杉並区の待機児童問題は、この国の少子化対策がいかにお粗末かの象徴です&東電へ強制捜査を・・・告発団が東京地検に上申書提出
杉並区の待機児童問題は、認可保育所の募集人員枠を水増しすることで、とりあえず急場をしのぐという格好になったけど、そもそも待機児童という存在そのものがおかしな話なのだ。しかも、杉並区の場合は、認可外の施設に入所した子供は待機児童ということにはならないので、都内でも待機児童の少ない区として、若いお母さんたちには人気があって、わざわざ転入してきたひとたちもいたってんだから、なんとも罪が重い。
とはいえ、待機児童ってのは、区だけで解決できるものでもないわけで、獅子頭・猪瀬君がのたまっているように、「国に原因」があることは間違いない。少子化って言いながら、認可保育所に入りたくても入れない子供たちが存在するってことは、これまで子育てについて行政が真剣に取り組んでこなかったかの証明でもあるんですね。
いかに子育てしやすい社会システムにしていくかというのが少子化を解決するとっかかりになるはずなのに、認可保育所ひとつ満足に整備できてないんだから、ま、国のやってることなんか推して知るべしです。だいたい、少子化担当大臣ってやつの顔ぶれ見てれば、この国がいかに少子化問題を疎かにしていてるかわかろうってもんです。福島における子供の被曝を放置しているのだって、そうした行政の怠慢の延長線上にあるわけで、これじゃあ、若いカップルに子供作れってせっついたところで、到底その気になんかなれるわけありません。我が家のドラ娘も、3.11以降、子供ほしいって言わなくなったもんなあ。
福島の子供たちの被曝と言えば、その元凶は東電なわけだけど、東電を告発している被災者たちが強制捜査を求めて東京地検に上申書を提出したってね。上申書出されるなんて、東京地検もみっともないこってす。本来なら、被災者が立ち上がる前に、検察が独自で捜査に乗り出さなくちゃいけないんだよね。ユッケで食中毒起した焼肉屋には有無を言わさず強制捜査に着手したくせに、東電はほったらかしだったんだから、これもまた怠慢以外のなにものでもありません。3月には起訴するかどうか決めるって言ってるけど、果たしてどうなることやら。
とうわけで、なんと本日はくろねこの誕生日なのであります。めでたさも中くらいなりおらが春、ってなわけで、お後がよろしいようで。
| 固定リンク
« 農業を守ることがTPPにおける「聖域」だなんて、アホぬかせだね。医療は、金融は、保険はどうよ。木だけじゃなくて森も見ないと、国を売ることになりますよ。 | トップページ | TPPだけじゃなく、原発維持・推進も、辺野古移設も、なにもかもアメリカの言い分丸呑みしちゃって、さすが売国政治家の面目躍如といったところです。 »
「東京電力」カテゴリの記事
- わずか3回の審理で東電の3悪人に無罪判決・・・電力幹部に原発事故の刑事責任はないなんて、天に唾する東京高裁!!(2023.01.19)
- 「春から夏」に放射能汚染処理水の海洋放出を決定・・・海はつながっている。世界中に放射能汚染水を垂れ流すつもりか!!(2023.01.14)
- 自民党改憲草案と統一教会系反共団体・勝共連合の運動方針がピタリと一致・・・一心同体ってことか!!&東京地裁が東電旧経営陣に13兆円の賠償命令!!(2022.07.14)
- 「電力需給逼迫警報」を煽りまくる先にあるのは「だから原発」のプロパガンダ!! (2022.03.23)
- 東電三悪人に無罪の不当判決!!&判決の日の朝、ペテン総理は最高裁長官と面談の怪!!(2019.09.20)
「少子化」カテゴリの記事
- 「子ども予算倍増は数字ありきではない」(岸田文雄)・・・「GDP比2%の倍増」って言ってたのは嘘だったのね!(2023.02.28)
- 「育休中に学び直し」(岸田文雄)だとさ・・・これだけ育児を舐めてるから息子が公用車で観光しちまうようになるのだ。(2023.01.29)
- 少子化対策の財源について「将来の消費税も含めて議論をしなければならない」(甘利明)・・・「異次元の少子化対策」は「消費税増税」だった!? (2023.01.06)
- 「異次元の少子化対策に挑戦」(岸田文雄)・・・子育て・教育の無償化をしてから言え!!(2023.01.05)
- 不妊治療保険適用拡大に続いて新婚世帯に最大60万円の補助・・・木を見て森を見ない小手先の少子化対策!&産経新聞が「桜を見る会」再調査の正論!!(2020.09.21)
コメント
私の住んでる松本市郊外の地区では保育所の待機児童はいないようです。(他の地区についてはしりませんが)
働いていないいわゆる専業主婦の家庭の子でも希望すれば入れるようで、我家の周りでも、みんな保育園に通ってます。
で、地区には保育園が2ケ所、小学校が1校、中学校が1校。
つまり保育園から中学卒業までzzzzzズーっと一緒。私のように小学校で4回、中学校で3回、転校を経験している人間から見ると、ズーっと一緒ってシンドクないか?とも思うのですが。
まー田舎ではこういうのは当たり前で、竹馬の友っていうんですか、60過ぎた年寄り同士が「○○ちゃん」「△△ちゃん」と呼び合ってるのを見るとよそ者の私としたらチョットうらやましくもあります。
しかしだんだんそういう繋がりも希薄になって行くんでしょうね。
ところでお誕生日おめでとうございます。
私は2月27日です(便乗して申し訳ない)。くろねこさんにはなんか波長が合うなと思っていましたが、同じうお座でしたか。
投稿: こなつ | 2013年2月23日 (土) 12時41分