「原発」をなくしたいなら投票へ行こう。「戦争をできる国」にしたくないなら声を上げよう。
昨夜のNHKBSのニュースは、「民主党が政権を維持するのか、自民・公明両党が政権を奪還するのか、第三極がどの程度議席を確保するのか、選挙後の『政権の枠組み』が焦点となる第46回衆議院選挙」と最後の最後まで争点ぼかしの報道を続けていた。でもね、今回の選挙は、「民主がダメだから自民」なんていう安易な選挙じゃないんだよね。これからのこの国の骨格をどうしていくのかという、実は戦後すぐの総選挙以来のとてつもなくプレッシャーのかかる選挙なのだ。
そもそも、この選挙ってのは、民自公の野合による消費税増税法案に対する国民投票の意味あいもあるものなんだね。だって、ノダメがさんざん喚いていたように、「消費税増税の信を国民に問う」ものなんだから。そしてまた、3.11後初めての国政選挙ということで、当然のごとく「原発」の是非も問われるってことなのだ。だから、争点というのは実はとてもシンブルで、「消費税」と「原発」が2大テーマで決まりなのだ。それを、新聞・TVは、「党が乱立して争点が見えなくなって、多くの有権者が迷っている」って雰囲気づくりに精を出すことで、意図的に有権者をミスリードしてきたとくろねこは睨んでいる。
そして、選挙戦に入ってから、調子づいた「電車の席を取り戻そう」のゲリピー・シンゾーや日没の太陽族のレイシストが「憲法」問題を仕掛けてきて、真昼間から公然と「国防軍」だの「徴兵制」だの「戦争するぞ」だの喚き散らし、まるで開戦前夜のような異様な雲が漂い始めてきたってわけです。これは、少なからず計算されていると思う。ゲリピー・シンゾーは、「(公約には)やれることしか書かないんです」って大見得切っていたけど、つまり政権に返り咲いた暁には「原発再稼働」するし、「改憲」して「戦争できる国」にするけど、その時には文句言いっこなしよ、ってことの布石なんですね、妄想するに。
「(ドイツ)国民が地獄を味わうのは当然の義務。われわれを(選挙で合法的に)選んだのは国民なのだから、最後まで付き合ってもらうさ」 (映画『ヒットラー最期の12日間』より)なんてことを、為政者にほざかせないために、今日は是非とも意思表明してほしい。「原発」「消費税」「憲法」・・・これからのこの国をどうデザインしていくのか、その方向性がこの3つのキーワードにあるのだから、若者よ、投票に行くのだ。そして、声を上げてほしい。でないと、いつの日か、戦場へ引きずり出されるぞ・・・君たちではないとしても、君たちの子供たちが! そして、ひとりでも多くのリベラルな政治家を国会に送り出して欲しい。それは、僕たちの子どもたちの将来にツケを残さないために、今できる唯一のことなのだから・・・。
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