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2012年12月31日 (月)

福島第一原発がいまだ危機的状態だというのに、「原発新設」を口にする愚か者。おかげで、怒りにふるえる大晦日ではありますが、皆様、良いお年を!

 美輪明宏が今夜の紅白で『ヨイトマケの唄』を歌うとか。ああ、銀座『銀巴里』が懐かしい。あの頃は、まだ丸山明宏だったような・・・。

 そんな郷愁にちょっぴりひたりつつ新聞開けば、腹痛ボクちゃん・シンゾーが、TBSの番組で「原発新設容認発言」の記事が飛び込んできた。なんてこったい。調子に乗るのもいいかげんにしやがれってんだ。

 「新たにつくっていく原発は、40年前の古いもの、事故を起こした(東京電力)福島第1原発のものとは全然違う。何が違うのかについて国民的な理解を得ながら、それは新規につくっていくことになるのだろう」ってなことぬかしてるんだが、発言内容よりもなによりも、原発新設なんてことは公約にはなかったよね。これじゃあ、民主党の消費税増税と同じじゃねえか。

 でもって、こんなこともかましてくれてます。「当面の電力需要にどう対応していくかが国民も不安なのだろう。だから、簡単に『脱原発』『卒原発』とやや言葉遊びに近い形で言ってのける人たちは(衆院選で)信用されなかったのだろう」だとさ。ははは、スゲーな、わずか20%程度の得票率で、しかも違憲状態の選挙だってのに、信任されたつもりでいやがんの。今回の選挙ってのは、民主党を政権から引き降ろすために仕方なく自民党に投票した有権者もいたわけで、「簡単に『脱原発』『卒原発』とやや言葉遊びに近い形で言ってのける人たちは(衆院選で)信用されなかったのだろう」なんてのはお門違いもはなはだしいし、これって「脱原発」を期待する民意への挑戦・挑発以外の何物でもないんでないかい。

<安倍首相>「国民的な理解を得て」…原発新増設に前向き

 この番組は実際に観ていたわけではないから、前後にどんな話の流れがあったのかはわかんないけど、こうした発言がシンゾーの口から飛び出した時、インタビュアーはどんなリアクションをしたんだろう。そっちにも興味があるなあ。なんの反論もせずに、唯々諾々と腹痛ソーリの与太を拝聴してたんだろうか。

 そもそもからして、原発の安全性に一切の配慮をしてこなかった、いわば福島第一原発事故の元凶のひとりでもあるこんな男に、原発をいじらせてはいけないんであって、もう一度ソーリ時代のトンデモ答弁をおさらいして今年のすす払いとしたいと思います。

吉井英勝:冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
吉井英勝:冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
吉井英勝:原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

 来年がどんなに年になるにせよ、その責任の一端は一般大衆・労働者諸君である自分自身にもあるのだということを肝に銘じて、皆様、来年もよろしくお願いします。そして、良いお年を。

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