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2012年12月17日 (月)

「原発維持」「消費税増税」「改憲」・・・悪魔が来たりて笛を吹くことにならなければいいが。

 予想されていたとはいえ、自民292、公明30、維新52という数字を突きつけられると、改めて暗澹たる思いがしてくる冷たい雨がそぼふる月曜の朝である。

 59.26%という戦後最低の投票率にも助けられたとはいえ、自公で3分の2の議席を確保。ここに維新が加われば怖いものなしという絶対的多数を与えたという事実が重くののしかかる。新聞・TVは、「敵失だ」「民主のオウンゴールだ」、だから「ここは謙虚に国民の声に耳を傾けなくてはいけない」とおためごかしを言ってるが、甘く見ないほうがいい。3党併せれば3分の2以上の「数」を与えたことは事実なのだから。

 早速のところ、ゲリピー・シンゾーは「96条改正に最初に取りかかりたい。維新にも理解してもらっている」と昨夜のTVのインタビューに答えていたように、やる気満々なんだね。必ず、動いてきますよ。最初はソロリとだろうけど、来年の参議院選挙の結果では雪崩を打って「改憲」に突き進むことも十分に予測できるのだ。

 そして、なによりも、「原発ゼロ」は確実に見直され、続々と原発が再稼働を始めるに違いない。選挙前は慎重な態度を装っていたが、TPPだって、財界の意向をくんでいずれ参加に向けて党内調整が始まるはずだ。テレビ朝日『選挙ステーション』で、政局ゴロの田崎史郎が「TPP参加を早く表明することです」ってぬかしていたが、そういう方向でもう動き出しているってことなんだろうね。でなけりゃ、唐突にこんなことを田崎ごときが口走るわけがありません。「それはちょっと話が違いますね」なんて意味のことを古館君は憮然とした表情でコメントしてたが、時既に遅しなんですね。

 3年間の野党生活で、右翼政党に変貌した自民党は、派閥争いが政権交代を意味していた時代の批判勢力を内包して微妙にバランスのとれていた政党とは違うからね。たとえば、その政治的スタンスはとても賛同できはしないものの、「戦争はしちゃいかん」という確固たる信念はくろねことも共通のものがあった後藤田正晴なんて政治家もいたんだよね。でも、いまの自民党は、そのタガがはずれつつあるからまずいのだ。

 いずれにしても、結果としては、「原発維持」「消費税増税」「改憲」を民意が選んだってことになったんだから、これからの日本は果たしてどこへ向っていこうとするんでしょうか。違憲状態の選挙の結果がこれだもんな、やってられないやね、ったく。

 で、昨夜は、選挙速報のさなかに追い討ちをかけるように、大先輩の編集者であり、ブルータス時代のフリーの頭領だったT・Hさんの訃報が飛び込んできた。昨年の夏にガンが見つかり、闘病記なども出版して闘ってきたのだが、ついに力つきてしまった。先月の末に、しばらくブログを休止しますと報告があり、今度も検査で入院かなと思っていたのだが、まさかこんなことに・・・。入院前に、古本屋で役立ててくれと、整理中の蔵書をダンボールに入れて送ってくれたのが、まさか形見分けみたいなことになるとは・・・。選挙のことをとても気にしていたのに、その当日に亡くなるとは、なんとも悔しい。どうか安らかに・・・・合掌!

 T・Hさんの編集者としての足跡を↓サイトで是非ご覧ください。雑誌は編集者のおもちゃ箱だということがよくわかる。

荒川テラノ座 「仕事の本棚」

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