつながりかねない」てな意味のことをコメントしていたが、おい、ちょっと待てなのだ。確か、一審の無罪判決が出る直前の放送で、「罰金刑ということも裁判所は考えているかもしれませんね」って言い放ってたのはどこのどいつだっけね。そりよりもなによりも、まずはメディアの一員として小沢狂想曲に加担した自らを恥じるべきでしょう。
自分たちの扇動報道を棚に上げて、事ここに至っても「誠司とカネ」じゃなかった「政治とカネ」をネチネチと論じる朝日新聞のクソみたいな社説もあったけど、ボクちゃんお腹痛いのシンゾーと娘が東電のアンポンタン石破のコメントってのも噴飯モノでした。
「国民は無罪と無実は別と思っている」(安倍晋三)
「有罪と断定できないという意味での無罪だったと思う」(石破茂)
まずは、「無罪と無実は違う」ってやつだが、布川事件で再審無罪となった桜井さんがこう語っている。「無罪判決が出ると、『あいつら、うまくやりやがって』という意識のひとが出るんですね。世の中って怖いですからね」。まんま、シンゾーに投げつけてやりたいね。そして、アンポンタンの「有罪と断定できないという意味での無罪だったと思う」ってのは、司法判断への政治家のコメントとしてはサイテーのものです。そもそも、裁判における「無罪」というのは、「有罪とするに足る理由」がないから「無罪」なんですね。つまり、すべての無罪判決といのは「有罪と判断できない」からなんです。それのどこが悪いってことです。アンポンタンの「有罪と断定できないという意味での無罪」ってのは、おそらく「黒に近いグレー」ってことが言いたいんだろうけど、こんなことが通用しちまったら、ひとたび嫌疑をかけられたら無罪判決が出ようが一生「有罪の可能性」を追求されるってことになっちまう。こんな恐ろしい発言はないだろう。布川事件の桜井さんが、敢えて国家賠償請求訴訟を起こしたのも、「警察と検察はいまだに有罪だと言っている」からなんだよね。小沢一郎は、シンゾーとアンポンタンの発言を、恐れながらと人権侵害で訴えてやればいい。
東京新聞社説は、今回の無罪判決に、「検察が暴走したら、どう食い止めるのか・・・。根源的な問いも、この事件は投げかけている」と書くが、「メディア」が抜けてるよ。それを書くなら、「検察とメディアが暴走したら・・・」でしょ。
最後に、レイシスト石原の新党が「太陽の党」だって・・・爆発か、プッ!
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コメント
ブログ「人類猫化計画」様に書いたコメントのコピペです。すみません。
私は東京新聞を汚いと思う。
原発報道に関してここだけが救いだったし、唯一金を出して読みたい新聞ではあるが。
ミッションはすでに終わったのだ。
「小沢は政治の舞台から消す」というアメリカの命令。
ここに対しては、東京新聞も他の腐れマスゴミと何ら違いはなかった。
私はその都度「東京新聞でさへこれだもの・・・」とため息をついてきた。
反省すべきというよりも、この国の混迷に手を貸してきたマスゴミの一員としてまず贖罪すべきじゃないか?
一面で小沢を大叩きして、最終面で小さくこの事件そのもののめちゃくちゃを嘆くというやり方は情けなかったです。
私は東京新聞を信頼したかったけれども、出来なかった。
今後、メディアがどう変わっていくのか?
唯一信頼したいというか、お金を出して読んでみたいと思う「東京新聞」が、どんな姿勢でいくのか?
冤罪事件に加担した日本の総メディア・・・この罪は重い。
2012/11/13(火) 18:28:09 | URL | kappa #.zfh79b6[ 編集]
投稿: kappa | 2012年11月13日 (火) 18時43分