住居侵入、暴行傷害、器物破損。それでも、「身柄の引渡しを求めるような凶悪事件ではない」って、沖縄県警はよくもまあぬけぬけと言えたものだ。
住居侵入した沖縄の基地外米兵を沖縄県警が任意で事情聴取したそうで、当の本人は「酔っ払って覚えてない」ってシラを切ってるようだ。で、沖縄県警はというと、「身柄の引き渡しを求めるような凶悪事件とは判断していない」から、「任意で捜査し書類送検する見通し」なんだとか。いやんなっちゃうね。酔っ払って夜中に人様の家に踏み込んで、子供を殴ってケガさせたあげくに、テレビをぶち壊して窓を蹴破って逃走を図ったことのどこが凶悪事件ではないってなるんでしょう。家宅侵入、暴行傷害、器物破損、家のものを何か持ち逃げしてれば押し込み強盗と判断されても文句は言えない、立派な凶悪犯罪だと思うけどね。
古い話で恐縮ですが、かつて寺山修司は取材中にアパートの敷地内に無断で踏み込んだってだけで、住居侵入で逮捕されて略式起訴されたことがあったけど(確か、のぞき現行犯ってことで面白おかしく報道されたっけ)、それに比べれば基地外米兵の行為ははるかに悪辣だし、凶悪だ。なのに、お咎めなしってことになったら、そりゃあ、沖縄では何でもありってことで、これからも米兵の乱暴狼藉はなくならないことは確実です。おそらく、このままウヤムヤになって事件としても成立しないで、シャンシャン手拍子になっちゃうんだろうね。沖縄県警は、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」と毅然とした態度を貫いた傾城の心意気をなんと心得ているのでしょう・・・って、ちょっと違うか。
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コメント
たしか「新聞赤旗」かどこかのチラシをマンションにポスティングしていたら住居侵入ヅ逮捕、起訴された事件があったっけ。
投稿: 錦織 タケマサ | 2012年11月 7日 (水) 16時15分